思春期の我が子から信頼を得るためにできること

· 2019年5月28日
保護者がまず理解しなければならないのは、思春期の子供は間も無く大人になるということです。また、信頼が長い時間を経て構築されるものであることも理解しておかなければなりません。

思春期は子供の人生において最も難しい時期かもしれません。また、この時期には保護者が試される瞬間が必ず訪れます。保護者が思春期の娘や息子から信頼を得るにはどうすべきなのでしょう?このテーマについて詳しく見ていきましょう。

「思春期の娘/息子の信頼を得るにはどうすればいいのだろう?」と多くの方が自問します。保護者の多くが子供との仲がうまくいかないのは、反抗期だからと考えているようです。しかし、必ずしもそうとは限りません。

親と子の関係は悪化する必要のないものです。関係の良し悪しには、子供の心理状態や、家庭内の調和など多くの要素が関係しています。

親子関係は幼年期に形作られます。そこから始まる親子の経験全てが親子関係に影響を与えるのです。

今更、過去の出来事は変えられません。となると思春期の子供と仲良く過ごすことは可能なのでしょうか?

可能であると答える専門家も沢山います。しかし、そのために考慮すべき点が沢山あります。中でも、重要なポイントが子どもと接するときの保護者の姿勢です。

その時は絶対におとずれる

幼い子供は保護者を反映したものです。しかし、子供は成長するものですし、そのことを理解していない人がしばしば見受けられます。

ひとたび「成長」を感じ、自立を実感すると物事を自身の視点から評価するようになります。

保護者が我が子の変化に取り残されてしまってはいけません。思春期は保護者とその権威が試される時なのです。

子供の思春期には保護者のモラルや、公正さ、忍耐力、寛容さが試されます。

両親への反抗もその中の一つといえるでしょう。子供は保護者が全ての要求に応えることができるかをテストするのです。

思春期の娘/息子から信頼を得るには:支配か信頼か?

これは、保護者と子供との距離を遠ざけるか近づけるかを決めるポイントの一つです。自我の芽生えた子供は信頼を重視し、子供のように扱われることを望みません。

そうなると保護者には支配するか、信頼するかを選択する瞬間が訪れます。状況によっては、子供のの活動を管理、処罰、制限することを強いられるかもしれません。

ここで忘れてはいけないのが、そういった状況に対処するための方法が一つではないということです。同様に、我が子を信頼しなければならない状況もきっとおとずれるでしょう。

保護者の心は支配と信頼の狭間で揺れ動くことでしょう。だからこそ、保護者として、不合理にも主観的にもならないようにしなければなりません。指示ではなく、アドバイスや励ましがキーポイントになります。

「成長し、自立を実感した子供は、自分の視点で物事を判断するようになります。」

指示せず制限を設ける

思春期の子供は数年後には大人になります。そう考えれば、どうしてそんなに命令されなければならないのだろう?という子供たちの疑問も理解できます。保護者としてすべきなのは、一定の制限を設定しつつ徐々に自由を与えることです。

指示や命令をやめ、子供に選択の余地を与えてあげましょう。もちろん、我が子の安全に関わるような問題であれば、子供の自由にさせるというわけにはいきません。そういった状況では何故、何がダメなのかをしっかりと説明することが大切です。

思春期の子供に許可を与えるという行為はとても大切なことです。

許可を与えるということは、子供の意見や個性を尊重し、信頼していることを表します。いずれは、何事も子供自身で責任を負わなければならなくなるのです。

効果的なコミュニケーション

「思春期の娘/息子から信頼を得るにはどうすれば良いか」と自問している方にもう一つお伝えすることがあります。それがコミュニケーションについてです。コミュニケーションに権威の有無は関係ありません。

極めて重要なのが効果的なコミュニケーション方法や言葉遣い、共通のテーマ、適切な声のトーン、を見極めることです。保護者は子供の目に自分がどう映るかを考えなければなりません。

もちろん簡単なことではありませんよね。 思春期の子供は自身の気持ちやプライベートな問題を公にしようとはしません。保護者が大好きな子供であっても、全てを打ち明けるのは難しいかもしれません。ですので、子供のプライバシーを尊重することを忘れてはいけないのです。

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信頼を得るにはどうすればよいのか

ここまでお話ししたように、保護者がまず理解しなければならないのは、思春期の子供は間も無く大人になるということです。また、信頼が長い時間を経て構築されるものであることも理解しておかなければなりません。

子供を支配しようとしたり、思春期の子供に怯え、その恐怖を投射してしまうことは良い方向に働きません。自由を自覚する子供が自由を欲しがることはないのです。