妊娠13週目を迎えたあなたへ
13週目に入ると、お腹の中の赤ちゃんも新たなステージを迎えます。身長は6.5から10㎝になり、体重は13~20グラムになります。
顔は個性を持った形に変化していき、その他体全体の形も出来上がってきます。このように、13週目には、とても素晴らしい変化が始まるのです!
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赤ちゃんの目や耳の最終的な形が出来上がり、驚くべきことに、指紋はすでに存在しています。
臓器の構築に欠かせない脳は、赤ちゃんの体の中でも最も早く形成される部分の1つです。
この時点では、頭の大きさは胎児の体の半分を締めています。
その後、体の部分が成長し始め、適切にバランスの取れた体になっていきます。
生まれる時点での頭の大きさは、胎児の体の4分の1程度になっています。また、他にも胎児の体と機能に関する重要なプロセスが2つあります。
まずは、酸素を体全体の組織に送り込む役割のある血液細胞の生成です。
13週目あたりでは、血液細胞のほとんどは肝臓で作られます。これは子供や大人の体では骨髄内で行われます。
また免疫システムはすでに出来上がっています。外から侵入してくる異物から身を守るプロセスを始めているのです。
もちろん、まだ完璧に体を守れるわけではありません。さらに成熟し、外部からの脅威を知る必要があります。
この段階では、胎児の体に関する重要なプロセスが2つあります。
1つは、母体の抗体が赤ちゃんを感染から守ること。もう1つは、肝臓は胆汁を、すい臓はインスリンを、腎臓は尿を作り、羊水内の老廃物を排出することです。
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妊娠13週目:あなたの体はどう変化する?
12週あたりになると、特定の症状が治まり始めます。
女性によってはこの第2ステージを妊娠期間の「ハネムーン」ととらえます。妊婦であることをこれまで以上に楽しむことが出来るようになるためです。
この時期の体に見られる変化は以下のようなものがあります。
・吐き気、疲労感、無気力、めまいなど、時折感じることもありますが、ほどんどなくなります。活力が沸き、以前感じていたような常に寝不足のような感覚もなくなります。
・子宮が大きくなり始めます。
・腹部に締め付けるような痛みがあったり、腸の不具合を感じる場合もあります。専門家によると、妊娠すると筋肉が鈍くなり、胃や膀胱、腸の動きをコントロールするのが難しくなるそうです。
・上記と同じ理由で、腸の動きもスローダウンします。そのため消化が遅くなり、胃もたれやガス、便秘になったりします。
・粘液の生成が増加するので、鼻をかむ回数が増えるかもしれません。
診察
妊娠すると、エコーなどを使った診察が行われます。
厚生労働省が定めているエコーによる妊婦検診の標準回数は、妊娠初期から23週の間に2回、24から35週の間に1回、妊娠36週から出産の間に1回となっています。ですが、病院の方針や両親の希望、母親の体調や状況、赤ちゃんの発育状態によって異なります。
診察の回数は、初期のころに比べると一時的にですが、 頻度が 少なくなります。
胎児の成長を確認するため、月に1回の診察は必ず受けましょう。もちろん母体の不具合がある場合も診察は必要です。
妊娠13週目のヒント
まずは、着心地の良い服を手に入れましょう。お腹も大きくなってくるので、パンツなど徐々にきつくなり始めます。
きつい服や靴、重いジュエリーなどは避けてください。
大したことはないと思われるかもしれませんが、健康を害したり、不快感を招く場合もあります。
また吐き気やめまいが去った後の、フレッシュですっきりとした気分を楽しんでください。
パートナーと一緒に、楽しい時間を過ごしましょう。
素晴らしい妊娠期間を心ゆくまで味わってください!
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