赤ちゃんとの絆を深めるゴールデン・アワー

· 2018年7月14日

赤ちゃんとの絆は、出産のずっと前からでき始め、もちろんお母さんの外に出てからも続きます。その過程全てが重要なのです。女性がお母さんだと思い始めた最初の瞬間から、母親としての務めが始まるということを忘れないでおきましょう。

出産と、そのあとにやってくる瞬間はとても繊細なときです。これが、絆を深めるゴールデン・アワーです。これがどんな形でやってこようと、この時間がお母さんと赤ちゃんにずっと残るものを残し、その関係性の基礎となるのです。

このような瞬間は、両者の身体がプロラクチン、オキシトシン、ベータエンドルフィンで満たされます。これらの神経化学物質は、「愛の分子」として知られているものです。

普通の状況で考えてみましょう。まず起こることは一目ぼれです。お母さんは赤ちゃんが愛しくて仕方なくなります。一方、赤ちゃんはお母さんが最初のおうちで、お母さんのことを信じられると感じています。こうやって、お母さんと赤ちゃんの間の絆が形作られていくのです。

第一印象の大切さ:出産

最近まで、赤ちゃんが生まれるとすぐタオルでくるみ、お母さんに赤ちゃんを見せたら、保育器に連れて行ってしまうということが行われていました。新しいお母さんは、赤ちゃんと少しでも触れ合えたらラッキーだったのです。

これがお母さんの心臓の音を聞きながら、あったかくて、暗くて、心地いい子宮の中に40週いた赤ちゃんにはどういうことなのか想像してみてください。

出産後の処置は変化してきた

時が経ち、実は、お母さんの腕の中こそが最高の保育器なのだということに専門家は気づきました。お母さんが赤ちゃんと触れ合い、肌と肌が触れ合ってだっこすると、二人の間の愛の絆が強まるだけでなく、お母さんの皮膚にいる良い細菌が赤ちゃんにも移るため、免疫力を作る上でも良いスタートが切れるのです。

同じように、出産時のお父さんの存在の重要性も軽視できません。お父さんは、よりたくさん参加することで、より深く関わろうとします。ですので、お父さんが子どもの輝かしい誕生を目撃することが大切なのです。

身体的接触:新生児の発達のカギ

これまで見てきたように、妊娠中から出産までの絆が、お母さんと赤ちゃんの神経系、内分泌系、免疫力をつなげてくれます。これらは赤ちゃんの心理的・身体的健康のカギを握っているかもしれません。

学習の主な形の一つは、身体的な接触やふれあいを通して行われます。これが赤ちゃんが愛と信頼の力を発達させる方法なのです。この段階では、ふれあいや愛情を身振りで表すことを通して、私たちは本能的に最大限赤ちゃんに触れようとします。

これらの行動で、私たちの子どもに感情的知性の一番最初のレッスンをしているのです。自分たちが何をしているかわかっていなくても、子どもに心配することは何もなく、私たちが子どもを守り、常に安全を保っているということを伝えているのです。

触れ合うことで多くのことが赤ちゃんに伝わります

出産後に絆を深めるゴールデン・アワー

ほとんどの専門家が、出産後のいわゆる「ゴールデン・アワー」を尊重するよう、病院のスタッフに勧めています。これは、だれにも邪魔されることなくお母さんと赤ちゃんが最低でも1時間、肌と肌で触れ合うことを意味します。身体をきれいにし、測定し、テストをすることはほとんど後からで大丈夫なのです。

専門家によると、お母さんと赤ちゃんが肌と肌で触れ合うことで、新生児の呼吸と身体の中の酸素レベルを安定させることができるといいます。血糖と血圧も適切に維持できます。ストレスホルモンも下げ、泣いている赤ちゃんをなだめることもできるのです。

こういった接触をすることで授乳が始めやすくなります。お母さんの母乳が出やすくなり、赤ちゃんの低体温症のリスクも減らすことができます。

しかし、この肌と肌の触れ合いは、こういった生理学的プロセスを安定させコントロールするだけではありません。これはまた、絆を強め、お母さんと赤ちゃんの間のつながりを自然に強めるのに最高の時間でもあるのです。