勉強のモチベーションを上げるための7つのアドバイス
勉強のモチベーションを高めてあげる方法は色々あります。一番良い方法は、子どもの内面にある何かを発見して学びたいと思う力を利用することです。
幼い子どもは、両親の行動を見てまねするものです。それが簡単に知識を身に付けるための準備であり、子どもはどんどん成長し続けます。
この持って生まれた才能を利用して、勉強するためのやる気を出すように指導できます。小学校に通う年齢のある段階で、子ども達はスポンジのように吸収力があると教師は気付くでしょう。子どもは周りにある情報を何でも取り入れます。
やる気があることは大人になってからも役立つことでしょう。やる気をというのは、どの専門職で成功するとしても重要な特性の一つとなります。
子どもがやる気を持って勉強し、小さい頃から色々学習することはとても重要です。この記事ではそのためのアドバイスをご紹介したいと思います。
勉強のモチベーションを上げるためのアドバイス
子どものモチベーションは非常に重要で、学校でベストを尽くし、学習のプロセスを楽しめるようになります。子どもが努力して勉強し、学習に専念するような環境作りを目指したいものです。
子どもがもっと頑張って、ポジティブな態度で勉強に臨むよう動機づけましょう。これで子どもは、複数の方法で問題解決する能力を備えるようになります。子どもの勉強のモチベーションを上げるには、一般的に次のような3つのガイドラインがあります。
ポジティブ強化
子どものやる気を出すには、何事にもポジティブな態度をもつように強化することです。親が認めてあげることが、子どもの達成感に対する一番のごほうびになります。
成績が良くて嬉しい、予想していたよりも断然難しかったのによく頑張った、大変なことを乗り越えて勉強した、などと子どもを褒めることで、子どもはその努力を繰り返してまた親を喜ばせたいと思うことでしょう。
子どもは親を喜ばせるのがとても好きなのです。子どもの努力を認識するのは、モチベーションを上げてもっと頑張ろうと思わせるのにとても良い方法です。
親が興味を示すことがモチベーションにつながる
子どもに話しかけて、何を学んでいるか把握しておきます。勉強に対する興味を示して、何か質問してみましょう。
子どもが学習していることを、実際の状況と結びつける方法を見つけることもできます。例えば子どもにレシートを見せて、買ったものと照らし合わせて確認してもらいます。子どもの年齢や学年を考慮して、他にも学校で習った知識を、実際に応用できるような作業をやってもらうこともできるでしょう。
成績が悪い時に応援する
子どもが試験に落ちたり、予想よりも成績が悪かったら、めげずに頑張るように元気づけましょう。悪い結果になった原因を突き止めて復習します。
子どもを怒ったり叱ったりしないで、むしろ解決法を探すようにしましょう。間違った所を理解できるように手伝って、難しい部分にはもっと時間をかけて勉強するようにします。
これまでに乗り越えてきたことを、思い出させてあげましょう。子どもに自信を持たせることはとても大事です。子どもを手伝うことを約束して、必ずできると信じていることを伝えましょう。
勉強のモチベーションを上げるための7つのアドバイス
子どもが勉強するためのモチベーションに役立つ、アドバイスについて見ていきましょう。
1.子どもに対して適切な期待をする
子どもというのは、親がどう見ているかをとても意識していて、同じように自分に期待するようになることを覚えておいてください。
親が子どもに成功して欲しいと願っていることを伝えましょう。これでかなり子どものモチベーションが上がります。親があまり期待していないと、子どもはそれに沿った結果しか出さなくなってしまいます。
子どもの能力に合わせた適切な期待を持って、どの科目が最も好きなのかについて話し合うのは良い方法です。そして子どもが一番好きな科目を探し出し、その科目には大きな期待を示すこともできます。
必要であれば、子どもの興味や才能を意識して、成長と共に、また状況の変化に合わせて、親の期待の内容を変えることができます。
2.子どものための目標設定
子どもが自分自身で目標を決めることは、最も重要なことです。これで子どものモチベーションが上がり、自分で決めた目標を達成できるよう応援しましょう。
紙に目標を書き留めて、子どもが毎日気付くように、自宅でよく見える場所に貼っておきます。それは具体的で、しかも測ることができる目標でなければいけません。
3.学校が大事だと示してやる気を出す
親が興味を持って教育に対する熱意を示すようにすると、子どもも同じような態度を持つようになるでしょう。
子どもの先生と面識を持ち、学校でボランティアをする、そして宿題をする適切な環境を整えて、子どもが受ける試験を把握しておきましょう。
子どもの各科目での宿題や課題を頭に入れておくと良いでしょう。
4.学校に対するポジティブな態度
親が子どもの宿題に興味を持っていることを知ると、子どもも同じような態度を取るでしょう。子どもは各自誰でも、勉強して学習するそれぞれの方法があります。子どもの学習スタイルを見つけ出すように手伝って、それを最大限利用できるようにします。
学校では3種類の学生タイプがいて、聴覚で学ぶタイプ、情報を読み取りグラフなどを分析する生徒、具体的に演習で学ぶ運動型の学生もいます。
5.子どもがやる気を出す言葉を使う
子どもを応援することはとても重要です。それは褒めるだけに比べて、もっとモチベーションが上がります。モチベーションは、子どもが自分についてポジティブな自己判断をしていることを示します。
子どもの努力を認めて応援すると、それを頑張って持続して次回はもっと良い結果を生むことになるでしょう。
6.家庭でも外でも学ぶように勧める
子どもが学ぶことは楽しいと思えるようにする必要があるのです。子どものモチベーションを上げて、学習はどこでもできて、楽しいことでも学ぶチャンスだと理解させましょう。
子どもが勉強している内容に合わせて美術館へ行く、または児童文学を読んだ後に同じ題材の映画を観る、などの例があります。
7.子どもの自尊心を強化する
子どもが自信を持てるようにすると、それがモチベーションとなり、逆境にも立ち向かえるようになるでしょう。
どんな問題でも解決できるようになるのは、自分の強さを信じているからです。もし何か間違ったとしても、それを学ぶチャンスだと解釈できるのです。
勉強のモチベーションを上げると、子どもの成績が上がる効果があるでしょう。さらに親の態度とサポートによって、子どもの将来にも同じ効果が見られます。
今回ご紹介した7つのアドバイスを実践して、ぜひ子育てに役立たせてください。
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