グルテンが原因?「セリアック病」について知っておきたいこと

セリアック病は世界でもかなりの人の生活に影響を与えています。お子さんがセリアック病にかかった場合、その特徴を理解して食事バランスに気を付けることが重要になってきます。
グルテンが原因?「セリアック病」について知っておきたいこと

最後の更新: 30 6月, 2020

セリアック病の理解を深めることが、その症状を防ぐ一番の対処法です。この記事では、セリアック病についてぜひ知っておきたいことを詳しくご紹介したいと思います。

セリアック病とは何?

人によっては遺伝的体質が原因で、自己免疫機能に変化が起こることがあります。この病気はグルテンによって引き起こされ、一般的にセリアック病と呼ばれます。

グルテンとは何、そしてなぜ苦手な人がいるの?

グルテンはプロラミンによって形成される複雑なたんぱく質です。これはシリアルにも入っている、小麦、大麦、ライ麦などに含まれます。オート麦にも反応してしまう人もいますが、これにはグルテンが含まれません。

プロラミンまたはグルテンの断片は、グリアジンとグルテニンに分けられ、セリアック病の原因となります。セリアック病患者の免疫システムが、これらの物質を探知した時に悪い症状が起こります。体内では小腸内壁の絨毛突起に炎症反応を起こします。

この状態になると栄養素が十分に吸収されないという意味でもあり、疾患や消化機能に影響する可能性があります。しかし各自の年齢や病態生理学的な状態も影響してくるでしょう。

セリアック病 についてぜひ知っておきたい情報

セリアック病にかかる年齢

セリアック病は何歳でもかかる可能性があり、生涯続くこともあります。診断の年齢に関しては、患者件数が高くなるピーク年齢層が2種類あり、1~3歳の子ども達と30~50歳の成人グループが顕著に表れます。

セリアック病の症状

患者の年齢によって、セリアック病の症状が変わってきます。以下の表は主な症状と各年齢層に見られる兆候を示しています。

セリアック病 の症状

 

セリアック病の治療法

この疾患の症状が出ないような生活を送るための、唯一効果的な治療法は、現時点ではグルテンフリーの食事療法になります。

バランスが取れた食事と、このたんぱく質を摂取しないようにすることで、食事療法を始めて2週間でこれらの症状を緩和することができます。同様にこの食事療法を2年間続けると、小腸内壁の絨毛突起の炎症が完治する可能性もあります。

この疾患の早期発見によって期待できるのは、ティーンや大人と比べて子どもは食事療法を受け入れ順応しやすいということです。しかしそれは両親たちも協力した場合にのみ、子どもがそれに従うようになるでしょう。

そこで食事に関する疾患がある場合は特に、子ども達に良い食生活を習慣づけるのが、どれ程重要になってくるかを強調しなければなりません。

セリアック病について

食事摂取基準

次に、セリアック病の子どものための食事摂取基準をご紹介します。

  • 小麦、ライ麦、大麦などのグルテンを含む穀物が原材料の食品を食べない。
  • 加工食品に気を付ける。以外な所で、超加工食品に小麦粉やその他グルテンが材料として使われていることがあります。そこで、それを全て避けるようにするのがベストです。
  • 食品のラベル表示に必ず目を通す。
  • 調理の際、クロス・コンタミネーション(二次接触による混入)を避ける。グルテンの入った食品を扱う時に使った調理用具を、子どもの食べ物に使ってはいけません。同じ調理油などを使用しないように気を付けましょう。
子どもの健康な食生活

  • レストランで、グルテンフリーのメニューがあるか、クロス・コンタミネーションがない衛生基準に沿っているか確認する。
  • 一般の穀物食品の代わりになる食品を試す。例えば、アマランサス、キノア、コーン、キビ、モロコシ、そば粉があります。
  • 乳糖不耐症もある場合は、ラクトースを含まない乳製品に変える。
  • 果物、野菜、豆類などから、適量なビタミンとミネラルを摂取する。

最後に、セリアック病の専門医の診断を受け、子どもの身体的・社会的な発達を損なわないようにすることがとても重要な課題となります。

こちらの記事もおすすめ
試してみたくなる?ちょっと変わったパスタレシピ4選
わたしママで読むことができます。 わたしママ
試してみたくなる?ちょっと変わったパスタレシピ4選

今回の記事では、 パスタ の簡単で新しい調理法のアイディアをご紹介したいと思います。パスタの レシピ はマンネリ化しやすいですが、実はさまざまな利用法があるのです。さらに、パスタは調理がとても簡単です。たった数分でおいしくて、栄養もあって、満足できる料理を作ることができます。



  • Polanco I. (2015). Actualización en enfermedad celíaca: diagnóstico y actuación clínica y dietética. Nutrición Clínica en Medicina.
  • Rodríguez L. (2010). Enfermedad celiaca. IT Sist Nac Salud. 2 (34): 49-59
  • Catassi C. (2018). El mapamundi de la enfermedad celíaca [Internet]. Drschaer-institute.com.
  • Polanco I, Ribes C. Enfermedad Celiaca. (2010). In Acuña MD, Franch M, Calvo C, Bedate P, Medina E. Protocolos diagnóstico-terapéuticos de Gastroenterología, Hepatología y Nutrición Pediátrica. Madrid: Ergón; 2010. p. 37-46.