赤ちゃんにとって大事な栄養素:鉄分

2018年5月31日

赤ちゃんにとって大事な栄養素である鉄分は、成長期によく問題となる貧血などの病気を防いでくれます。

特に生後12か月までの赤ちゃんには欠かせないミネラルです。

米国医学研究所によると、6か月から12か月の乳児は11 ㎎の鉄分を、12か月から36か月の幼児は7 ㎎の鉄分を摂取するように勧められています。

今回は赤ちゃんの食事に鉄分を増やすのに、より効果のある食品をご紹介します。

鉄分の多い食品

赤ちゃんの離乳食が始まると鉄分摂取が大事なので、このミネラルを含む食材を使って鉄分を補給してあげましょう。

赤ちゃん栄養摂取のおすすめ

  • 鉄分の少ない牛乳、ヤギのミルク、豆乳などの乳製品は避けた方が良いでしょう。
  • 鉄分の吸収を阻害する食べ物は取り過ぎないように気を付けましょう。植物繊維、カルシウム、シュウ酸、フィチン酸、リン酸は、必要以上に接収しない方が良いです。
  • 6か月を過ぎた頃から、肉や魚をピューレにして少しずつ与えることが重要です。
  • 赤ちゃんにビタミンCを多く含む食品をあげることで、鉄の吸収を促します。
鉄分を含む食事

  • 赤ちゃんの一日のミルク摂取量は500 ㎖にしましょう。
  • グリーンピース、ほうれん草、ブロッコリー、カリフラワー、ビートなどで作った、野菜ピューレは、赤ちゃんに最適です。

ミネラルの中でも鉄分は、牛肉、鶏肉、魚に多く含まれます。

赤ちゃんの鉄分不足が及ぼす悪影響とは

赤ちゃんの食事が鉄分不足の場合、特に危険なのは貧血です。他にも赤ちゃんの健康を害する病気がいくつかあります。

  • 潜在性鉄欠乏症:身体の貯蔵された鉄が足りなくなります。
  • 鉄不足の貧血:造血障害を起こすこともあります。
  • 鉄不足:体内を流れる血液中の鉄分が減少します。
  • 脳細胞の神経伝達物質生成の機能低下により、精神および運動発達が阻害されます。
  • 記憶力と学習機能にも影響します

鉄分は赤血球内のヘモグロビン(血色素)の一部として、肺組織に酸素を運ぶ役割がある。

鉄分を充分摂取する方法

生後4か月~6か月頃から鉄分不足防止のため、赤ちゃんの食事に鉄分などのミネラルを含む食べ物を与え、そして鉄分の吸収を促す食材を加え始めましょう。

世界保健機関によると、フォローアップミルクなど鉄分強化したものやサプリメント、鉄分の多い様々な食品で、子どもの食事を補強するようすすめています。

鉄分が吸収されやすくするためには、アスコルビン酸やクエン酸などを含む食材と組み合わせると良いでしょう。

オレンジなどのかんきつ類に含まれるビタミンCはとくに鉄分の吸収に効果があります。専門家によると、牛乳を飲み過ぎると、鉄分吸収を妨げる成分もあるので注意しましょう。

母乳は赤ちゃんに必要なミネラルを供給するのにとても理想的です。離乳の後はフォローアップミルクなどで、子どもが必要な鉄分を取るようにしましょう。

鉄分を強化したミルクで、バランスのとれた赤ちゃんの食事を確保できます

鉄分強化されたミルク

妊娠中も鉄分摂取を忘れずに

妊娠中に鉄分を取るのも必要不可欠です。鉄分で免疫力を上げ、身体を健康に保ちましょう。その他の利点は次の通りです。

  • 妊娠中は血液循環が活発なので、鉄分が増えるとヘモグロビンの合成を促します。
  • 鉄分は胎盤の発達に役立ちます。
  • 鉄分不足による貧血は、早産や低出生体重児につながります。

適量の鉄分を摂取することで、赤ちゃんは成長発達することを意識してください。

食事はとても大事で、必須ミネラルが欠乏すると健康を害する原因になります。

赤ちゃんの食事や栄養について心配であれば、小児科医に相談しましょう。

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