出産後の性行為について知っておくべきこと:出産の影響

出産後の性行為は、少し変化を伴うプロセスであることは間違いありません。
出産後の性行為について知っておくべきこと:出産の影響
María Alejandra Castro Arbeláez

によって書かれ、確認されています。 心理学者 María Alejandra Castro Arbeláez.

最後の更新: 14 6月, 2019

出産後の性行為については、それぞれの夫婦で異なります。痛みや疲れのためにまた性行為をするのが難しいという人もいます。

赤ちゃんには24時間注意を払っていなければならないという点もまた問題です。今日の記事で、出産後の性行為について見ていきましょう。

性行為の頻度は妊娠後期になると減る傾向にあります。さらに、赤ちゃんを産んだ後元のペースに戻るのも簡単なことではありません。

これは母親となった女性の身体の回復のためだけではありません。これは、新生児にはたくさん注目してあげなければならないためでもあります。

赤ちゃんを9カ月間お腹に宿し、出産をした身体は回復する必要があります。これはたいてい4~6週間かかります。出産後のこの期間は、とても疲れやすく、身体には痛みがあり、感情の変化も起こります。これらすべてのバランスを取り戻すのにはしばらく時間がかかるのです。

一般的に、重大な合併症などが無ければ出産後に性生活を再び始めることに危険はまったくありません。プレッシャーなく、お母さんが身体的にも精神的にも準備ができたと感じるまで待つのがベストです。この意味で、女性がこの移行期間に十分時間を取ることが大切なのです。

出産後の性行為:知っておくべきこと

お母さんもお父さんも、赤ちゃんが生まれた後はセックスへの興味が減るかもしれません。新しいバランスを見つけることがカギになります。夫婦の気持ち、元気、二人の身体の変化などを考慮に入れなければなりません。そしてもちろん、二人ともが赤ちゃんの子育てをしているということも念頭に置いておかなければなりません。

女性と男性の感情や精神面は新しいバランスに到達するのに数週間かかるかもしれません。妊娠中、9カ月間かけて二人とも新しい身体に適応していきます。しかし、出産後の変化はより急激です。

出産後最初の数カ月間のホルモンの典型的な再構築も性行為の妨害になるようです。新しくお母さんになった女性は、悲しみや無感動の感情を感じることも多くあります。これら全ての感情はお母さんの頭の中で混ざりあって、夫婦の気持ちが通じ合うのが難しくなるのです。

エストロゲンが減り、授乳を促進するホルモンであるプロラクチンが増えるので、性的衝動を失うこともあります。さらに、このホルモンは膣を乾燥させる働きもあるのです。

出産後のセックスについて 出産後   性行為

出産後のセックスに影響するもの

出産後の性生活の再開に直接的に影響を与える要素がいくつかあります。

・痛み

お母さんの中には、赤ちゃんを産んだ後性行為がとても痛く感じる人もいます。一般的に、この痛みは傷の縫合のためです。会陰部がしばらく敏感で繊細なままになることは至って自然なことです。

・疲れ

赤ちゃんのお世話を24時間することは身体的にも精神的にも疲れることです。お母さんとお父さんがやっと横になれるころには、寝る以外のことをしたくなくなってしまうのです。

・ボディイメージ

多くの女性が、赤ちゃんを産んだ後自分が魅力的だと感じなくなります。その結果、性的衝動も弱くなるのです。あなたもそうなら、心配する必要はありませんよ。元の体型に戻るには少し時間がかかるんです。

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出産後いつからセックスを再開していいの?

出産後にセックスを再開するのに、決まったタイミングというのはありません。医療的な観点からは、出産後数日後にセックスをしてはいけないという理由はありません。

しかし、出血が2~4週間続くことがあります。それと、疲れや会陰切開の痛みによって再開が遅くなることもあります。

ときには、出産後最初のセックスをするのに数週間、あるいは数か月待つ夫婦もいます。実際、たくさん出血があったり、膣が乾いていることなどで性行為の再開が遅くなるという可能性も大いにあります。

もちろん、長く待ちすぎないことがベストです。怖がっていたり二人の間の緊張が募ると、夫婦間に距離ができてしまうかもしれないからです。

こうならないためには、コミュニケーションをしっかりとり、身体的な接触を続けることです。マッサージをしたり、相手のことを褒めたり、キスをしたりすることで二人のつながりを維持するようにしておけば、時が来れば性的衝動を感じることにもつながります。

性的衝動の喪失:なぜ起こる?

赤ちゃんがやってくると、全ての女性はホルモンの変化によって性的衝動の強さが弱くなります。これは出産後4~5週間続く可能性があります。

性的衝動の喪失につながるものにはいくつかの要素があります。それを以下に書いています:

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  • 傷の痛み会陰切開や帝王切開による傷は痛むことが多く、セックスをすることで痛みが増すのではないかと怖がるお母さんもいます。
  • 自分への自信を喪失するかもしれません:初めて母親になった人は、身体の見た目を気にする人も多く、妊娠してから自分は魅力的ではなくなったと感じることも多いのです。
  • お父さんは拒否された、または自分は取って代わられたと感じるかもしれません:父親になることも、男性の性的衝動に影響があるかもしれず、セックスをしたいと思いにくくなるかもしれません。
  • 父親としての罪悪感:お父さんはエックスを再開したいと思うかもしれませんが、お母さんを傷つけてしまうのではないかと怖くなるのです。

出産後の性行為は、少し変化を伴うプロセスであることは間違いありません。以上のアドバイスに従っても性生活の再開に問題がある場合には、産婦人科医に相談することをお勧めします。


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