妊娠中に髪を染めても大丈夫?

自分の理想の美に近づくために、髪を染めている方は多いと思います。にも関わらず妊娠中にどういった影響があるのかを知っている人はあまりいません。
妊娠中に髪を染めても大丈夫?

最後の更新: 10 2月, 2019

妊娠中に髪を染めると赤ちゃんに何か悪い影響があるのでしょうか?妊娠中には一挙手一投足に注意を払うべき、というのが周知の事実です。また、多くの人が化粧品にも気をつけるべきだと考えているようです。

美しくいたいというのは年齢を問わずすべての女性の願いです。髪が美しさの一端を担うものであることは多くの女性の知るところでしょう。

では、赤ちゃんをお腹に宿している段階ではどうでしょうか 本当に髪を染めても大丈夫なのでしょうか?

この記事では、妊娠中のヘアケアについてお母さんに知っておいて欲しいことをいくつか紹介します。

栄養や体を動かすこと、家族計画など、こういったものが妊娠に関連して取り上げられる主なトピックです。しかし、これだけでは不十分です。妊娠中の身体はホルモンの変化を経験します。それに伴って、心理的、感情的な影響があることは言うまでもありません。

数ある問題の中には答えを出せぬまま、議論され続けているものもあります。その一例こそ、まさに化粧品についてです。

自分の理想の美に近づくために、髪を染めている方は多いと思います。にも関わらず妊娠中にどういった影響があるのかを知っている人はあまりいません。

しかし、なぜ妊娠中に髪を染めるのは悪いことなのでしょうか?

妊娠中に髪を染めることのリスク

多くの人が最低でも妊娠4ヵ月を迎えるまでは染めるべきでないと考えています。理由は以下の通りです。

  • 赤ちゃんの臓器は妊娠後、数ヶ月の間に形成されます。胎児の身体は脆く、母体に副作用を及ぼす化学物質の影響を受ける傾向があります。
  • 母親のアレルギー反応やネガティブな副作用は、胎児に悪影響を及ぼす可能性があります。
  • いくつかのヘアカラーリング剤には酢酸鉛などの成分が含まれています。こういった成分は子供の脳に悪影響を及ぼす可能性が指摘されています。また、神経系の発達に悪影響を及ぼす可能性もあります。

胎児に有害である可能性がある製品はヘアカラーリング剤だけではありません。同じ化粧品という括りでは、パーマ液についてもその危険性が指摘されています。

髪を染める

証拠の欠如

一方で、髪の毛を染めることと胎児の発育との関連性を証明する科学的根拠はないと主張する専門家もいます。

多くの製造業者はヘアカラーリング剤はこの数年で人体に副作用を及ぼさないように改良されたと述べています。

しかし、全く危険でないという主張にも十分な根拠が示されていないのが実情です。染髪をするかしないかは慎重に判断しなければなりません。

基本的な予防策を怠ってはいけません。第一に品質です。質の悪いものや安価なヘアカラーリング剤の使用は避けてください。妊娠中には自身の健康、胎児の健康、その双方に配慮できるよう生活にゆとりを持たせましょう。

「一部のヘアカラーリング剤には酢酸鉛などの成分が使用されています。こういった成分は胎児の脳に悪影響を与える可能性があります。」

こういった製品の使用は避けてください。

美容室で髪の毛を染める際には、美容師が薬剤の量を決定するのが一般的です。美容師が予防策とれるように、自身の身の上を事前に説明しておきましょう。

最後になりますが、とても重要なのが髪を染める頻度です。髪を染めのであれば回数は最小限にするようにしてください。

妊娠前には髪を好きなだけ染めていただいて構いませんが、妊娠中には安全を優先していただければと思います。

結論

この記事ではこの議論に関わる多くのことを紹介しましたが、全てではありません。多くのケースで当てはまることではありますが、全てのケースに当てはまるものではありません。

胎児の発育に影響を与える可能性のある決断をする前には必ず医師に相談してください。

医師によっては、比較的人体に影響の少ないヘアカラーリング剤を教えてくれるかもしれません。いずれにせよ、考慮すべき点や予防策を教えてくれるはずです。

ここでいう予防策とは気化した薬剤を吸い込まないように屋外で髪を染めることや、常に手袋を使用や目の保護などです。

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妊娠とは女性の美徳が色濃く現れる美しい経験です。妊娠した女性は輝きを放ち、これまでにないほど女性らしく見えるものです。

健康に悪影響がなければ、外見を整えて構いません。

しかし、髪を染めていて不快感を感じる場合には、代替案を検討されてみてください。

アンモニアを含まない、有機染料や、ヘナ、カラーシャンプーなどがその例です。

もちろん、決定するのはあなたですが、事前に情報を精査し、必要な措置を全て講じることを忘れないでください。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。