【発達過程】10歳~12歳に起こる5つの重要な変化とは

14 12月, 2020
10歳から12歳の間、子どもは常に成長し、変化し続けます。この年齢で何が起こるのか、詳しくご説明したいと思います。

10歳から12歳の間に、子どもは思春期を迎えます。つまり、重要で複雑な変化のある思春期に向けて認知的、社会的、そして心理的なレベルで成長します。今回は、これらの変化について詳しく見ていきましょう。

 

10歳~12歳に起こる5つの重要な変化

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1.仲間との関わり方に変化が現れる

幼少期には、遊びや楽しみのために友達は大切な存在ですが、10歳頃からは仲間との関係がより複雑になってきます。

10歳から12歳の間には、信頼のおけるグループを作る必要があるため、一緒に過ごす友達を変えていきます。共感でき、考え方や好み、趣味を共有できる人を見つけようとします。実際、この頃の友達グループは子どもにとっての基準となり、必要不可欠なサポートの源となるのです。家族よりも友達グループの方が重要になることもあります。

2.自立を求めるようになる

10歳になると、家庭や学校に関連した責任や義務を果たすのに十分な自律性を備えていますが、両親や教師の監視を必要とする場面がまだあります。

しかし、12歳になるとより大人になったように感じるため、自立を強く求めます。大人に監視されることなく、自分で決断し、自分で物事を行いたいと思うようになるのです。

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3.大きな身体的変化が生じる

10歳から12歳の間は、言うまでもなく、大きな身体的変化が起きる時期です。彼らの身体は、徐々に少年少女から男性、女性へと発達していきます。

この時期に起きる身体の成長の中でも特に顕著なのは次のようなものです。

  • 女子は胸が膨らんでくる
  • 初めての月経「初潮(初経)」が12歳ごろに来る
  • 男子はペニスや睾丸が大きくなる
  • 声のトーンや音色に変化が起こる
  • 陰毛、ひげ、脇毛が生えてくる
  • 肌が油っぽくベタつくようになる
  • 体重や身長に急激な変化が起こる
  • 発汗や体臭が増える

4.自分のアイデンティティや個性が確立し始める

10歳から12歳の子どもは、自分のアイデンティティと個性を確立し、自分というスタイルを見つけようと探求と実験のプロセスを始めます。自分の好み、趣味、興味、経験、考えなどに応じて、あらゆる選択肢を試していくのです。

また、このプロセスを通して自分の内面を見つめ、自己概念を常に見直すことで自尊心が高まっていきます

5.道徳的価値意識が芽生えてくる

10歳までの子どもの多くは、自分が行うことの理由を深く考えることはありません。大人の言うことは聞かなくてはいけないと思っているため、大人の決めたルールに従うのが一般的です。

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しかし、12歳頃になるとこれは変わります。他人と規範について話し、考え、交渉することを学ぶようになるからです。そのような過程で合意した規範は、大人や「権威」によって決められたわけではないため尊重される必要があると感じ、従うようになります。

さらに、この年齢になると自分の行動の良し悪しを評価し、行動の結果を考慮する能力も身につけます。

母なる自然は摂理的である。思春期を迎えるまでに、子どもへの愛情を育むための12年間を与えてくれる。

―ウィリアム・ガルビン

まとめ:10歳から12歳までに起きる発達

10歳から12歳の子どもは、特に身体的にも心理的にも大きな変化を迎えます。これらの変化に対応するのは簡単ではなく、発達過程でも非常に複雑な時期でもあります。

さらに、これは母親や父親にとっても大きな影響を与えます。今まで子どもだと思っていた我が子はもういなく、自分の人生を築きアイデンティティを持とうとする小さな大人になっていることを受け入れる必要があるからです。

  • Educación Navarra (s.f.). Bloque II: Etapas Desarrollo Evolutivo (11-14 años). Navarra: Escuela de familia moderna.
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