子どものお絵描きに表現される色の意味は何だろう?

2019年8月8日
子どものお絵描には、機嫌が悪い、恥ずかしい、思いやり、抑えられた怒りなどの感情が現れます。子どもが使う色が表す意味を見ていきましょう。

子どものお絵描きに表現されるを読み取る方法をご存知ですか? この記事では、子どもの行動や考え方を理解するのに役立つ方法をご紹介します。

心理学関連の専門家は、色と感情のつながりについて長年研究を続けています。人が色を選ぶときの好みというのは、その人の気持ちや感情と関係しています。

それぞれの文化において代表される色の概念や、伝統的な図像に出てくる色は、ここでは考慮しないでおきます。注目したいのは、子どもが使う色の違いによって、どんな行動や傾向がみられるかということです。

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さらに子どもが表現する形、筆跡の強さ、お絵描きに表現される物語などによって、子どもが何を考えているか分かります。色の選択も、明白に子どもの気持ちや言いたいことが現れてくるのです。子ども   お絵描き 色 意味

子どものお絵描きによく使われる色

クレヨンの箱に入っているため、よく使われる色は決まってきますが、子どもはよく何色か色を混ぜることが多いです。見方によっては、淡色系の色を混ぜる子どもは、落ち着いた感情を表現していると見て取れるので安心です。

一方子どもが強い色調を使っている場合は、活動的でエネルギーあふれる子どもが、攻撃性も含む激しい感情を持っていることが多いです。

この色は、落ち着いている、安定している、リラックスしている状態を表しています。静かで内気な子どもが好む色という場合が多いです。さらに想像力豊かで繊細な感覚を子どもに呼び起こします。

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専門家の推定では、青色を使う子どもは幼少期から自律性が発達する傾向があると見ています。そして子どもによっては、「おねしょ」をする夜尿症にかかりやすい事とも関連しているそうです。

鮮やかな色なので、子どもの注意を引くのが赤色です。この色は2種類の解釈ができます。

  • 子どもがいつも赤を使うようであれば、敵対心を持っている、または抑制された怒りを感じているかもしれません。
  • 適度に赤を使うのであれば、元気でエネルギッシュな状態を示します。

一般的な通説とは逆に、黒という色は否定的また暗い気分をいつも表す訳ではありません。これは子どもが自尊心や自信を持っていることを示しています。

黒を使うことに関して、子どもの筆跡をよく見てみましょう。もしとても黒かったとすると、また別の意味を表します。

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茶色

この色は責任感を表します。この色を選ぶ子どもは、ある意味まじめで慎重であると言えます。しかし茶色を使い過ぎの場合は、毎日の生活の忙しさに参っていることを示すこともあります。

黄色

黄色はエネルギー、力、喜び、社交性に似た意味を表します。幸せな子どもが選ぶ色です。さらに子どもらしい良い部分をすべて持ち合わせていることでしょう。しかしひんぱんに黄色でお絵描きをする場合は、権力者に対して反抗することもあり得ます。

緑ばかり使って描く場合は、怠慢さがあったり、また恥ずかしがり、気持ちを抑制していることを示します。それでも一般的に緑の意味は、希望、静穏、調和などを象徴しています。

この色は、子どもが何かしら憂うつ、不満足、落ち着かないと感じていることを表しています。紫と黄色を同時に使う場合、子どもはある種のプレッシャーを感じていて、精神的に圧倒されているのかもしれません。

最後にこれらの分析は、特に他の色も一緒に使われている時など、必ずしも解釈が正確ではないことをお伝えしておきます。

心理分析をしてもらうと、子どものお絵描きをきちんと評価して、正確で決定的な診断を下してもらえるでしょう。

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