毒親の見分け方

毒親の見分け方

最後の更新: 28 9月, 2018

親としての役割はとても難しく、悩む機会も非常に多いです。ですが、その子供たちのためにしていること全てが自分の幸せのため、自分のためになっている場合もあります。それがいわゆる「毒親」です。

毒親は子供を助けている、守っていると考えていますが、実際その親がしていることの方が、気づかない間に子供に更に大きな害を与えています

親になった瞬間から、人は子供の幸せを願います。あらゆるチャンスを与えたいと願い、時にはどんな苦労や困難も乗り越えて子供の必要とするものを与えようとします。

ですがあまりに深刻に物事を受け取ったり、厳しくしすぎてしまうこともあるので、子供に悪い影響を与えます。それと同時に自分の願望を子供に押し付けることもあります。自分が子供にして欲しいと思うことを強制するのです。

そこで今回は「毒親」とはどういったものか紹介したいと思います。

こちらもご覧ください 父親の役割を果たせられていない人の5つの特徴

 

毒親の種類

ヘリコプター

これは過保護な親のことです。子供の課題や問題を解決してあげようと横から口を出します。学校の先生と話して子供の友達を親が選ぼうとしたりします。

これは子供が不安症やストレス障害になる可能性もあります。

自立心の成長を阻害し、特定の状況に対応する力を失います。

 

競争心が激しい

これは自分の希望や願望を子供に押し付ける親です。

支配的で非常に厳しく、良い成績が取れるよう何時間も勉強させたりします。子供に「やりたいことは何か」としつこく聞いたりします。

このタイプの毒親に育てられると、ストレス障害に悩まされたり、自己肯定感の低い大人、または人から認められたいと常に思うような大人に成長します。

こちらもご覧ください 子供の自己肯定感を育てる方法

 

マシュマロ

子供の目線に立った理想的な親に見えます。寛容で寛大、おおらかなタイプです。

子供との間に全く線を引くことがなく、子供のどんな気まぐれにも付き合います。これが子供の幸せだと信じていますが、実際には自己中心的で信頼できない人間を育ててしまっているのです。

こういった毒親には、子供のころ非常に厳しく育てられたり、親があまり家にいなかった人がなりがちです。彼らは自分の不在をプレゼントや過度の自由を子供に与えることで埋めようとします。

 

マニピュレーター

あらゆる手を使って子供を思うままに操作しようとする親です。子供の感情を利用したり、心理的虐待を加えたり(身体的なものの場合もある)して操ろうとします。

この場合、劣等感や罪悪感で子供は苦しみます。

被害者となった子供は、自分の利益になるよう嘘をついたり会話を捻じ曲げたりするようになります。とても自己中心的になります。

子供を操つす

 

不在

子供の近く、生活の中にいないことが多い親です。仕事や別居が原因の場合もあります。

こういった状況に置かれた子供は、捨てられたという気持ちや、心の大切な支えがいないという気持ちに苦しみます。

親に対して憎しみや憧れの感情を持ちます。

子供は、親にとって自分は特別な存在ではないと感じたりします。

 

親友

子供の親友になろうとする親です。マシュマロタイプの親と同じ、子供の行動に制限を与えません。その方が好かれると考えるためです。まるで一般的に考えられる「子供」のような行動をとります。行動が不適切で、子供に何でも許します。

こういった行動は、子供の友人の前でも変わりません。そのため子供は恥ずかしい思いをすることもあります。

こういった毒親に育てられた子供は、物事を真剣にとらえることをしません。親を手本や尊敬する人として見ることもしません。そのため互いの関係が疎遠になったりします。

 

「教育こそ世の中を変える最強の武器である」

- ネルソン・マンデラ

 

毒親を治す方法はあるのか?

毒親の解決

あなたがご紹介したどれかに当てはまっていも、自分を変えることは可能です。自分を罰したり罪悪感を感じる必要はありません。大切なのは問題に気づくことです。子供に最高のものを与えたいという気持ちが、毒親へと人を変化させてしまうこともあります。問題は、自分が考えること全てが子どもにとって良い影響ではないということです。

子供時代はたった一度きりで、子供はあなたとその時間を過ごさなければなりません。どんなに理想的な親や大人が周りにいたとしても、やはり親であるあなたが子供の手本なのです。彼らのニーズを常に把握し、出来る限り応援してあげましょう。あなた以上にあなたの子供のことを理解できる人はいません。

子供も一人の人間であり、それぞれ恐れや願望、感情を持っているのです。これは大人が持つものと同じくらい大切なものです。人生において、尊敬され、大切にされる存在であるべきなのです。


引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。



このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。