栄養が子どもの成績にどう影響するのか知っていますか?

2019年10月18日
多くの研究によって、栄養が成績に影響することが分かっています。あなたのお子さんは脳に必要な食事を摂っていますか?

お子さんのやる気がない、集中力がない、いつも学校に興味がなさそう、ということはありませんか。子どもが何を食べているか、よく見てみると良いのではないでしょうか。栄養というのは、予想以上に学校の成績に影響します。

学校に通う間は睡眠習慣や、遊びと勉強のバランスについて気を付けるものです。しかし、子どもが食べるものに関しても注意していますか。栄養が成績にどんなに大きな影響を与えるのか、もし意識していないとしたら、今すぐ始めてください。

人間の脳は大きな謎だらけです。脳という臓器は、身体全体のたった2%の大きさで、身体全ての機能をコントロールする中央処理装置なのです。

脳には1千億もの神経細胞と数百兆ものシナプスが存在し、人間の認知能力に対応しています。脳の発達は妊娠の最初の段階で始まり、子どもが6歳になるまでに脳の90%が発達します。

脳が的確に発達するには、色々な要因が統合されなければいけません。しかし適切な栄養を摂取すると、栄養素が最もよく吸収されるようになることも事実です。それと同時に言語発達、記憶力、精神運動能力、集中力、さらに気分にも栄養が影響します。

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そこで数多くの研究によって、どの食べ物が特に子どもの認知発達に良いのか追及されています。

実際スペインでは、10~14歳の子ども1300人以上を対象に調査が行われました。研究によると、地中海地域の食事が成績を伸ばすという結果が発見されました。

栄養が成績にどう影響するのかについて、もっと知っておくべきことはあるでしょうか。

子ども達が必要とする栄養素

栄養が成績にどう影響するのかという話題では、脳が常に新しい神経細胞を作り出しているということを忘れてはいけません。細胞の再生のために、子どものエネルギー20%が消費されます。必要とされる栄養素が含まれる食事というのは、子どもの健康的な成長に不可欠なのです。

オメガ3とオメガ6が神経細胞の結合を促す

一般的には青魚はオメガ3脂肪酸 (DHA) を含み、脳が生成するシグナル伝達のために必要な栄養素です。

それはシナプスの形成も促し、学習と記憶機能にも関係してきます。サーモン、アンチョビ、イワシ、くるみ、チアシードなどにも、オメガ3脂肪酸が含まれます。

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エネルギーとなる炭水化物

炭水化物は脳の燃料のようなもので、糖質に変化するとエネルギーとなります。しかし分解されるのに時間がかかる、複合糖質の炭水化物が大事という点に気を付けましょう。これらは一定量続けてグルコースを供給します。分解吸収が遅い(良い)炭水化物に含まれるのは、全粒粉の穀物やパスタ、じゃがいもなどです。

同じ理由から、精製砂糖を避けるようにすることが重要です。砂糖はエネルギー提供は一瞬で起こりますが、それが長い時間持続しません。そこでエネルギーがグッと上がったすぐ後に、ガタンと下がってしまうので身体によくありません。

子どもの脳はまだ、適量の炭水化物を貯蔵する力がありません。そこで適量のグルコースを含む食べ物を補給することが重要なのです。

セロトニンで健康に

トリプトファンはセロトニンを生成する必須アミノ酸であり、健全さ、集中力、気分を調整する物質です。これは卵、肉類、魚類、ひまわりの種、チョコレート(なるべく純粋なもの)、スパイスのターメリックにも含まれます。

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脳機能には栄養素コリン

脳の神経伝達物質によって、ニューロンからニューロンへ情報を伝達することができます。そのためには、ビタミンB群、卵に含まれるコリンが必要なのです。ナッツ類や牛乳にもコリンが含まれます。

脂肪酸でニューロン機能向上

ナッツ、アボカド、オリーブオイルなどには、一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸が含まれます。これらの物質は記憶力を向上させ、神経機能をより効率的にします。健康的な軽食や前菜としても、この種の食べ物は成績を上げるのに役立つでしょう。

「青魚はオメガ3脂肪酸 (DHA) を含み、脳が生成するシグナル伝達のために必要な栄養素です。」

カルシウムでリラックス

カルシウムは、神経の活動電位と直接関係しています。カルシウム不足によって注意欠陥多動症を引き起こしやすく、またカルシウム過多は疲労の原因となります。カルシウムは健康な骨の形成に不可欠なばかりでなく、脳にも役立ちます。

カルシウムによって、子どもは集中しやすくなり、ストレスの影響を防ぎます。ゴマはカルシウム源でもあり、くるみ、葉物野菜や牛乳にも含まれます。

精神的機敏さには、たんぱく質と鉄分

肉類だけが、たんぱく質と鉄分に豊富な食べ物ではありません。豆類にもたんぱく質と鉄分が多く含まれます。豆類には脳に必要な栄養素がたっぷりなので、新たなニューロンを作り、それぞれの神経細胞への酸素供給に役立ちます。

機敏な精神力と知的能力には、鉄分とたんぱく質の両方を適量に摂取しなければいけません。

ビタミンやミネラルで神経の退化防止

カリウム、マグネシウム、リコピンは、細胞損傷から脳を守るのに非常に役立ちます。抗酸化効果のあるベリー系果物、バナナ、トマトも細胞の老化防止の味方です。

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成績に影響を与える栄養に関する注意

過剰に加工された食品は必ず避けるようにして、栄養が成績に影響するか見てみましょう。たまに食べる位なら大したことはありませんが、それが子どもの食生活の基本には決してならないように気を付けましょう。世界保健機関 (WHO) によると、加工食品は発がん性の可能性があると言われています。

そして最後に、子どもが充分水を飲むよう注意してください。子どもは脱水状態になりやすく、注意散漫、混乱、記憶喪失、疲労、筋肉貧弱など、深刻な問題を引き起こしかねません。