子どもの扁桃腺を摘出する:どのようなケースで判断すべきか

2019年9月23日
最近では、数年前に比べて扁桃腺の摘出手術は減ってきました。医者が扁桃腺の摘出を決断するのには2つの理由があります。それは、扁桃炎と睡眠時無呼吸症候群です。普通は専門家が摘出すべきかどうかを判断します。

扁桃腺とは喉にあって呼吸器系のための抗体を作っている器官です。とりわけ生まれて最初の一年間は、体に悪影響を及ぼすようなウイルスや細菌、菌類から体を守ってくれます。

お医者さんが子どもの扁桃腺を摘出するべきだと判断するのはどのようなときなのでしょうか?この記事では、親の多くの方が疑問に思っていることについて見ていきます。

アデノイド(咽頭扁桃)と舌状回ワルダイエル咽頭輪を構成しています。この部位では、細胞が互いを守りあっています。専門家が指摘しているように、特定の炎症が患者の健康を脅かしている場合、扁桃腺を取り除かなければならないのです。

扁桃腺を取り除くべき時とは?

扁桃腺を摘出するのには主に2つの理由があります。それは、扁桃炎と睡眠時無呼吸症候群です。前者は扁桃腺の炎症に関わるものです。実際、これは子どもが最もかかりやすい病気の一つでもあるのです。後者の睡眠時無呼吸症候群は、睡眠時に気道が塞がってしまうことで起こります。

どちらの場合でも、手術を通して扁桃腺を摘出するかどうかは、耳鼻咽喉科の先生が判断します。子どもによく喉の感染症が見られる場合に、多くの先生が扁桃腺の切除を決断します。ここでの疑問は、子どもの扁桃腺を摘出することはどれくらいの頻度で起こるのかということです。

12歳までの子どもにおいては、1年間に6回以上の炎症が起こるのが、少なくとも2年以上続いている場合です。

睡眠時無呼吸症候群については、夜寝ているときに子どもが呼吸がしにくくなっているときです。これによって夜十分寝られず日中疲れてしまうだけでなく、大きな健康障害のリスクも高まってしまうからです。

扁桃腺 切除

手術を回避することはできる?

最近では、手術に頼るというのは最終手段になっています。しかし、つい最近までは扁桃腺を摘出するのはとてもよくあることだったのです。少しでも炎症の兆候が出ていると摘出されるのが普通でした。

しかし今では、子どもが自然かつ完全に自分の免疫系と抗体を発達させることが目標になっています。5歳以下の子供が扁桃炎を頻繁に起こすのは普通のことです。さらに、その後の人生でずっと役に立つ免疫力を身に着けようとしているのです。

とはいえ、患者に呼吸器系の問題や聴力の問題、または良くない副作用のリスクがある場合は、手術が必要だと判断されるでしょう。

子どもに頻繁にウイルスや細菌の感染症があるときには、小児科の先生のアドバイスに順序だって従うことが重要です。正しい治療法に従い、子どもを新たな感染症にさらさないことで、新たな再発を防ぐための時間を免疫系に与えることができます。

睡眠時無呼吸症候群のある子どもに関しては、子どもがいびきをかいていることでそれに気づくことができます。一般的に、鼻水などの粘液が出やすい子どもは睡眠時に口呼吸になることがあります。しかし、呼吸が常に苦しそうだったりいびきが大きすぎる場合は、お医者さんに診てもらった方がいいでしょう。

扁桃腺を摘出する手術はどんなもの?

扁桃腺を摘出するための手術はシンプルで比較的短いものになります。しかし、回復には10日~20日の休息を要します。手術から10日経ってから出血が起こることもあるので、この休息期間がとても重要なのです。手術の反応として可能性のあるものは防ぐことが大切です。

子ども 扁桃腺 切除

手術は寒冷療法とレーザーを使って行われますが、子どもの扁桃腺摘出にはアデノイド口蓋扁桃摘出術が最もよく使われています。全身麻酔を行うので、手術時にはお腹を空っぽにしておかなければなりません。

回復期間については、子どもも大人も病院で2時間回復のための時間をとった後に帰宅します。

最後に、扁桃腺の摘出をする上では、医者が患者の病歴を知る必要があります。手術は比較的簡単ですが、回復期間には注意が必要です。術後3、4週間経てば、その人の生活は大きく改善されるでしょう。