流行りのリアルフードについて知っておきたいことって?
ここ何年かの間に「リアルフード」という言葉が聞かれるようになり、特にSNS上に情報が広まっています。毎日のように何人もの人がこの食事法を選び始め、その名の通り「リアル」な本物の食べ物を食べているそうです。
この考え方のフォローしている人達は、自分達のことを「リアルフーダーズ」と呼んでいるようですが、この新しいトレンドとは一体何なのでしょうか?
リアルフードって何?
リアルフード思想の考案者であるカルロス・リオス氏によると、リアルフードを実践するというのは、過剰に加工してある食品でなく、そのままの食べ物を摂取するライフスタイルだそうです。
もちろん、加工食品全てが危ないということではありません。リアルフードの中には例外の加工食品もあるのです。
それは工場生産された製品、または職人によって作られたもので少なからず加工された食品ですが、その食品の本質的な健康特性に関しては、無害であるまたは、むしろ健康に良いものが例外というわけです。
さらに、このような食べ物を加工する目的は、食品が長持ちすること、安全であること、そして食べやすくするためです。加工の方法は機械的、物理的、または科学的な食品加工です。以下のような食品が例として挙げられます。
- エキストラバージンオリーブオイル
- 低温殺菌牛乳
- 発酵食品(ヨーグルトやケフィア)
- 缶詰めの豆類
- 保存された魚介類
- 全粒粉パスタ
- 全粒粉パン
- 冷凍野菜
リアルフードを選ぶ理由とは?
リアルフードのライフスタイルを選ぶ理由は数多くありますが、主に健康のために始めます。
ここ数十年の間に、世界で驚異的な肥満人口の増加が確認されており、そしてその数値が減少していく様子は見られません。これは子どもにも大人にも言えることです。さらに肥満人口の数と、それに関連した病気である2型糖尿病、高血圧、高脂血症の患者も増加してきています。
状況は悪化するばかりで、過剰加工された食品を摂取するという悪い食生活も増々浸透してきています。この問題が広まるのを防ぐためには変革が必要で、健康のために食生活を見直して、家庭で栄養のある食事を習慣付け始めなければいけません。
これらの習慣や訓練として、リアルフードと健康的な食事に基づいた食生活を取り入れていく必要があります。例えば、果物、野菜、葉物野菜、豆類、ナッツ、たね(シード)類、低脂肪肉類、魚、卵、乳製品が挙げられます。
それに加えて、毎日運動することも必要です。このように生活習慣を変えることで、現代社会における長期的な身体の健康と、心理的な心の安定を持続できるようになるのです。
リアルフードを始めるのは簡単?
その答えは大きな声でもちろんYESです! すべての人が過剰加工された食品を避けて、リアルフードを食べることができますし、そうするべきです。ご家庭で最年少から最年長の方まで、みんながこのライフスタイルに変えることでより健康になる効果が見られます。
お子さんの場合は、リアルフードがより効果的になり、しかも長期的に相乗効果が見られます。 幼少期の食生活習慣が定着して、その後の将来に良い影響を与えます。
子ども達が小さい時こそ、健康的な食生活を送る習慣を植え付けるのにピッタリな時期だと思いませんか?
しかし子どもに良い習慣付けを実践するのは容易ではありません。そこでこの機会を利用して、食生活の変化に役立つアドバイスをご紹介します。
1. 色彩豊かで様々な種類の食事作り。想像力を少し使って、子どもが驚くような食事で、健康的な食品を食べずにはいられないようなメニューを考案しましょう。
2.過剰加工された食品を買い物リストから外す。 家庭にある食品が健康的な食材ばかりであれば、お腹が空いたときに食べるものも健康的になります。しかしキッチンの戸棚の中にジャンクフードがあれば、もしそれが頻繁ではないとしても、必要以上にそれを食べてしまうでしょう。
3.良いお手本になる。子どもは大人のまねをして学びます。そこでお手本である大人の私達が、健康的な食べ物を楽しんで食べている様子を目にすることが子どもには一番なのです。
4.子どもも一緒に参加する。子どもを買い物に連れていき、食事の準備も手伝ってもらいましょう。健康的な食事を理解するのに、実際に子どもが調理を試してみるのは、間違いなく一番良い方法と言えるでしょう。
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