共生バーンアウトってなに?家族関係に参ってしまうこと

15 2月, 2020
家族関係に参ってしまうということは、どんな家族にも起こりえることです。ですので、共生バーンアウトが起きないように、家族がある方法に従って互いを尊重し合うことが重要になるのです。

私たちが家と呼んでいる場所は、落ち着けて自分を理解してもらえる環境のことだと考えられています。しかし、家族が精神的に参ってしまい共生バーンアウトに苦しんでいる場合、家は容易に対立の場所へと化してしまうのです。

共生バーンアウト

家族で旅行を計画するときなどには、リラックスして家族で楽しい時間を過ごしたいという期待を抱きながらそれを行います。しかし、口喧嘩や意見の相違が起きて、怒りや緊張感が生まれ、家族への尊重ができなくなったりすることもよくあることです。

この共生バーンアウトは一緒に過ごす時間が増えたり、親密であることを強制したりすることからも起こります。

ガーゲン(1991)によれば、「飽和家族」と彼が呼んでいる現象が起こっているといいます。こういった家庭はもはや調和の源ではなく、異なる年齢や性別の人々が対立する場所になっているのです。

言い換えれば、共生バーンアウトや飽和家族とは、毎日の問題が家族に悪い影響を与え、それぞれが参ってしまうような状況なのです。

「互いに尊重し合うこととは、愛情に関してでさえ思慮分別を持ち謙虚になることであり、人生を共にするその人の自由をできる限り保つことを意味するのだ。」

-アンリ・フレデリック・アミエル-

共生バーンアウトを避けるには?

コミュニケーションと尊重

親子でコンスタントに、適切なコミュニケーションをとることが、家族としての生活には欠かせません。ヘルナンド・デュケはその著書“Cómo mejorar las relaciones familiares ”(『家族関係を改善するには』)の中で、補完的で相互的なサポートに基づいた家族関係の必要性を提唱しています。家族の一員それぞれが互いの一部だと感じる必要があるのです。

共生バーンアウト 家族

将来の誤解を避けるために、対話とアクティブリスニングを実践することが重要です。家族と話をしているときに、自分が言いたいことだけに集中してしまうことはとてもよくあることですからね。

しかし、それこそが私たちがやらないようにしなければならない習慣なのです。そうではなくて、他の人が言っていることに対して関心を示す努力をしなければならないのです。

また、家族に対する尊重について考える時、それは互いを受け入れ理解することだけを言っているのではありません。家においてはそれぞれの個人性も尊重する必要があります。

例えば、共有スペースを尊重しなければなりません。一般的に、こういったスペースをきちんとシェアしていないために対立が起こるのです。また寝室などのスペースにおいては、自分の趣味や個性を表現する権利を誰もが持っています。

さらに、尊重することはまた興味を持つことでもあります。つまり、子どもやパートナーをよりよく知ることに興味を示すということです。

家族としての生活を改善するために

  • 家族全員で計画を立てましょう。例えば旅行などの計画に家族全員が参加すれば、モチベーションも興味も大きく高まります。それによりあなたの立てる計画にも家族がより満足感を感じることになり、衝突や意見の食い違いを避けることができます。
  • チームとして動きましょう。例えば、家事を分担することは、子どもが小さい時から所属意識を高めるのに役立ちます。また、家での責任を感じることにもつながります。
  • 家族の会話や決定に子どもを参加させましょう。子どもにも自分の気持ちや意見を表現する機会を与えましょう。あなたが子どもの意見の価値を認め尊重してくれるということがわかると、子どもの自尊心は高まります。
  • 子どもに自分のことを決めさせましょう。責任感を強めるのに役立つだけでなく、子どもはあなたのことをより信頼するようになるでしょう。自分の部屋のコーディネートや着る服などは子どもに選ばせてあげるのです。
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結論

家族としての生活は、これまで以上に難しい課題になっています。ソーシャルメディアが所属意識の形成に大きな役割を持つようになり、それも家族の生活に多大なる影響を及ぼしています。

家族の関係はどんどん複雑になっており、うまく機能するようにするには尊重の気持ちとしっかりとしたコミュニケーションがカギになります。

さらに、子どもやパートナーはあなたからサポートがあることを感じる必要がありますが、それだけでは足りません。すべてが大切で価値のあるものである家族の一員であると感じる必要があります。それぞれがかけがえのない存在なのだと感じることが大切なのです。

  • Gergen, K. J. (1991). La familia saturada. Nueva York, Estados Unidos: Networker.
  • Duque, H. (2007). Cómo mejorar las relaciones familiares. Bogotá, Colombia: Sociedad de San Pablo.