【感情の客観視】気持ちの温度計を教室で使ってみよう!

子どもたちが自分の感情を理解し、表現する方法を教えるのに気持ちの温度計はとても便利な教材です。どのように使うか詳しく見ていきましょう。
【感情の客観視】気持ちの温度計を教室で使ってみよう!

最後の更新: 03 12月, 2020

生後一年目から情緒的知性に取り組むことは、子どもの適切な発達のために重要なことです。家庭でも学校でも、親や教師は子どもに自分の感情を認識し、表現し、理解することを教えなくてはいけません。幸いなことに、最近では気持ちの温度計といった感情に関する多くの教材が開発されています。

それでは、気持ちの温度計について、そして教室でどのように使っていくかをご紹介していきます。

 

大人になってからの成功の少なくとも8割は感情的知性(EI)に基づく。

―ダニエル・ゴールマン

気持ちの温度計:感情的知性を教える素晴らしいツール

気持ちの温度計は、とてもシンプルで視覚的な教育ツールです。小さい子どもでも、自分が感じている感情の強さが温度計に記された温度として表現されていることを理解できます。

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色分けされた温度計を使うことで、子どもたちは自分の心の状態を識別し、簡単なスケールに当てはめることができます。とても嬉しい、嬉しい、落ち着いている、緊張している、悲しい、怒っているという気持ちの状態を示すことができるのです。

このように、気持ちの温度計は基本的な感情について教室で学ぶ楽しく理想的な教材です。特に次のような場面で効果を発揮します。

  • 幼児教育
  • 小学校1年から
  • 口頭でのコミュニケーションや自分や他人の感情に気が付いたり表現したりすることが苦手な子ども(ASD-自閉症スペクトラム障害など)

教室で気持ちの温度計を使うには

まず、教室の見やすい場所に紙や段ボール紙に描いた温度計を用意します。そして、その隣に子どもたちが感じるであろう、あらゆる感情をはっきりと表した顔の絵や写真を並べます。

そして、これは特別な温度計であることを子どもに伝え、通常の温度を測る温度計とは違うことをしっかりと認識してもらいます。学校での一日を通して感じる感情を測定することを、次のステップで説明していきましょう。

ステップ

  • 教師の許可を得れば、授業中でも子どもたちはその時の感情を表現するために席から立ち上がり、気持ちの温度計がある場所まで行くことができるようにします。
  • 次に、その生徒は自分の感情を表した顔を温度計の上に置きます。温度が高いほど強い感情です。
  • そして教師は、適切であると判断した場合、生徒がなぜそのように感じているかをクラスに説明するように生徒に促します。

同様に、教師もこの気持ちの温度計を使うことができます。教師が模範となり、自分の感情を生徒に説明するのです。

心と感情に境界はない。感情、思考、学習は関連している。

―エリック・ジャンセン

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教室で気持ちの温度計を使うメリット

教室で気持ちの温度計を使うメリットには次のようなものがあります。

  • 自分の感情の状態を認識できる
  • その感情の原点を振り返ることができる
  • 自分の感情をコントロールできる
  • 相手の感情や気持ちを理解できる
  • 他人の発言をしっかりと聞ける
  • 共感力が養われる
  • 感情の状態は変化しやすく、一日を通して変化するということを理解できる
  • 感情に関する語彙を増やすことができる

このように、気持ちの温度計はシンプルな方法でありながらも、子ども自身や他人を理解する能力(対人関係知性)を高めることができます。つまり、自分や他人の感情を表現し、理解することの重要性を認識しながら成長することを可能にします。そして、これは子どもの誠実さや良心を育むための基礎的な要素でもあるのです。

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