思春期における急成長について

· 2019年3月11日
思春期は変化でいっぱいの時期で、誰の記憶の中でも際立った印象を残していることでしょう。お子さんが経験している複雑な過程を理解しやすくなるよう、思春期における急成長について見ていきましょう。

10代が経験する多くの身体的変化の中には「思春期の急成長」が見られます。これは思春期における非常に顕著な成長期であり、この記事ではその特徴についてを詳しく説明します。

青年期の初期において、幼年期から成人期への最初のステップは思春期で、これは子どもの心身に影響を与える深いホルモンの変化の時です。

心身が変わっていく中で、身長の急成長が見られます。10代になったお子さんが、身長がぐんぐん高くなり、体重が増え、見た目が急に変わってくる時です。

身長の急成長は何歳から?

急速な身長の伸びは通常、9〜14歳までの子どもに起こります。10歳以降に見られることが一般的です。

女子の場合、急成長を遂げる平均年齢は8〜13歳の間です。男子と同様、これはあくまで平均年齢なのでこれに限ったことではありません。

青少年の体には、思春期の始まりを示唆するいくつかの物理的現象があります。これらの特徴というのは、精巣の肥大と、例えば体毛のような第二次性徴の表れです。

女子に関しては、乳房がふっくらしてくる時が思春期の始まりと考えても良いでしょう。二次性徴もこの時見られます。

ただ、初潮が必ずしも思春期の始まりとは考えないようにしましょう。月経は通常、生殖器が発達して少し経った後に始まります。

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10代の子どもたち

急成長の特徴

思春期の急成長はかなりの速さで伸びる身長で特徴付けられます。時間が経つにつれ、目に見える伸びは減速してやがて成長は止みます。

女子では急成長は思春期の開始と共に始まります。実際、女の子が初潮を迎える頃には、身長の急激な伸びは終わっていることが多いです。男子は逆に身長の伸びが遅れて起こるのです。

具体的に書きますと、女子では10〜11歳の間に急成長することが多いのに対し、男子は12〜13歳の間に身長が伸びます。

青年期は、ホルモンががらりと変わり子どもの心身に影響を及ぼす期間です。

身長の伸びと共に見られる身体的変化

思春期における女の子の身体的変化は非常にわかりやすく、下記の変化に特徴付けられます。

  • 陰毛および脇毛が生え揃う
  • 乳房の成長
  • ニキビができる場合が有り
  • 身長が20〜30cm伸びる
  • 思春期前に手足が伸びるので、手足より胴体が伸びる
  • 7〜10kgほどの体重増

通常、女子の急成長の方が先に終わり、17歳ごろに大体止みます。一方、男子は20代にさしかかっても続き、時にはもっと長く続くこともあります。

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急成長が起こらないとき

思春期の急成長に影響をもたらす遺伝的な要因に加え、成長を遅らせる要因は他にもあります。例えば、10代の時の栄養摂取状態、身体活動、社会経済的状況などです。

いずれにせよ、自分の子どもが思春期に差し掛かっていることを両親が認識するのが非常に重要です。13歳になってもお子さんの思春期が始まらない場合は、医師に診てもらいましょう。かかりつけの小児科医に相談すると役立つと思います。

踊るティーンエイジャー 思春期 急成長

お子さんが16歳になっても身長の急成長が始まらない場合も、医師に相談しましょう。子どもの成長を妨げるような問題がないことを確認した方が良いかもしれません。この時期にきちんと注意を払ってあげることが大切です。

一方で、急成長が逆に早く始まりすぎても、注意を払いましょう。返って成長が終わるのが早すぎることになるかもしれないからです。この場合、お子さんが成人期に達した時の体重や身長に影響を及ぼす可能性があります。

急成長は、健康である限りどの10代もが経験する過程です。また、思春期の子どもは皆それぞれのペースで成長することもお忘れなく。その上で何かが異常だと思う場合は、必ず医者に相談しましょう。

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