コロナウイルスに警戒しながら赤ちゃんのお世話をするには

コロナウイルスは世界中で人々を警戒させ続けています。今日の記事では、コロナウイルスと赤ちゃんのお世話に知っておくべきことをお話します。
コロナウイルスに警戒しながら赤ちゃんのお世話をするには

最後の更新: 23 4月, 2020

新型コロナウイルスは人々を警戒させ、多くの国において通常の生活ができなくなっています。世界中で何千というケースが報告されています。ですので、今回の記事では赤ちゃんがコロナウイルスに感染した場合についての一般的な情報と従うべき手順についてお話します。

コロナウイルスとは?

コロナウイルスは通常動物に感染するウイルスです。この系統のウイルスには多くの異なる種類があります。中には変異して人間にも感染するものもあるのです。

これがSARSコロナウイルス‐2でも起こりました。新型のコロナウイルスは2019年の12月に中国の武漢で初めて確認されました。それからというもの、その感染力の強さから世界中で感染者数が爆発的に増えることとなりました。

コロナウイルスの症状とは?

ほとんどの感染者は無症状です。つまり病気だという症状がほとんどの人には一切出ないのです。たいていの場合、特に子どもや赤ちゃんに関しては咳のような軽く一般的な症状がでるだけです。

コロナウイルス 赤ちゃん

出典:ニュージーランド政府

コロナウイルスが症状を引き起こす場合には、一般的に乾いた咳、熱、息切れなどが起こります。また筋肉の痛みや疲れ、全体的な不快感などを感じることもあります。

しかし、必ずしもそうとは限りません。ケースとしては少ないですが、肺炎を引き起こしたり呼吸不全のために死に至ることさえあるのです。これは免疫力の低い年配の方など、抵抗力の少ない人々に起こりやすくなります。

新型コロナウイルスはどのように感染する?

このウイルスは空気中の小さな粒子を伝って人から人へと感染します。感染者が咳やくしゃみをすると、粒子が大気中に舞い、約90センチ~180センチ飛びます。何の症状が出ていなくても、感染している場合は病気をうつす可能性があるのです。

この粒子は机やドアノブ、スプーンやフォークなど毎日使うものに付着します。または人に直接付着する可能性もあります。感染していない人がウイルスの付着したものに触れ、その手で鼻や口、目などを触ってしまうと、ウイルスが体内に入る恐れがあります。

赤ちゃんがコロナウイルスに感染したら

小さな赤ちゃんはまだ免疫系が完全に発達していません。ですので、特に注意を払って観察する必要があるのです。

赤ちゃんにコロナウイルスがあるかを診断するには

大人と同じように、赤ちゃんにもコロナウイルスに感染している疑いがある場合、鼻やのどの分泌物をお医者さんが調査します。お子さんの症状が特定の基準を満たしているかどうかによって、検査が必要かどうかをお医者さんが判断します。

赤ちゃん コロナウイルス

赤ちゃんにコロナウイルスの陽性反応が出たら

検査によってコロナウィルスに感染していることが分かった場合、以下のような2つの状況が考えられます。

  1. 陽性ではあるけれども無症状の場合。赤ちゃんは入院することになり、観察の元隔離された部屋にとどまることになります。授乳もストップしなければなりません。健康な家族だけが面会することができ、感染を防ぐための適切な予防をしなければなりません。
    また、ウイルスの兆候が継続的に観察されます。また、感染の進展を観察するために胸部のレントゲンも撮影します。また、合併症が発生しないか常に観察されます。
  2. 陽性であり症状も出ている場合。大人と同じ処置がとられます。解熱剤を処方され、年齢や体重に合わせて水分補給などのサポート手段がとられます。さらに、赤ちゃんがとても小さい場合は、肝臓や腎臓、心臓の機能についても診断します。

どれくらいの期間入院が必要?

24時間以内に2つの検査を受け、それが両方とも陰性で、赤ちゃんの調子も良い場合は帰宅することができます。さらに、3日以上熱が無い状態が続いていなければなりません。そして胸部のレントゲンについても改善が見られる必要があります。

まとめ

現在のところわかっている情報では、赤ちゃんや小さな子どもは他の年代の人よりコロナウイルスの影響を受けにくいということを理解しておくことが重要です。ですので、冷静さを保つことが大切なのです。

これで、もしも赤ちゃんがコロナウイルスの症状を見せた場合にどうすべきかが分かったかと思います。なにはともあれ、いつも通り専門家の指導や勧めに従うようにしましょう。


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