フェイスブックは子どもが安全に使えるものなのか?

多くの親が、「フェイスブックは子どもにとって安全なんだろうか?」と疑問に思っています。フェイスブックには年齢制限があるとはいえ、多くの子どもがアカウントを持ちこれを利用しているのです。
フェイスブックは子どもが安全に使えるものなのか?
Azucena Fernández

によって書かれ、確認されています。 教師 Azucena Fernández.

最後の更新: 27 12月, 2022

アカウントを持っている人もそうでない人もいますが、フェイスブックは世界最大のSNSです。フェイスブックには年齢制限があり、プロフィールを作成できる最少年齢が13歳に設定されています。この最少年齢について、子どもがフェイスブックを使っても安全なのだろうかと親は疑問に思いますよね。

現実には、多くの人がこのフェイスブックの年齢規制を無視しています。実際は何歳でもアカウントを作成することができるのです。アカウントを作成する際にウソの生年月日を入力しさえすればいいからです。

その結果、13歳以下の何百万という子どもたちが毎日フェイスブックを使っています。ちなみに、フェイスブックにはこの年齢規制に違反している子どもを報告できるシステムがあります。こちらのフォームから違反報告を行うことができます。

13歳以下の子供がフェイスブックを使えない理由

とりわけ、この年齢制限の主な理由は国際的な規制によるものです。この規制は国によって異なるかもしれませんが、子どものプライバシーを保障するために子どものインターネットへのアクセスを制限するものです。

子ども フェイスブック

創設者のマーク・ザッカーバーグは、年齢規制よりも幼い子供もフェイスブックを使っていいと考えています。彼は小さい子どもも教育的な目的に使用できるように、年齢制限を下げるべきだと思っているのです。ですが親は安全性に関する疑問を感じています。

フェイスブックは安全?

これに関してはたくさんの議論があります。フェイスブックのようなSNSは、13歳以下の子どもにとってもとても役立つものだと考えている人もたくさんいます。実際教育的な使用法もあるでしょう。しかし、子どもがアクセスを持つには危険すぎると考える人もいます。

理解しておくべき最も大切なことは、フェイスブックには本当に危険が潜んでいるということです。それを考慮に入れた上で、お子さんにも使ってほしいかどうかを決めましょう。しかし、フェイスブックが定めている年齢制限は破らないのがベストでしょう。

子どもの年齢とフェイスブックの使用

  • お子さんが13歳以下の場合、答えはシンプルです。アカウントを持つべきではありません。
  • 子どもが13歳以上の場合にも明らかなリスクがあります。そしてその中にはとても些細なものもあります。ネットいじめが最も明らかなものであり、これはどんな子どもにも起こりえます。

子どもへの明らかなリスク

まずパスワードがわからないと、子どものアカウントにアクセスすることはできません。 さらにデータ保護法の観点からフェイスブックに情報提供してもらうこともできません。ですので、子どもが投稿している内容や子どもの友達が誰なのか、また子どもがどんなプライバシー設定をしているのかなどがわからない可能性があるのです。

子どもにどんな友達がいるのかを把握しておくことはとても重要です。子どものふりをしているストーカーもたくさんいるからです。ですので、子どもが知っている友達とだけ話しているのかどうかを知るのはほぼ不可能かもしれないのです。

子ども フェイスブック

また、フェイスブックは人々に理想の自分像を作り出させる傾向にあることでも知られています。そして人々はそれを維持しようとします。また、これが多くの社会的な競争を引き起こし、子どもが気分を害したり、自分は無能で社会に受け入れられていないと感じてしまうことにつながっているのです。

さらに、他のオンラインサイトと同じように、特定の内容を消去することは困難あるいは不可能であることもあります。子どもがオンライン上に載せておきたくないものを消すのは難しいかもしれないのです。フィンガープリントを残してしまい、数か月、数年経ってから本当に問題になる恐れもあります。

子どもがアカウントを作りたがったとき

もちろん他にも考えるべきことがあります。(13歳以上の)お子さんがフェイスブックのアカウントを作る時には、ルールも作りましょう。基本的なルールを設定し、出会うことになるかもしれない危険について説明しましょう。

リスクがあるのは明らかですが、人生にリスクはつきものです。それを永遠に避けて通ろうとするよりは、リスクへの対処法を学ぶ方がいいでしょう。あなたが好もうと好むまいと、お子さんがフェイスブックを使ってもいいかどうかを決めなければならない日がきっと来るでしょうからね。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。