赤ちゃんの運動技能を刺激する方法
小さいときから赤ちゃんの運動技能を刺激することで、精神運動の発達を促すこともできます。精神運動の発達は、赤ちゃんが目を開けて世界を見たその瞬間から始まります。しかし、すべての段階における発達が同時に起こるわけではありません。
手を挙げたり、ベッドで寝返りをうったり、はいはいしたり、ものを拾い上げそれをひっくり返したり、歩いたりするのが他の子よりも早いという子はたくさんいます。では赤ちゃんの運動技能はどうやって刺激することができるのでしょうか。答えはシンプルです。運動をすればよいのです。
赤ちゃんの運動技能を刺激するエクササイズ
お子さんはそれぞれのステージを自分のやり方で進んでいきますが、お子さんの動きのコントロールを目覚めさせ、上手にするエクササイズもあるのです。
では、赤ちゃんの運動技能を刺激するエクササイズについて説明していこうと思います。
頭のコントロールへの刺激
赤ちゃんが頭を持ち上げさまざまな方向に動かすのを促進するためには、硬い表面の場所に優しくうつ伏せで寝かせます。そして、両手を優しく小さな頭に添え、右、正面、左と動かします。反対方向にも同じエクササイズを繰り返し行います。
他の練習方法としては、うつぶせにして、明るい色の様々なおもちゃを頭の左右に置くのもよいでしょう。色は赤ちゃんの注意を引くので、それをよく見ようと赤ちゃんは頭を上げようとします。
どちらの刺激も、頭のコントロールに加えて背中も強くし、赤ちゃんに上腕の存在に気付かせるきっかけにもなります。
寝返りのための刺激
他にも赤ちゃんが乗り越えなければならないステップに、寝返りがあります。これができるようになるには、うつぶせでも仰向けでもいいのでベビーベッドに赤ちゃんを寝かし、頭を動かし、腕を持ち上げ、足をクロスして自分の身体をひっくり返さなければなりません。
これは赤ちゃんの人生で初めてさまざまな動きを組み合わせたエクササイズになるので、ある程度難しいものです。しかし練習すればやり方がわかって、完全にマスターできるようになるでしょう。
この前の段階と同じように明るい色の物体を赤ちゃんの近くに置きます。 赤ちゃんが自分のまわりにあるおもちゃを取ろうとして寝返りをしようとするのです。
座るための刺激
座る練習をするときは、硬い表面の場所にお子さんを仰向けで寝かせ、手を握り座る姿勢になるまで少しずつ上体を持ち上げていきます。
この段階では、赤ちゃんはバランスをとることを学ばなければなりません。ですので、赤ちゃんを座らせ腰を支えてあげましょう。これにより上体、首、背中の筋肉を鍛えらることができます。
はいはいのための刺激
子どもがはいはいをする方法はさまざまです。型にはまった、四つん這いができないという子もいます。しかし、床をはいはいするスピードはとても速く、車の運転のような仕組みで、足を常に前で動かすのです。
どんな態勢であろうと、はいはいは大きな進歩です。まずはマットレスの上で、その後は床で四つん這いではいはいできるように促してあげます。
まず、床などの硬い表面の場所に赤ちゃんを座らせます。指先に届きそうなところにおもちゃをいくつか置きます。すぐにそれをつかもうとして、前のめりになって頑張るようになります。
はいはいをすることで子どもは身体のコントロールができるようになり始め、自分の住んでいる場所を探検するために家の中を動き回るようになります。
歩くための刺激
お子さんがはいはいをマスターしたら、少しずつそのスキルはなくなっていき、今度は立ち上がって家のデコレーションや家具に手を届かせようとしていることに気が付きます。
アドバイスはというと、前の段階でしたのと同じように、お子さんの好奇心をいかして明るい色の物体を頭よりも上にもってきます。お子さんが物体に手を届かせ、立ち上がってあなたの手から取れるように言葉でも励ましてあげましょう。
お子さんが立ち上がりバランスが取れるようになったら、始めの一歩を踏み出す準備ができました。
この目標を達成するには、お子さんの手をとってあげ、自分はお子さんの背後に立ち、歩くときにするような順番でつま先でお子さんのかかとを押してあげることをお勧めします。
足を交互に前に出すときに「いち、に、いち、に、いち、に」と数えてあげてもいいですね。これは驚くほどに赤ちゃんが頻繁にやりたがる効果的なテクニックです。ですので、赤ちゃんはあっという間に歩き始めますよ。
生まれてから最初の数年は、人間は自分を形作り、自分の周りの世界に適応するためスキルを習得していきます。同じように、これらのスキルはそのほかのより洗練された能力への入り口でもあるのです。
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