映画「スモールフット」伝説の雪男イエティの新しい発見
別名「ビッグフット」の雪男が、今回ビッグスクリーンに登場してみると、実は”モジャかわ”でした。アニメ映画のスモールフットでは、視点の違いを理解させるために、役柄を逆転して人間側が伝説の存在になっています。
近年公開/発信された映画スモールフットは、イエティのミステリーを子ども達に教えてくれます。映画の予告編からも分かるように、世界でも謎の伝説である本人が自分について語ってくれます。
この新バージョン物語の主人公はミーゴで、人間味のあるイエティには家族もいます。ミーゴは優しい人間に出会い、お互い全然違っていても共存できることに気付きます。
英語オリジナル版の豪華キャスト
『森のリトルギャング』や『スマーフ2 アイドル救出大作戦』で知られるキャリー・カークパトリックが、この素晴らしい子ども映画の監督です。この映画の主人公を演じ声を担当するのは、チャニング・テイタムです。
このヒット子ども映画の主役声優は、『マジック・マイク』のスターです。でもテイタムがアニメの声優として活躍するのは、これが初めてではありません。少し前に『レゴ バットマン ザ・ムービー』にも出演しています。
そして雪の中でミーゴが遭遇する親切な人間の役を、 ジェームズ・コーデンが務めます。俳優/作家/司会者など、マルチタレントのキャリアに、声の出演もあるのです。
残りのキャストも以外なメンバーがそろっています。上記の俳優2人の他にも、バスケの選手レブロン・ジェームス、ゼンデイヤ、それから映画界のベテラン俳優も参加しています。それは、ダニー・デビートです。この伝説コメディー俳優が、映画スモールフットで待望の復帰を果たしています。
映画の日本語吹替では声優の宮野真守がキャストに入っています。彼の役は、最大ニュースを報道したくてたまらないパーシーの声です。このアニメ映画は、既にドリームワークスに関わったことのある、ジェイソン・ライシッグが助監督を務めています。
映画の分析:人の良心を呼び覚ます
この映画の裏に隠されているのは、物語には必ず別の側面があると子ども達に伝えることです。しかしこれにはもっと複雑なメッセージが織り込まれていて、若いミーゴがイエティの人々の代表者として選ばれることなどがあります。
この「ビッグフット」は、奇怪なスモールフットである人間達の存在について発見していく困難な役を与えられます。政治的な観点で見ると、人間政府が全人々のために責任を取るべきにも関わらず、一族だけが迫害された事実を見つけ出します。
ジャーナリストやイエティ研究者から見た視点についても映画によって理解できます。同時に、友情や愛情、お互いを受け入れる心、何かを達成することについても学ぶことができます。我々は恐怖心や偏見を克服して、真実に目を向けることが重要なのです。
家族最年少の子どもが、科学だけがこの世の真実という訳ではないと分かるようになるでしょう。時には目に見えなくても、それが事実である場合はそのまま受け入れることが必要なのです。
この物語は、普段の私達とは違う観点から見たお話です。これは間違いなく、子どもに良い教えとなるでしょう。
さらに興味深いスモールフットについて
スモールフットはワーナー・ブラザーズ・アニメーションによって制作されました。そして映画アニメの製作責任者は、ジョン・レクアとグレン・フィカーラです。
映画のアイデアとなったのは、2010年公開の『怪盗グルーの月泥棒3D』や1996年公開の『ノートルダムの鐘』にも貢献した、スペイン脚本家のセルジオ・パブロの原作物語です。
有名な作曲家エイトル・ペレイラが、スモールフットの音楽を担当しました。彼の音楽は、イギリスボーイバンドのワン・ダイレクションのメンバーであるナイル・ホーラン、さらにゼンデイヤなど有名なアーティストにも影響を与えています。
「スモールフットでは友情や愛情、お互いを受け入れる心、何かを達成することについても学ぶことができます。」
イエティの伝説
雪男というのは、ヒマラヤに住む巨大類人猿ということになっています。1973年に弁護士/ジャーナリストのセサー・ペレズが、ネパールのアンナプルナ山頂から降りてくる白いオランウータンを目撃したと主張しました。
ビッグフットは、「未確認生物」というカテゴリーに属しています。未確認生物は神秘的な動物であり、科学的にはまだ分類されていませんが、存在する可能性があります。イエティの神話は何年もの間、ネス湖の怪獣ネッシーのように、未確認動物として扱われてきました。
最後にスモールフットは色々な年齢の子ども達が楽しめる奥深い映画なので、大事な価値観について学ぶことができるでしょう。近くの映画館で見たり、またDVD 販売やデジタル配信で、家族みんなでぜひお楽しみください。