赤ちゃんにとって出産はどんな経験?

· 2018年8月15日

私たちが雑誌や本、妊娠に特化したインターネットの記事などで見る情報には、お母さんが出産をどう経験するかということしか書いていません。しかし、赤ちゃんにとっての出産は一体どんな経験なのでしょうか?

お母さんは出産の過程でとてつもない痛みを経験すると思っている人が多くいる一方、「そうでもない」と思っている人もいます。痛みというのはとても主観的なものなので、それぞれの人が違う経験をします。それぞれの人を比べることはできないのだということを覚えておかなければなりません。

いずれにせよ、私たちはお母さんがこの出産の瞬間をどう経験するのかということを考えるのに慣れています。合併症や有無、痛みの度合い、どうのように呼吸をすべきか、痛みを和らげるにはどんな姿勢をとるのがよいかなど様々です。

しかし、繰り返しますが、赤ちゃんはどうなのでしょう?赤ちゃんは出産時どんな経験をしているのでしょう?

本当のところを知るのはとても困難です。赤ちゃんが教えてくれるというわけにはいきませんからね。しかし、多くの専門家(医者、周産期・胎児期の心理学者など)が赤ちゃんの視点からこのプロセスを研究しています。

この記事では、出産の過程を赤ちゃんの視点から説明してみようと思います。それにより赤ちゃんが経験することについて知ることができるでしょう。

最初の陣痛の瞬間から、赤ちゃんが出産をどう経験するのかを見てみましょう

赤ちゃんは、生まれる準備がいつできるかを知っています。ホルモンを激しく流すことで、赤ちゃんはお母さんに準備ができたことを知らせます。そして、陣痛が引き起こされ、それが赤ちゃんをこの世界に連れてくる助けになるのです。

赤ちゃんは出産の前にこの瞬間の準備をし始めます。赤ちゃんの副腎が今までで最も速くアドレナリンを分泌するのです。これが、近づいているストレスのかかる瞬間を乗り越えるための準備になるのです。

お母さんと子どもは胎盤を通じてつながっていると主張する専門家もいます。このつながりのおかげで、赤ちゃんはお母さんの感情の状態を知ることができるのです。ですので、落ち着いていることが母子にとって非常に重要と言えるでしょう。

お母さんが落ち着いていることが大切

また、赤ちゃんが最初の陣痛を感じ始めると、何かが起こっていることに気が付きます。子宮が緊縮し、赤ちゃんを出口に向かって押していきます。赤ちゃんは出口から出る準備をするマッサージのような圧力を感じます。

産道を降りていくとき、赤ちゃんはどのように感じているか?

赤ちゃんが産道を通り抜けるとき、多少の不快感を感じるかもしれません。また、複雑なお産の場合この不快感は増すかもしれません。

赤ちゃんは出産の間大量のエンドルフィンを作り出し、痛みを和らげある種の幸福が感じられるようにします。

赤ちゃんがマッサージのような感覚を感じている間、赤ちゃんは頭を子宮頚部に押し付け、産道を広げる手伝いをしようとすると考えられています。

お母さんが最初にいきむとき、赤ちゃんは激しい圧力のみを感じ、お母さんが経験しているような激しい痛みは感じません。

赤ちゃんの自然な動きは何のため?

赤ちゃんは自然に次のような動きをします。下に降り、頭を柔らかくし、内側が回転し、頭を広げ、外側が回転し、ついに出てきます。

これは痛くて不快そうに思えますが、子どもにとってはこの自然分娩の過程はそんなにつらいものではありません。

これが赤ちゃんが経験する大まかなことです。トラウマになるほどつらいことのように思えますが、出産はお母さんにとっての方が大変な経験のようです。不思議でしょ?

やっと世界に出てきたとき、赤ちゃんは何を感じる?

赤ちゃんは生まれると、へその緒が切られ肺が機能し始めます。子宮から降りてくるときにかかっていた圧力のおかげで、肺の中に入っていた液体が全て外に出てきます。

生まれたときの経験

赤ちゃんがお母さんの中にいた間は、36度の温度に慣れていました。外に出てくると気温はそれよりも低いので、私たちがすぐに行動しなければならないのです。

ちいさなブランケットでくるんであげ、お母さんの温かい肌の上に乗せてあげることがベストです。これにより赤ちゃんが寒さを感じたり、低体温症になることを防ぐことができます。

このお母さんとの接触が、お母さんと子どもの間の絆を作るのにとても重要だと考えられています。母乳育児をしたいと思っているお母さんには、これにより母乳が出やすくもなります。

これで赤ちゃんが出産をどう経験するか分かったと思います。私たちはお母さんにとっての出産の情報をいつも目にしていますが、たまには赤ちゃんがどう感じるのかについて知るのもいいですよね。