むずむず脚症候群(ウィリス・エクボム病)の原因と治療

2019年8月15日
むずむず脚症候群は、安静時に子どもや成人の下肢に影響を与える症状のことです。むずむず脚症候群に苦しんでいるなら、医者に見てもらいましょう。

むずむず脚症候群とは、安静時に脚に不快感が出る神経障害のことです。この症候群は「ウィリス・エクボム病(WED)」とも呼ばれ、人口の3%がかかっています。

むずむず脚症候群は激しい不快感を伴い、その結果、安静時の平穏を妨げます。この障害の興味深い点は、体を動かしたり歩いたりすることで不快感が和らぐ、ということです。

むずむず脚症候群の原因と特徴

安静時に脚を動かしたい、という衝動がこの病気の主な症状です。40歳以降はより一般的に見られる症状ですが、どの年齢でも発症することがあり、男女両方に影響を及ぼすことがあります。

さらに、一部の人は他の人に比べ特に症状が強く出ます。つまり、症状の20%は貧血、妊娠末期、または特定の薬物によって引き起こされるのです。

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特定の原因は、ドーパミン機能の変化とされます。この神経伝達物質が神経系で正常に昨日しないと、運動能力に直接影響します。中でも、鉄分やドーパミンを作り出す栄養素が足りてない人には顕著に影響が出ます。

むずむず脚症候群の症状

脚の不快感は通常、長い間脚を動かさないでいると現れます。車内や機内で座っていた後や、映画館で席について30分経っただけでも起こることがあります。

むずむず脚症候群

脚が疼く感覚から始まり、脚を今すぐ動かさなくちゃ、という衝動に駆られます。ストレッチ、ウォーキング、または手足を振るというような単純な行為でさえ、この疼きを和らげてくれます。

むずむず脚症候群の主な特徴は、夜間に悪化する、という点です。このため、むずむず脚症候群はしばしば、夜間の痙攣を特徴とする他の周期的四肢運動障害と関連づけられます。

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むずむず脚症候群の診断

患者の臨床歴に基づき、専門医がむずむず脚症候群の典型的な症状に関わる一連の質問をします。これは、International Restless Legs Syndrome Study Group(国際むずむず脚症候群研究班)によって確立されたプロトコルです。

症状がこのプロトコルと一致する場合、専門医による診察に移ります。神経学的評価と血液検査を何種類か行い、患者の鉄分とフェリチンのレベルを調べます。

その後、睡眠ポリグラフ(睡眠テストの一種)をとり、睡眠活動検査と不動検査を確認します。この一連のテストを経て、専門医は患者の睡眠の質を判断します。

また、専門医は他にも、下肢の末梢神経の損傷が原因である可能性を排除する必要があります。こちらは、筋電図検査と神経伝導検査によって分析されます。

分析されるその他の関連事項

専門医は患者の病歴を調べながら、むずむず脚症候群にかかっている家族のことなど、関連情報を見出します。家族性(遺伝性)素因は、むずむず脚症候群の主な危険因子です。

最後に、診断を下すために、むずむず脚症候群の治療に使用されるドーパミン作動薬に対する患者の反応を見る必要があります。

また、状態が安定しているか進行しているかも評価される必要があります。

むずむず脚症候群の治療

脚の不快感

適切な治療は、診断内容によります。鉄分欠乏症が原因でむずむず脚症候群に苦しむ人は、おそらく鉄分とフェリチンを経口サプリまたは点滴で補うだけで良いでしょう。

大まかに言えば、むずむず脚症候群は自然な方法でも、薬を使用した方法でも治療可能です。後者の場合、ドーパミン値を増加させる薬物を使用して症状を緩和させます。

鉄分とカルシウムのサプリも、不快感を和らげてくれます。むずむず脚症候群の治療には筋弛緩薬も推奨されています。ただし、この薬は妊婦には禁忌であることに留意してください。

自然療法と家庭療法については、マッサージ、日々の運動、冷湿布などを試すことができます。ヨガやピラティスなどの運動も不快感を和らげるのに役立ってくれますよ。また、カフェイン、アルコール、タバコは避けましょう