娘のパートナーを好きになれないときはどうしたらいい?

子どもの最初の恋愛関係における親の役割はサポートと理解でしょう。これは娘さんが選んだ人をあまり好きになれなかったとしても常に必要なことです。コミュニケーションと尊重は絶対に欠かせません。
娘のパートナーを好きになれないときはどうしたらいい?
María Alejandra Castro Arbeláez

によって書かれ、確認されています。 心理学者 María Alejandra Castro Arbeláez.

最後の更新: 03 5月, 2019

母親や父親として、子どもの幸せ、成功、そして安全を確保したいと思うことは当然のことです。ですので、子どものパートナーと会い、関わることが複雑な状況になることもよくあります。

こういった状況で好ましくない雰囲気を見せる親はたくさんいます。娘のパートナーが好きになれないとき、どうしたらいいのでしょうか。

 

娘のパートナーが好きになれないとき、どう振舞うべきか?

娘さんが誰かと付き合い始め、彼女が選んだ人とあなたが会うときがやってきました。このことがあなたの中の過保護な部分を呼び覚ますことになるかもしれません。

娘さんを失うことを恐れるのは普通のことです。娘さんを育て、教育し、健康で堂々とした人生を与えるために一生懸命努力してきましたよね。娘さんにはできる限りのことをしたいと思っていることでしょう。

しかし、子どもは成長し、自分で意思決定をしたり自分の足で歩く権利を持っているということを忘れてはいけません。子どもがパートナーを選ぶこともそういった重要な意思決定の一つであり、私たちはそれを支持してあげなければなりません。

では、娘さんのパートナーを好きになれなかったとき、どうしたらいいのでしょうか。あなたは娘さんのつきあう相手の好みに賛同できないかもしれませんが、尊重と愛情を常に持っていなければなりません。

批判しないことが最初の前向きなスタート

自分自身とお子さんに正直であるためには、あなたが自分自身の短所に気づいていなければなりません。これが、新しい人や他の環境、異なる現実に直面した時に、自分の気持ちを変えたりオープンにしたりするための最初の一歩なのです。

あなたが娘さんのパートナーに会う時には、その人の外見で批判をしないようにすることを覚えておきましょう。個人的な好みに基づく批判は特に避けるべきです。

とても素晴らしく見えないのは、仕事で嫌なことがあったからかもしれませんし、あるいは経済的な状況のために高級な服やアクセサリーには手が届かないからかもしれません。

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また、人それぞれの好みは尊重されるべきです。シンプルな見た目が好きな人もいれば、派手な格好が好きという人もいます。

外見や好みに基づいて批判する前に、娘さんが選んだ人についてよく知るために時間を共にした方がいいでしょう。先入観は全ての人間関係を悪くしてしまいますし、それを変えられるかは私たち次第なのです。

若者は若いということを理解しましょう

娘さんが10代だったりすると、コミュニケーションの問題があるかもしれません。あなたと娘さんをしっかりとつないでいる愛情を超えて、世代間のギャップがこの段階の子どもとの関りを妨げてしまうのです。

今日の若者には自分たちの言葉があり、テクノロジーが生き方の不可欠な部分になっています。青少年の語彙や好みは、親の目にはとても不思議に映るかもしれません。しかし、親も昔は若かったということを忘れてはいけません。

繰り返しますが、おすすめなのは批判をせず、お子さんをよりよく知るための忍耐を持つことです。インターネットやソーシャルメディアの力を借りれば、若者がどんな風に話し、行動するのかを少し理解することができます。

こうすることでお子さんとコミュニケーションを取りやすくなるでしょう。友情、信頼、理解の絆を育てることができるからです。さらに、お子さんのパートナーと会うための準備にもなります。

新しく会った人を知るには時間がかかります

娘さんのパートナーに初めて会う時、その人はおそらくとても緊張しているでしょう。ですので、間違いを犯すかもしれませんし、気まずかったり社交的でないように思えることもあります。これは、その人がこの瞬間がいかに大切かということを理解しており、あなたを喜ばせたいと思っている証拠なのです。

人を一日で、ましては数時間で知ることは不可能だということを覚えておかなければなりません。娘さんのパートナーに会ったばかりなら、その人が本当はどういう人なのかを見せられる機会を与えてあげるようにしましょう。

 

娘さんのパートナーを理解するために 娘  パートナー  好きになれない

「子どもは成長し、自分で意思決定をしたり自分の足で歩く権利を持っているということを私たちは受け入れなければなりません。子どもがパートナーを選ぶこともそういった重要な意思決定の一つであり、私たちはそれを支持してあげなければなりません。」

お子さんに間違いを犯させてあげましょう

ときには、親が正しかったということを時間が証明し、恋人同士が別れてしまうこともあります。娘さんはあなたが好きになれなかった人と別れることになったかもしれませんが、あなたは解決に関わる人であるべきであって、問題の一部になってはいけません。

健全で幸せな恋愛関係を築くことはとても難しいことです。時間と努力、献身が必要です。

あなたは人生を共にすると人として決めた娘さんの選択に賛成しないかもしれません。それでも、あなたは娘さんの人生の重荷に決してなってはいけません。

私たちは皆、今のパートナーとも過去のパートナーともいい経験もしていれば悪い経験もしています。そういった時に話を聞いてくれたり一緒にいてくれた人に対して感謝していますよね。

親として、私たちは子どもに幸せになって欲しいですし、愛情と満たされている感覚は幸せな人生の一部です。娘さんは今のパートナーとずっと一緒にいるわけではないかもしれませんが、その関係を続けるという道を選んだ年月をとても幸せに過ごすかもしれません。

パートナーと別れるという決断をあなたに打ち明けてくれたときに、「やっぱりね」とか「だから言ったでしょ」と言ったようなコメントをしないようにしましょう。ただ娘さんは若くて、困難なときを乗り越えるためにたくさんの愛情と心の平穏を必要としているということを覚えておくようにしましょう。


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