ポジティブ行動のしつけ:子どもに伝えたい12の言葉
子どもの悪い行動ばかりで、両親は参ってしまうことがよくあります。このような状況では、つい怒鳴って叱るか、子どもにお仕置きをすることもあるでしょう。それには心の発達にダメージを与えるという結果もあるので、できればポジティブな行動を促す言葉を使う方が良いでしょう。
教育者や心理学者の理論には、お仕置きよりもずっと効果的な方法があり、子どもが悪い行動を繰り返さずに済みます。
今回紹介する言葉は子どもにポジティブな行動を勧めます。ぜひお見逃しなく、読み進んでみてください。
ポジティブな行動を促すために子どもに伝えたい言葉
何か(特定のお手伝い)をしたら(ごほうび)をあげる
悪い行動に体罰を与えるよりも、良い行動を強化する方がより効果的です。お子さんに一定の行動を続けて欲しいのであれば、それを強化する必要があります。ある行動を止めて欲しければ、お仕置きなどでそれを強化してはいけません。
ごほうびは何かものでなくても良いわけで、むしろ一緒に遊ぶ、公園に連れていく、映画を見に行く、自転車に乗る、自然を楽しむことなどは子どもが喜びます。
もっと上手くできるよね。
子どもが正しく行動できると信じている、と伝えることは重要です。
よく頑張ったね。
子どもの思い通りにならなかったとしても、何か努力して達成できたら褒めてあげましょう。次はもっと上手くいくように応援してあげると良いでしょう。
そんなことしているなら、もう話を聞かない。
子どもに怒鳴ったり、何が間違っているかを説明しても、その行動を強化するばかりです。それはネガティブな行動を取っていることに注目しているからなのです。そこであなたがその部屋から出る、または子どもに部屋から出るように言うなどして、ネガティブな行動に注目しないで済む状態にします。
嘘をつかずに、いつも正直に話す。
多くの子ども達は怒られるのが怖くて、または空想と現実の違いがわからずに嘘をつくことがあります。そこで子どもが正直であることを称賛しなければいけません。勇気を持って本当のことを言ったと褒めてあげるのです。
落ち着いたら、一緒に解決しよう。
時には子どもは気まぐれな行動を楽しみたいと思っているのに、そうさせてもらえずに泣くことがあります。その言いなりにならないように気を付けましょう。子どもが落ち着くように促し、別の方法を探しましょう。
ポジティブな行動を促すために子どもに伝えたい言葉(続き)
もう一度やってみよう!
子どもが何か上手くできない時は、できないという事に集中しないで、間違いを直す機会を与えてあげましょう。
大好き!
大好きで愛しているということを常に子ども達に伝えていると、子どもは自信を持ち、行動が良くなり、もっとポジティブになるでしょう。
前にこんなことがあったよね。覚えてる?
何かの作業ができなかったからといって子どもを叱ったり怒ったりしないで、もっとポジティブな方法を取る方が良いでしょう。前にできたことを思い出させて、今回もきっとできると応援しましょう。
間違いから学ぶことができる。
「だから言ったでしょう?」などと言わずに、子どもが自分で間違いに気付く方がいいですね。大人と同じように、子どもだって自分の間違いによって学ぶものです。
必要ならいつでも手伝うよ。
何か必要であれば、いつでも親からのサポートを受けることが可能だと伝えましょう。それを知っていると、子どもは困った時に頼れる場所があると安心します。
できると信じているからね。
これによって、子どもが何かしようとする時に必要な自信を持てるでしょう。そして達成するための努力をするという、やる気をおこします。
そんなつもりではなかったのよね。
(子どもにポジティブな行動を促す最後の言葉)
親が子どもを信じて信頼しているという理由から、子どもはもう二度とその行動をしなくなるでしょう。
さあ、子どもにポジティブな行動を促す言葉がわかった所で、後はそれを実践するだけです。子どもによく注意しながら良い行動を強化して、子どもが大好きであることと、誇らしいと思っていることを伝えてあげましょう。これらの言葉を毎日の生活に取り入れて、子どものポジティブな行動が見られるか試してみましょう。