赤ちゃんにうつ伏せを練習させる効果とは?

2018年6月2日

赤ちゃんを夜寝かせる時、仰向けにするのが大事というのは、昔から言われてきました。それは、乳幼児突然死症候群(SIDS)を予防するためです。しかし起きている間に、顔を下に向けるうつ伏せの姿勢をする利点もいくつかあります。

ここでは、ママの皆さんに納得のいく、うつ伏せの3つのメリットをご紹介します。そしてママも赤ちゃんも一緒に簡単に楽しめる実用的なアドバイスもどうぞ。

赤ちゃんにうつ伏せを練習させる効果とは?

1.運動機能の発達

お腹を下にする時間を持つと、赤ちゃんのバランス感覚が発達し、視覚聴覚も刺激されます。

うつ伏せの姿勢は、頭、首、肩、背中の筋肉を鍛えます。これらは全て毎日の生活で、座る、起き上がる、はいはいする、などの動きに必要な訓練となります。

生後一ヵ月の間、赤ちゃんは自分の身体の動きについて知り、それを自分で操作する方法を学んでいきます。その結果、赤ちゃんは寝返りを打ち、座り、はいずり歩きをするのに必要な肉体技術を体得するのです。

赤ちゃんがベビーシートなど、あまり動きのとれない場所に長時間束縛されていると、運動できません。

さらに、いつも寝た状態でいる赤ちゃんには、天井と脇にあるものしか視界に入りません。

それに対して、うつ伏せの赤ちゃんは頭を持ち上げて、周りに見えるあらゆる物に目を向け始めます。

赤ちゃんのうつ伏せ

2.正常な頭部発達

乳幼児突然死症候群の予防キャンペーンで仰向け寝を奨励した結果、頭蓋変形症(斜頭症や絶壁頭)が増加しました。

なぜかというと、赤ちゃんは少々の外傷にも耐えられるようにするため、まだ頭蓋骨がしっかり固まっていません。それで、ある一定の体勢を長い時間保つと頭が変形してしまうのです。

赤ちゃんは椅子やプレイヤードに置かれ、長時間仰向けに寝ることが多くなりがちです。それが後頭部を平らにしてしまう原因になっています。

そこで赤ちゃんが起きて遊んでいる昼間は、できるだけうつ伏せにしてあげなければなりません。

3.ソーシャル・スキルの発達

赤ちゃんをうつ伏せにさせると、ソーシャル・スキルにも影響します。対人との感情を理解し、問題解決、学習や対応能力にもつながります。

腹ばいになった赤ちゃんは、周りの様子を注意深く観察して、自分の環境を上手に認知します。

そして、周囲にあるものすべてと関わりながら、常に刺激を受けることができます。

うつ伏せの赤ちゃんは頭を持ち上げて、周囲のものを見始めます。

赤ちゃんにうつ伏せを練習させる方法

赤ちゃんのタミータイムをどう始めていいのか分からない場合、またはあなたの赤ちゃんがうつ伏せの体勢を気に入らないようであれば、以下の実用的なアドバイスを参考にしてください。

0~2か月の赤ちゃん

タオルケットの上で赤ちゃんをうつ伏せにしてみましょう。頭を上げることができない場合は、背中の低い位置に手を置いて、軽く重力をかけてみます。それでも顔を上げない時は、丸めたタオルを胸部の下、あるいは脚の上に置いてみてください。

もう1つの良い方法は、赤ちゃんを自分の胸の上に置いてみましょう。そうすると、赤ちゃんは安心して、顔を上げてママの顔を見ようとします。

この練習で赤ちゃんは首すわりが良くなり、身体の上半身が強化されます。

赤ちゃんのうつ伏せ2

3~5か月の赤ちゃん

背中と首がしっかりしてきて、赤ちゃんは上腕で身体を支えられるようになります。ママも一緒におもちゃや鏡など使って、赤ちゃんの体重を移動させたり、腕を伸ばして届こうとする動きを刺激してあげましょう。

これで目の高さにある環境にふれあい刺激を受け、それに反応するようになります。

筋力がついてくると、おもちゃをつかもうとを伸ばして、腕で身体を持ち上げ始めます。これがお座りやはいはいの準備になるのです。

赤ちゃんがうつ伏せの練習をすると、頭、首、肩、背中の筋肉が強化されます。

6~9か月の赤ちゃん

もう赤ちゃんは力がついてきたので、腰の辺りで持ち上げてあげて、「飛行機」のものまね遊びができます。他にも、大人の曲げた脚の上に赤ちゃんを乗せて支えた状態で、上下に動かす方法もあります。

この練習で赤ちゃんの身体全体の訓練になります。当然、はいはいの準備運動となり、上手に周囲を探索し始めます。

大事なのは、毎日赤ちゃんと一緒にうつ伏せの練習を習慣づけることです。赤ちゃんの成長を応援しましょう。

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