授業での理解力:それを確認する方法ってあるの?

23 2月, 2020
教師は限られた時間の中で、沢山の学習内容を教えなければいけません。生徒は言われたことを問題なく理解して、知識を保つことを期待されます。今回は授業での理解力を確認するのに有効な方法をご紹介していきます。
 

授業での最も基本的な教育目標の一つは、学習内容を生徒が理解しているかという点です。習っている内容を生徒が理解しているか評価するために、授業の理解力を確認する方法がいくつかあります。

この方法を使うと、テスト結果を待ちながら生徒が理解していることを願う必要がなくなります。教師が適切な指導をしたかどうか、そして内容が正しく理解されたかどうか、事前に知ることができるのです。

授業内容が説明された後、それが理解されたかどうかを評価するのに、一般的に試験という方法に頼っている点に問題は根付いています。テスト結果がどうであれ、教師はそのまま前に進んでいかなければなりません。

試験が行われた後で、生徒の弱点や誤解していた部分について、時間をかけて指導する教師は滅多にいません。その時点ではもう既に遅く、生徒はもう興味を失っていることもあるでしょう。そこで授業での理解力について考え直す必要があるのです。

生徒の理解に繋げるためには、単に内容を説明するだけでは充分ではありません。生徒の理解を追跡する必要があります。何か疑問があれば、生徒が嫌がってもその状況をコントロールしなければいけません。

理解力 授業
 

では、授業の理解力を最大限に伸ばすために便利な確認法を見ていきましょう。

「はい/いいえ」で答える質問を避ける

生徒達が「はい」か「いいえ」で答えることができる質問を避けるようにしましょう。それから「わかりましたか?」などという自由回答形式の質問も避けてください。このような質問に対して、概して生徒はただ「はい」と答えるだけでしょう。

その結果、後で生徒が混乱しているというような事態を招くことになりかねません。このような展開にならないようにするためにも、生徒が学習内容を理解しているかを確認するには、新たに習得した知識を使うような具体的な質問をする必要があります。

授業の理解力:生徒に考えさせる

授業最後の5分間を利用して、授業を振り返って習った内容について数行の文に書き出すよう指示します。それを収集し、書かれた内容をよく確認します。

さらに生徒に、習った課題、考え方、技術を、実用的な設定でどのように応用できるか説明してもらいましょう。

ハンドシグナルを利用する

授業内容を理解したかどうかを確認するもう一つの方法は、前もって決めた理解度を表すハンドシグナルを利用します。この方法は生徒側の参加意欲が必要で、教師が大勢の生徒の理解度を把握することができます。

例として、5本指全部開いて手を上げる、数本または1本だけの指を上げる等のハンドシグナルを設定しておきます。授業内容を完全に理解したら5本指を見せる、そして指の数に応じて理解度が下がっていき、1本指はあまりよく理解できなかったことを示します。

 

返答ポスター

この方法では、教室内に返答ポスターを設置して、授業を通してそれを活用します。既にある材料を使う(個々のボード、カード、紙)、または可能性のある返答が記載されたポスターでも良いでしょう。

このようなツールを使い、生徒たちのポスターの表示を見ることで、各生徒の返答を教師が容易に確認できます。例えば、内容全てを理解したら緑を表示して、部分的に理解した時はオレンジ色、そしてもっと勉強が必要な場合は赤で示すことができます。

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授業での理解力:ソクラテス・セミナー

ソクラテス・セミナーは思考を探求することで成り立ち、生徒の間で話し合いをする方法です。特定の文章を読解して分析することに基いたセミナーです。この方法は絵や歌やビデオを使って応用することも可能です。

生徒は選択された文章、絵、歌に関連した主な題材について、お互いに質問をします。これらの質問が話し合いを生み出し、それが次の質問や答えへと導かれます。

その結果、生徒は質問することを学び、特定の問題について自分なりの議論を勧めていくことができます。それによって主題に関する新たなレベルの理解力に達することができるでしょう。

 

 

まとめると、授業の理解力を確認する最も効果的な方法は、その内容を教えている間に確認することです。学習内容に関するテストを受けて、後から間違いや誤解に取り組んでも効果がありません。生徒はもう次のページへと進んでしまっているのです。

 
  • Carlos Lomas. Aprender a comunicar (se) en las aulas. 2003. Ágora digital 5.1.
  • Lorrie Shepard. La evaluación en el aula. 2006. Educational Mesasurement.