【感覚を使う遊び】落ち着きのない子どものための遊び7選
ご家庭で常に動き回っている男の子や女の子がいて、その子の気をそらすのにどうしていいいか分からない親御さんはいませんか? ここでご紹介する、落ち着きのない子どものための遊びを利用すると、お子さんが充分に楽しめる遊びのヒントになるでしょう。それに加えて、お子さんの全般的な発達を促進することにもなります。
感覚を使うアクティビティは、小さい子ども達の想像力と微細運動能力を発達するのに役立ちます。さらにこれらの遊びは、子ども達の過剰なエネルギーと欲求不満の方向を変えて、実験と発見を通して学ぶという大きなメリットをもたらす効果があります。
感覚的アクティビティの効果
感覚的刺激は幼い子に大きなメリットをもたらします。さらに、かなり落ち着きのない子ども達も、発達を促す教育的アクティビティにエネルギーを注ぐようになるでしょう。感覚的刺激のメリットが多数ある中で、いくつかを挙げてみます。
- 子ども達をリラックスさせ、そわそわしている子ども達を落ち着かせて活動ペースを遅くする。これらのアクティビティによって、観察したり、人と関わって、判断や思考のために動きを止めることになります。
- 幼い子の微細運動能力を上達させる。これらの作業の多くは指や手を使って小さなものをつかんだり、ピンセットを使ったりすることもあるからです。
- 自信と安心感を持つようになる。アクティビティをすることで、達成感を味わうことができます。これはすぐイライラしたり、自信が持てない子ども達に役立ちます。遊びを通して、作業を上手に終えたことを実感できるでしょう。
- 社会性を促進する。他の子ども達や大人とも接触しなければいけない場合は、特に対人スキルを使います。
- 言語発達が向上する。その環境における様々なものとの関係を持ちながら、子ども達はさらにボキャブラリーを増やしていきます。
- 注意力、調整力、集中力が高まる。
- 論理的な考え方を発達させるのを促す。
- 何かする時に、もっと上達したいという動機を持つようになる。
- 子ども達の個人的、社会的、感情的、身体的発達に関与する。
落ち着きのない子どものための遊び7選
子ども達の感覚的アクティビティには多大な効果があることが分かったので、お子さんたちと一緒に楽しめるクラフトなどの課題を、ぜひお見逃しなく試してみてください。
感覚バッグ
感覚バッグは、落ち着きのない子ども達のアクティビティの中でもトップに入るものです。これらのバッグを使って、散らかすことなくお子さんがこの世界を探求するようになるでしょう。
ここではあなたの想像力を使って、これらの袋をいっぱいにしていき、出来たら子ども達が様々な経験を楽しめるようになります。感覚バッグを作るには、以下のような材料が必要です。
- フリーザーバッグ(冷凍用保存袋)。中身が出てこないように、袋を二重にしておくこともできます。
- ジェル、シェービングフォーム、着色料、グリッターグルー、キラキラした小さなもの、おもちゃの文字や数字、ビー玉など。
- 水、ベビーオイルなど。
全ての材料を利用して、感覚バッグを作成しましょう。例えば、ジェルを入れてからプラスチックやフォーム製の文字を入れると、ジェルの粘着性によって文字を操作することができます。そして、色の違うシェービングフォームを使って色を混ぜる方法もあります。ここではあなたの想像力を利用して色々試してみてください。
感覚を楽しむスライム
これは液体であって個体でもあるので、このスライムは理想的です。とても楽しく遊べて、しかもコーンスターチと水が材料なので子ども達が口に入れてしまっても危険ではありません。さらに一つのスライム生地で色々な感触を観察する良い方法でもあります。
しゃぼん玉
子どもなら誰でもしゃぼん玉で遊んだことがありますね。これはどの年齢の子どもでも楽しめるアクティビティです。テラスやバルコニー、または庭があれば、床を汚すことなくこの遊びを楽しめます。
空中に浮いているしゃぼん玉に注目するようお子さんに指示してみましょう。さらに、しゃぼん玉を触ると割れてしまうので、原因と結果の関係について理解させるのに役立ちます。
自然素材の粘土
粘土を触るという作業は、誰でもリラックスして楽しめるものです。自分で手作りの粘土を作っても、購入したものでも、子どもと一緒に形を作り粘土細工をすることができます。このようにして子ども達は手と指を使う練習ができ、想像力を鍛えられます。粘土を使って何かを作るという心地良い感覚によって、少しずつ子ども達が落ち着いてくるでしょう。
興奮しやすい子どものための感覚アクティビティ(続)
感覚ボード
異なる感触の材質を使った感覚ボードを作り、子ども達にそれぞれを触らせて色々な手触りの感覚を経験させることができます。
ダンボール、布地、ボタン、毛糸、スポンジ、羽、貝殻、木の棒、マカロニなど。色々な材料を使って、とにかく思いつくものは何でも利用して感触ボードを作り、子ども達がそれぞれの材質を触ってみることで様々な感覚を体感できるようにしましょう。
感覚ボトル
このアクティビティを実践するには、プラスチックボトルが必要です。その中に、米粒、レンズ豆、水、水の中で膨らむ ぷよぷよボール、油、グリッターグルー、着色料などを入れます。
好みの材料を使い、好きなように組み合わせてこの感覚ボトルを作成します。それから子ども達はボトルを振って音を出したり、中に入っているものが動く様子を見て楽しめるでしょう。
ベタベタ机
ベタベタ机は、机に置いたものが全てくっついてしまう様子を観察しながら、子どもが考える力を促進します。このアクティビティは微小運動能力の発達に最適です。さらに詳しく言うと、ピンセットを持つ時の指の使い方のように、つまんでつかむ動きを発達させます。さらにこの感覚作業では、落ち着きのない子ども達が集中して分析するスキルを上達させるのに役立ちます。
このベタベタ机は片面粘着シートとガムテープを使って作ります。そのためには、机の上にシートを粘着側を上に向けて置いて、角をガムテープで机に貼り付けます。これで一般の机がベタベタ机に早変わりです。
まとめると、落ち着きのない子どものための感覚アクティビティやクラフトは、有り余るエネルギーの流れを変えながら学ぶことができる素晴らしい方法です。自分の環境を探求しながら、様々な感覚遊びを試してみて、感覚を使って楽しい時間を過ごすことができます。
異なる感覚的刺激を与えると、知性、思考、言語の発達に膨大なメリットをもたらします。加えてこれらのアクティビティによって、子どもが周りで起きていることを分析して理解できます。さあ、お子さんと一緒にぜひ試してみてください。
引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。
- Agudelo Gómez, L., Pulgarín Posada, L. A., & Tabares Gil, C. (2017). La estimulación sensorial en el desarrollo cognitivo de la primera infancia. Fuentes, 19 (1), 73-83. https://idus.us.es/handle/11441/72890
- Véliz Navarro, A. L. (2019). La estimulación sensorial y su incidencia en el desarrollo de las habilidades cognitivas en niños de 3 años en la Unidad Educativa San Jacinto, Guayaquil, periodo lectivo 2019–2020 (Bachelor’s thesis, Guayaquil: ULVR, 2019.). http://repositorio.ulvr.edu.ec/handle/44000/3426
- Jané, T. B. (2019). La estimulación sensorial como elemento fundamental de inclusión. Acciónmotriz, (23), 50-53. https://dialnet.unirioja.es/descarga/articulo/7112435.pdf