幹細胞について:どのように子どもに説明すればいい?

11 6月, 2020
幹細胞のような難しい話題を子どもに説明するのは難しいものですよね。今回は幹細胞について詳しく見てみましょう。

最近では、幹細胞、遺伝子治療の応用の可能性についての話題が多く挙げられます。しかし幹細胞の成熟プロセス制御に関しては、まだまだ不明な部分が沢山あるのが事実です。

いずれ幹細胞の話題が家族最年少の耳にも届くこともあるでしょう。子どもから質問された時に、うまく説明できないこともあるかもしれません。この機会を利用して、子どもに幹細胞について説明するために備えましょう。

幹細胞について、子どもに説明する方法

受精の奇跡の裏には、1つの細胞から人体を構成するすべての細胞を生成しなければならないことはご存知だと思います。この最初の胚細胞は、2つに分割され、その次は4つ、さらに7.5に分割され、最終的に胚を形成します。

最初の接合体細胞は、その先に現れる全ての細胞を生産する役割を果たす、幹細胞として知られています。この細胞は「娘細胞」と呼ばれる細胞も生成します。では、このような細胞にはどんな特徴があるのでしょうか?

幹細胞 について、子どもに説明する方法

幹細胞となるには、細胞にはどんな特徴がある?

幹細胞または前駆細胞「クラブ」はかなりのエリートなのです。このクラブに所属するには、一連の条件を満たしている必要があります。人間の身体はある意味非常に厳しくできていて、各自の適切な胚発達に幹細胞は不可欠です。

幹細胞になるためには、細胞は次のような条件を満たしていなければなりません。

  • 原形:自然界では一つの卵子と一つの精子が組み合わされてできるので幹細胞はどれとして同じものはありません。
  • 純粋性:これらの細胞の生殖系列は純粋に保たれている必要があり、遺伝子はどんな変更や修正があってはいけません。そのようにして胚やその他の細胞を生成するのです。
  • 不滅:最初に幹細胞は何度も分割されて娘細胞となります。その際、未分化されない状態が保たれ、それは発育した生物でも同じです。

もちろん他のメンバー条件が厳しいクラブと同じように、幹細胞のクラブも条件を寛容にしないとメンバーが増えません。そこで、子どもに幹細胞を説明するために、クラブメンバーの分類を設定してみましょう。

幹細胞の種類

前駆細胞が発達最終時点に行き着くと、たった2つの選択しかありません。一つは自己複製の方法で、有糸分裂を通して新しい幹細胞を作り出します。

またもう一つの選択は分化する方法で、血液細胞、脳細胞、筋肉細胞などを形成することができます。この場合、幹細胞としての状態を失います。

しかし分化への長い道のりの過程で、いくつかの時点でこれらの細胞をエリートクラブと分類できることがあるのです。その分化カテゴリーには次のようなものがあります。

  • 全能性細胞:これらの細胞は、クラブの「裕福なジェットセット」メンバーを表します。胚細胞から他の種類の細胞まで全ての細胞に分化する能力を持ちます。
  • 多能性細胞:多能性細胞はわずかに成熟し、もう胚を作成できない細胞を含みます。そこで、これらの細胞は特殊化された細胞のみ作成することができます。
  • 複脳性細胞:この細胞グループに属するのは、一番年長のクラブメンバーです。成熟度を考えても、これらは同じ系統の細胞しか作り出すことができません。

お金持ちや有名な人々と同じように、これらの細胞は専属の設定があります。

これらの細胞がある場所とは?

上記の情報を考慮すると、最もわかりやすい細胞の種類は胚性幹細胞です。そのためには、4~7日目の胚が必要で、この細胞は全能性を研究や調査に最適な細胞です。

一方、成人の身体のすべての組織に、事実上の成体幹細胞が貯蔵されています。専門家はかつて、これらの細胞は多能性があるためにあまり有効性がないと考えていました。

しかし、キャサリン・バーフェリー医師の研究により、成体幹細胞の適応性と治療の可能性が期待されることが論証されました。

最後に重要なのは、幹細胞はさい帯血と羊水に含まれるということです。この発見は医学の歴史上においても画期的な出来事と言えるでしょう。分化全能性に近い状態を利用することで、遺伝子治療に関する期待が持てるようになったのです。

子どものための面白い情報

「幹細胞クラブ」は20年以上前から存在します。しかし2007年、発生学専門であるイタリア人科学者パオロ・デ・コッピによって重要な発見があったのです。デ・コッピ氏は羊水にも幹細胞が含まれることを見出し、幹細胞の理解に大きな飛躍をもたらしました。

この時点で再生医療研究の可能性は広がりつつあり、これらの細胞が持つこれからの未知の発見が期待されています。

それと同時に、羊水に関するこの発見は、胚性幹細胞の利用による倫理的な議論への解決にもなっています。現在、世界で350件を超える臨床試験が行われています。

「私たちは日に日に多くのことを知るようになるが、それをすべて理解できるわけではない。」

– アルバート・アインシュタイン –

  • CNN (última consulta mayo 2019). Historia de las células madre [documental]. Recuperado de: https://edition.cnn.com
  • Mayo Clinic (24 enero 2019). Células madre: qué son y qué hacen [artículo en web]. Recuperado de:www.mayoclinic.org
  • Medlineplus (junio de 2018). Células madre[reseña en web médica]. Recuperado de: https://medlineplus.gov