赤ちゃんの感覚の発達を刺激する:生後0~6ヵ月
赤ちゃんに刺激を送ることは、生まれてから6ヵ月になるまでの人生の最初のステージに置いて、感覚の発達に重要な役割を果たします。
この段階では、赤ちゃんは身体の中の感覚を特定し始め、栄養や睡眠などの基礎的なニーズを満たしてほしいという要求をするようになります。このとき、赤ちゃんは導いてくれる人の助けが必要なのです。
これは多くの親御さんが難しいと感じることなので、今回は赤ちゃんを刺激し感覚を活性化させるためのアドバイスとアイデアをご紹介します。
生まれてから6ヵ月になるまでの赤ちゃんへの刺激
生後0~3ヵ月
この段階では、お子さんの脳の以下の部分を刺激してあげることが大切です:
- 触覚:赤ちゃんの触覚を刺激するには、さまざまな触感のもの、例えばスポンジやグローブなどを、赤ちゃんをお風呂に入れるときに使用するといいでしょう。赤ちゃんはさまざまな感覚を特定できるようになります。お風呂の後に優しくマッサージをしてあげるのもいいでしょう。片側にまずは集中して、その後反対側にもしてあげます。
- 前庭:これは動きに関わるものです。脳のこの部分を刺激するには、上下左右にとても優しく揺らしてあげます。さまざまな重さのおもちゃを与え、さまざまな種類の音を聞かせてあげましょう。
- 運動:赤ちゃんが四肢を動かすのを手伝ってあげましょう。赤ちゃんを抱き上げ赤ちゃんに周りを見せてあげ、脚を自転車をこぐように動かして遊びましょう。
- 感覚:鮮やかな色の絵や物が描かれた絵本を見せてあげましょう。鮮やかな色だと赤ちゃんは目で追いやすいのです。
生後4~6ヵ月
この段階では、以下の部分を刺激してあげられます:
- 触覚:赤ちゃんを優しく抱きしめた後、少しだけ強めに抱きしめます。こうすると赤ちゃんは筋肉に違った感覚を感じることができます。
- 感覚:本を読んだり歌を歌ったりしてあげることが大切です。
6ヵ月になるまでに赤ちゃんの感覚を活性化すること
感覚への刺激は人間の身体のさまざまな部分から来ます。そして効果的にするためにはいろいろな変化がなければなりません。
赤ちゃんの感覚の発達に役立つさまざまなタイプの刺激についてここからお話ししたいと思います。
これは感覚刺激として知られ、以下に説明するアクティビティと共に行います。
聴覚刺激
赤ちゃんの聴覚を刺激するには、以下のことをお勧めします:
- さまざまな音が出るおもちゃを使うこと
- 赤ちゃんが出す音をまねすること
- 赤ちゃんのそばにいるときは声を出して話すこと
- 変な声を出すこと
- 子供向けの音楽を流すこと
- お子さんに話しかけること
視覚刺激
これらは赤ちゃんの視覚への刺激を与えるアクティビティです。
- お部屋に鮮やかな色を使うこと
- 鏡の前で遊ぶこと
- 光が出るおもちゃで遊ぶこと
- 赤ちゃんが探せるように、赤ちゃんの視界からおもちゃを隠すこと
- テレビを観ること
触覚刺激
これらのアクティビティで赤ちゃんの触覚を刺激できます。
- 粘土、工作用粘土、パン生地や泥などで遊ばせてあげること
- 触った感じがさまざまなものを触らせてあげること
- 異なるサイズや形のものを指さし、赤ちゃんにそれで遊ばせてあげること
嗅覚刺激
赤ちゃんの嗅覚を刺激するためにできることは以下の通りです。
- 香水やその他の香りをかがせてあげること
- 食べる前に、食べ物を赤ちゃんの鼻に近づけ、さまざまな果物や食べ物のにおいをかがせること
- 香り付きのキャンドルを利用すること
- 毎日かぐにおいを特定できるよう教えること
味覚刺激
赤ちゃんの味覚を刺激するベストな方法がこちらです:
- さまざまな味を試させてあげること。さっぱり、すっぱい、塩辛い、甘い、苦いなど。
こういったアクティビティをしている間、何をしているか赤ちゃんに教えてあげましょう。こうすると赤ちゃんが音に慣れ、周りの物のいろいろな面に気づけるようになります。
赤ちゃんへの刺激は、赤ちゃんの発達を助け、健康に育つためにとても重要です。
かなりの忍耐と熱意が必要ですが、その報酬はやるだけの価値があります。ですので、お子さんと遊び、すべての感覚を発達させる手伝いをしてあげましょう。
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