就寝時のルーティーンを作ることの大切さをもう一度思い出して

時には、子どもは寝る時間は嫌な時間だと思うことがあります。毎晩お子さんと行うルーティーンを作ることで、この問題を上手に解決することができるかもしれません。
就寝時のルーティーンを作ることの大切さをもう一度思い出して
Elena Sanz Martín

によって書かれ、確認されています。 心理学者 Elena Sanz Martín.

最後の更新: 27 12月, 2022

子どもの就寝時間は一緒に心地いい時間を過ごすというよりはバトルになることの方が多いようです。しかし、就寝時のルーティーンを毎日子どもと繰り返すことで、このプロセスをやりやすくすることができます。

いつの間にか、寝る前の時間がお子さんと楽しめる落ち着いた平穏な時間になってくれますよ。

まだ寝たくない!

寝るのが嫌だと子どもが思うのにはたくさんの理由があります。寝たくないと言ってできるだけ寝るのを遅らせようとしますよね。しかし親にとっては我慢しがたいもので、なかなか言うことを聞かせることができません。

多くの子どもにとって、寝たくない理由は恐怖から来ています。 夜暗い中に独りになると、恐怖を感じていろいろな怖いことを想像してしまうのです。

また、元気がありすぎて落ち着くことができない場合もあります。子どもはもともとアクティブでエネルギーがたくさんある好奇心の塊です。動き回り、発見をし、忙しくしていることが楽しいのです。そのためリラックスしたり落ち着いたりするのが難しくなります。

就寝時 ルーティーン

あるいは、単純に親ともっと一緒に過ごしたいと思っている可能性もあります。 一方の親や両親が長時間仕事で不在のため、一日のほとんどの時間親に会うことができないという子どももたくさんいます。寝る時間になって親とまた離れてしまうのが嫌だと思うのも納得できます。

事前に考えておくべきこと

お子さんが良い睡眠習慣を身に着けるのに役立つ基本的なガイドランがありますのでご紹介します。

  • まず、子どもの就寝時間を親が決めます。そのために、子どもの年齢によって何時間睡眠が必要なのかを考慮に入れることが大切です。
  • 寝る前の時間をできるだけリラックスできて平穏なものにしましょう。また、寝る前の最低でも2時間はテレビなどをつけないのがベストです。
  • 寝ることとネガティブなイメージを子どもが結び付けないように最善を尽くしましょう。例えば悪い行いの罰として子どもに寝るように言うのは絶対にダメです。
  • お子さんに時間を前もって知らせましょう。寝る時間の15分前になったら、もうすぐ寝る時間だということを知らせます。そうすることで、子どもは今やっていることを終わらせ、スムーズに移行できるでしょう。

就寝時のルーティーンを作りましょう

毎晩同じように繰り返す一連の行動があると、子どもに安心感を与えることができます。また、それを習慣としてより自然に受け入れることができるのです。

就寝時のルーティーンには以下のようなものを取り入れることが欠かせないカギとなります。

  1. 就寝時間と起床時間を毎日同じ時間に維持すること。
  2. ルーティーンの一部としてやらなければならないことを含めること。例えば手を洗う、歯を磨く、次の日の荷物の準備をするなど。
  3. 子どもがリラックスできるような落ち着いた活動を行うこと。
  4. 子どもに触れ、寝る場所まで一緒に行くこと。

また、子どもが寝る場所が眠りやすい環境になっていることも確かめましょう。暗い照明、快適な温度、静かな音楽やいいにおいなどが合わさるととてもいいですね。

就寝時にするといいこと

では、お子さんの就寝時のルーティーンに組み込むべき習慣を見てみましょう。先ほど話したようなやるべきことに加えて、お子さんと毎晩できる落ち着いた活動をご提案したいと思います。

就寝時 ルーティーン
  • 本を読むこと。子どもはみんな物語を聞くのが大好きです。それによりイマジネーションが膨らむだけでなく、親から完全な注目を浴びていることで、自分には価値があり大切な存在なんだと子どもが感じることができるのです。あなたがお子さんに本を読んであげるのでも、お子さんがあなたに本を読むのでもどちらでも構いません。
  • ポジティブシンキングを促すこと。これはあらゆる恐怖に打ち勝つことを助け、楽観的な精神状態を作るのに役立ちます。寝る直前に、その日にあったいいことを思い出す時間を作ることをお勧めします。また、一緒に素敵なことをイメージする時間にしてもいいでしょう。
  • 活動レベルを減らす手伝いをすること。お子さんが寝る前に落ち着くのに苦労している場合は、シンプルなリラックステクニックが役に立つかもしれません。例えば、背中を撫でてあげたり、歌を歌いながら髪を触るなどです。目を閉じて階段を下りているイメージをするように言ってみてもいいでしょう。あなたの声で、一段一段想像上の階段を下りる手伝いをしてあげます。階段の一番下に着いたら、そこは柔らかくて心地いい枕がたくさんあるお部屋で、お子さんはそこでぐっすり眠りに着くことができるのです。

引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。



このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。