0~5歳の子どもの運動発達

子どもの運動発達は、5歳までに様々なことができるようになります。精密さ、忍耐力、スピード、連動性、強さが、成長と共に向上していくのです。
0~5歳の子どもの運動発達
María Alejandra Castro Arbeláez

によって書かれ、確認されています。 心理学者 María Alejandra Castro Arbeláez.

最後の更新: 17 11月, 2018

0~5歳の子どもの運動発達は常に進化していく段階があります。そして、子どもにとっても親にとっても、運動発達は一生に関わるスキルです。

5歳までの間に様々な運動機能が変化することで、体内の骨、筋肉、筋、神経などが総合的に発達していきます。2本の足で歩くことと、何かものをつかむという精密な動きが、人間にとって特徴的な能力と言えるでしょう。

運動能力は生まれてからすぐに発達し始めて、以下のような身体部分が関わっています。

  • 脊髄
  • 抹消神経
  • 筋肉
  • 間接

運動発達を司る神経系は、本来決まった順番に成長発達していきます。この順序は明確で、しかも予測通りに習得できるようになるので、両親がそれを観察でき、もし何か異常がある場合はそれが予知できます。

子どもの運動発達の最初の兆候

最初に見られる運動発達は、赤ちゃんの頭の動きです。新生児は仰向けの状態で頭を左右に向けることができます。反対にうつ伏せの姿勢では、頭を少しだけ上げることができるかもしれません。

少しずつ赤ちゃんは手を動かす能力が発達していき、0~5歳の子どもの運動発達にはかかせないものとなります。

子どもは段階を追って成長します。生まれた時点で赤ちゃんは、平均して体重3500グラム、身長50センチ程です。

赤ちゃんの頭は大きく、輝く目、小さな鼻、ふっくらした頬をして、割れあごのことが多いです。そこから身体的、認識的、心理的、社会的な、成長発達が始まるのです。

子どもの運動発達には、脳、骨髄、末梢神経、筋肉、間接が関係しています。

生後2カ月から、赤ちゃんの視覚と手の動きとを連動させる力がついてきます。子どもは物を見て手で届くようにしますが、練習を繰り返すことによって、それをつかむことができるようになります。

笑顔を見せて、舌を出す

赤ちゃんの年齢、3ヵ月から1歳までの間を、運動発達の能力に応じて3段階に分けることができます。

  • 3カ月で赤ちゃんは笑顔を見せて、舌を出し始めることがあるでしょう支えがあれば赤ちゃんは座っていられます。赤ちゃんらしい音を出し始めます。手を開いたままで、指と手のひらを使ってものをつかむこともできます。
  • 6ヵ月目に入ると、はいはいを始めて、一人で座れるようになります。数ヶ月後には立てるようになって、歩くことができるかもしれません。少しぎこちないものの、赤ちゃんは両手で何かをつかんで、手放すこともできるでしょう。
  • 1歳になる頃には、もうかなり自立して、好奇心が高まるでしょう。何でも口に持って行くので、危険な時期でもあります。

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子どもの運動発達

支えてもらって歩く

1歳を過ぎると、支えてもらいながら階段を上ることを発見するでしょう。積み木でタワーを作ったり、手や足でボールを押したり引いたりできます。さらに親指と人差し指を使って、物をつかむことができるでしょう。

自分で食べたり、小さな椅子に座れます。子どもの自立心が高まりますが、まだかんしゃくを起こしたり、駄々をこねたりすることがあるでしょう。

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2歳になったらできるのは、一人で階段の上り下り、両足そろえて飛び上がる、ボールを蹴る、三輪車に乗ることなどです。子どもの社会面と認識力が上達して、他の子どもとの関わりが増えるでしょう。

線を描いたり、本のページをめくったりすることもできます。スプーンを使って自分で食べ、時には意味が通じないような会話をするかもしれません。

運動発達:走り回る

3歳頃の子どもは、大きく円を描くように早く走り始め、片足で立てるようになるでしょう。はさみを使って紙を切る、3ピースあるパズルを解く、滑り台を滑っていく、そしてつま先立ちもできます。

4歳になると、以前よりも長い間片足で立っていられます。高く飛び上がり、よじ登ったり、うまくダンスも出来るでしょう。前かがみになって床に手をついたり、鍵を開けることもできます。思っている事を表現し、上手な絵を描き、一緒にゲームができるようになります。

子どもの運動発達

5歳児は字を書ける

5歳にもなれば、一段に片足ずつ足を置いて階段を降りることもできるでしょう。三角形を描き、数字や簡単な言葉を書けるようになります。縄を結び、線に沿ってはさみで切ることもでき、そして文章が書けるでしょう。

この段階で子どもは、走りながら方向を変えたり、バランスを取りながら細い板の上を歩くこともできます。さらに後ろ方向へジャンプすることもできるかもしれません。

左右のどちらが優位か分かる

子どもが右利きか左利きのどちらか、利き手が明白になり 、効き目や利き足もどちらが優位か分かります。左右の両方が同じように使える人は両利きと呼ばれます。

子どもの運動発達は、0~5歳の間に様々なことができるようになります。精密さ、忍耐力、スピード、連動性、強さが、成長と共に向上していきます。


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