思春期を迎える子どもと性の話をすること:健全な見方を与える

2019年11月13日
健全な方法で性について学べるように、子どもとしっかり対話することが大切です。

子どもが性についての質問をしてきたとき、それを警戒すべきことだと思うべきではありません。それどころか、思春期を迎える子どもと、思春期が始まる前に性について話すことで、セクシュアリティへのより健全な見方を与えることができます。それを念頭に置いた上で、この記事では思春期前の子どもの性教育に対処するための手助けができればと思います。

セクシュアリティの定義づけ

Better Health Channelというサイト(リンク先は英語)によると、「セクシュアリティとはあなたの性に関する、他人に対しての感情、思考、魅力、態度のことである。他の人を身体的、性的、感情的に魅力的だと感じることがあり、それらすべてがあなたのセクシュアリティの一部なのである。」とされています。

つまり、セクシュアリティとは個人が喜びを表現し、伝え、感じ、与え、受け取るための手段なのです。これは言葉を通して行われることもあれば、体の五感を通したものもあるでしょう。

さらに、セクシュアリティを表現し楽しむ方法は人によりそれぞれです。それはその人の性格と文化的文脈によるのです。

性について思春期前の子どもと話すことは家族の責任

思春期前の子どもと性について話すことを考える際、学校の性教育の授業のようなものを思い浮かべるかもしれません。しかし、スペインのエストレマドゥーラ州小児科社会救急療法(SPAPEX)は異なるイメージを描いています。

SPAPEXによれば、セクシュアリティに関して子どもに主に教育するのは親だといいます。

思春期前 性

言い換えれば、性教育を行うのは学校だけの責任ではないということです。むしろ、それは家族の責任でもあり、その責任の方が重いのです。まとめると、性教育は自分のセクシュアリティを健全な方法で表現できるようになることに焦点を当てるべきなのです。

しかし、そうするためには、小児科医のメルセデス・レイムンドと家庭医のマリア・テレサ・ペイナドは対話が重要だと主張しています。親は子どもが性に関してしてきた質問を決して退けようとしてはいけないのです。

「私たちが質問を避けたり反応しなかったり、あるいは嘘の反応をしてしまったりした場合、思春期になって子どもが親のことを信頼しなくなったり言うことを聞かなくなったりしたとしても文句は言えません。」
―マリア・テレサ・ペイナド、メルセデス・レイムンド―

性について健全な方法で話すためのアドバイス

  • 子どもとの会話を、自然で正直な方法で始めましょう。幼いころから性について話すことは、子どもが思春期になった時の将来の会話のための道を作ってくれます。そしてさらに重要なのは、セクシュアリティに対して子どもがポジティブで健全な見方ができるようになるということです。
  • まだ知る必要のないことについて話すのはやめましょう。つまり子どもの話をまず聞いて、子どもが何が知りたいのかを理解しましょう。また、そうすることで子どもがすでにどれだけの情報を持っているのか、そしてその情報が正確なものかどうかを判断することができます。
  • セクシュアリティとは自然なものだということを教えましょう。例えば、マスターベーションの問題について自然に取り組み、それは恥ずべきことでないということを教えてあげます。それは多くの人が望んで行うプライベートな行為なのだということを説明してあげましょう。また、それがなんなのかも説明しましょう。
思春期 性

プラスアルファのアドバイス

  • 思春期前の子どもと性について話す際、彼らを尊重して話をしましょう。子どもが自分のセクシュアリティを表現するときには、子どもが幸せであると同時に他人への尊重の気持ちを見せなければなりません。セックスとは親密な行為であり、その人の個人的な生活の一部を形成するものなのだということを教えましょう。
  • 子どもがあなたにセクシュアリティについて語る時、心を許し自信を持てるようにさせてあげましょう。そうすることで、疑問に思った時はあなたのところに行けばいいんだとわかり、恥ずかしいと思う必要がなくなります。
  • 子どものための性教育には、両親ともが関わるべきです。セクシュアリティについての会話には全員が参加しましょう。また、思春期前の子どもはこの話題について話をすることはいいことなのだと理解するべきです。

結論として、思春期に入る前に子どもが性やセクシュアリティについて話すことは本当に大切なことです。そうすることで、子どもは学校でだけではなく家でも健康や人への尊重の気持ちについて学ぶことになります。ですので、子どもが小さいころから自分のことをオープンに表現できる、信頼できる雰囲気を作ることが必要不可欠になります。

「信頼の雰囲気があれば、子どもは恐れることなく知る必要があることを私たちに教えてくれます。」
―グラシエラ・ヘルナンデス、コンセプシオン・ハラミーヨ―

  • Hernández, G. y Jaramillo, C. (2006). La educación sexual de niñas y niños de seis a doce años. Guía para madres, padres y profesorado de Educación Primaria. Ministerio de Educación y Ciencia y Ministerio de Trabajo y Asuntos Sociales. CIDE.
  • Peinado, M.T. y Reymundo, M. (s.f.). Consejos para padres sobre educación sexual. Consejos de Salud. Spapex. Recuperado de: https://www.spapex.es/psi/educacion_sexual.pdf