子供にハサミの正しい使い方を教えよう!
これから紹介するポイントを覚えると、子供にハサミの使い方を上手く教えることができます。
子供が上手くハサミを使えなくても、保護者は忍耐強く接して、彼らが落ち込ませないように協力してあげてください。
子供にハサミの使い方を教えることは、子供の運動能力の発達に大きく貢献する可能性があります。また、その過程はとてもエキサイティングです。
主な目的は子供が自分の指、手、目を同時に、並行して使用することを学ぶことにあります。
ハサミで切る動作は手の筋肉を強くします。それゆえ、将来他の道具を扱う際にもその力が生かされて行くでしょう。
ハサミの使い方を学ぶことは鉛筆やボタン、ナイフのような他の道具を使う準備にもなります。
また切るという動作は、手と目の調和を促します。 視覚によって形を認識しながら、手を自分の思うように動かすのです。
さらに、ハサミを使って切る動作には両手の異なる動作が同時に必要になります。片手でハサミを握り、もう一方の手で切りたいものを支えなければなりません。
母親としては、子供が学ぶ姿を辛抱強く見守り、時には手を貸してあげましょう。ハサミの使い方を学ぶだけでも、子供には時間が必要なのです。
ハサミの使い方を教える上で知っておいて欲しい4つのこと
ハサミの習得を簡単にするため、覚えておいてほしいポイントがいくつかあります。
では、その4つのポイントを詳しく見ていきましょう。
1.適切なはさみを選ぶ
子供の小さな手に合ったハサミであるかが重要なので、プラスチック製のハサミがオススメです。
また、子供の安全を確保するためにも刃先の丸いものが理想です。
子供の手の大きさがハサミを開閉するのに十分でなければ、ハサミを使うにはまだ早いかもしれません。
子供が左利きの場合は、左利き用のハサミを手に入れることをお勧めします。
子供用のハサミを探す際には、以上のことを参考にしてみてください。
2.はさみの開閉方法を学ぶ
子供がハサミを使う上でまず覚えるべきは片手でハサミを開閉する方法です。
はじめのうちは思うようにいかないかもしれません。また、両手でハサミを開閉させるかもしれません。
まずは、子供をハサミに慣れさせるためにも開閉動作だけを練習させましょう。いきなり何かを切る必要はありません。
また、ハサミを使わず手のみで練習させても良いです。その後、ハサミを握って実際に開閉動作をさせてみましょう。
「ハサミで切るという動作は。手と目の調和をを促します。また。両手を非対称的な動作を同時に行わなければなりません。」
3.精度を高める
子供が基本的な動きを習得し、十分なハサミに慣れたと感じたら、簡単な練習をさせることで精度を伸ばしてあげましょう。
簡単な練習の例を挙げれば、紙の中心部に目印を置き、目印めがけてハサミで切らせる。
一枚の紙に線を引き、それに沿って切らせる。
子供の能力に応じて、線の幅を細め、難易度を徐々に上げていきましょう。
子供のやる気を刺激するためにも、まずは簡単な練習から始めてください。
4.ハサミを制御することを教える
子供が直線を切ることができるようになり、はさみをある程度制御できるようになれば、もう少し複雑な形にチャレンジさせても良いかもしれません。紙に正方形や長方形、円といった図形を描き切り抜かせてみましょう。
ハサミの方向を変えることは子供には難しいかもしれません。それゆえ、始めのうちは円を切り抜くのは大変かもしれません。
三角形の切り抜きに手間取っている時には、頂点で一度止まる方法を教えてみてください。きっと、切り抜くためにハサミの方向を変えることを思いつくでしょう。
ハサミの制御を覚てしまえば、図形の輪郭やお気に入りのキャラクターのシルエットを簡単に切り抜くことができるようになります。
最後に、ハサミの使用方法を教える時には、子供したいようにさせることも重要です。
細かな部分を切ることに苦戦するかもしれませんが、そういった経験をどうして子供は成長していきます。