【粗大運動能力】子ども達の能力を強化する8つの遊び

幸いにも粗大運動能力を発達させる遊びはたくさんあります。子ども達と一緒に楽しめる8種類のゲームをご紹介します。
【粗大運動能力】子ども達の能力を強化する8つの遊び
María José Roldán

によって書かれ、確認されています。 教育心理学者 María José Roldán.

最後の更新: 27 12月, 2022

子ども達の粗大運動というのは、基本的に身体の大きな筋肉の動きのことを指します。ジャンプ、走る、登る、踊るなどの動きについての話題です。ラッキーなことに、子ども達の粗大運動能力を発達させるのに役立つ遊びがたくさんあります。

ご家庭で動きを取り入れて遊ぶことで、お子さんの粗大運動能力の発達が高まります。この記事でご紹介する遊びをぜひ試してみてください。手と目の連携、バランス感覚、ジャンプ力、空間認識、筋肉強化、機敏さなど、お子さんが様々な能力を機能させることができるようになるでしょう。

粗大運動能力 子ども

粗大運動能力を発達させる遊び

1.ボウリング

このアクティビティはプラスチック製のボウリングセットや手作りでもできます。 空のペットボトルに砂や水を入れると安定しやすくなります。

これをクリエイティブな課題にして、ボトルに多彩な色を塗ることもできます。さらにペットボトルに入れる砂や水の量を変えてみて、ボールで簡単に倒せるか、又なかなか倒せないかを確認できます。ボトルをV型に並べて、順番に遊んでみて下さい。

2.ホップスコッチ(石けり遊び)

これは昔ながらの遊び「けんけんぱ」と似ていて、今でも子どもに楽しまれています。海外ではホップスコッチと呼ばれ、セメントやコンクリートの地面にチョークで四角を描いて行う屋外の遊びです。お子さんと順番にマスの上をジャンプしていきます。

1つのマスの時は片足で跳び、四角が2つ並んでいる所では両足で(各マスに片足ずつ)着地します。最後のマスまで行き着いたら向きを変えて、スタートまで戻っていきます。片足や両足でジャンプすることは幼稚園児にとって大事なスキルなので、それを習得できるこのゲームはピッタリですね。

お子さんがジャンプする方法をマスターできるようになったら、このゲームをもっと多様化できます。石を使って跳び始める前に1つ目のマスに投げます。それから子どもは石のあるマスを飛び越して2番目のマスまでジャンプしなければなりません。その後は10番目のマスまで普通に跳んで、方向を変えてまた戻ってきます。また1番マスまで戻って来たら、片足でしゃがんで石をつかみます。

3.バランスゲーム

このゲームでは木製の板またはその他の素材(レンガや低い踏み台など)の板を利用します。その上を落ちないように歩く練習をして、それをゲームにしていきます。歩く所を橋に見立てて、下にワニがいると想像します。バランスを崩して落ちることなく、板の端まで歩いて向きを変えてまた戻ってくるように子どもにチャレンジしてみましょう。

4.みんなトンネルへ!

子どもから少し離れた所に足を広げて立ち、足のトンネルを目指してボールを投げるように指示します。

練習を繰り返すと共に、子どもの場所からどんどん離れていく、足の幅を縮めてトンネルを狭くする、また小さめのボールを使うとさらに難易度が高まります。これはボールを使うスキルと、手と目の連携能力を発達させるゲームです。

5.障害物競争

お子さんの強さと機敏さの訓練のために、屋内でも屋外でも遊べる楽しい手作り障害物コースを作ってみましょう。ここではクリエイティブになることが大事です。いくつかの障害物を「コース」に設定して、子ども達にも手伝ってもらい順番に設置して実践してみましょう。

各コースで、登る、跳ぶ、投げる、などと違う要素を組み合わせてみてください。以下、具体例を挙げてみます。

  • 椅子の上に立つ、またはよじ登る
  • 板の上を歩く
  • 靴の空き箱を頭の上にのせてバランスをとる
  • 階段を駆け上る
  • 木の枝でバランスをとる
粗大運動能力 子ども

6.卵のスプーン競争

これは体育の日などに幼児に人気のあるレースで、お子さんも楽しみながら大人と競いたがることでしょう。スプーンの上に卵をのせてバランスをとりながら、スタートラインからゴールまで走るというシンプルなゲームです。

まず卵を固ゆでしておくと楽ですが、卵まみれに汚れてもいいのであれば生卵でも大丈夫です。卵が割れるという恐怖ほど、速くスキルと集中力を磨くものはありません。

7.サイモンさんは言いました

このゲーム「サイモンさんは言いました」は、聞く力、集中力、聴覚認知など、子どもの能力を高めるのに役立ちます。

これは子どもの粗大筋肉を刺激する方法としても利用できます。みんなに順番が回るようにして、子どもにも指示を出す役を与えましょう。指示の内容例を挙げておきます。

  • カニの真似をして壁を歩いて戻って来る。
  • 木の所まで走って4回ジャンプしてから走って戻る。
  • 3回でんぐり返しをしてから、後ろを向いて仰向けに寝る。

8.粗大運動を発達させる風船投げ

ここでの目的はできるだけ長く風船を宙に浮かせることで、風船の横を軽く打って下に落ちないようにします。それから風船飛ばしに慣れてきたら、もっと難しくして2つの風船を同時に浮かせるようにしましょう。

結論として、楽しく遊び貴重な時間を一緒に過ごしながら、子どもの粗大運動能力を発達させることができるのはすばらしいですね。ここでご紹介した遊びをぜひ試してみませんか?

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