パラシュート反射の発達について学ぼう

反射が適切な時期に現れ、消えるということを認識しておくと、子どもの健康のために大いに役立ちます。
パラシュート反射の発達について学ぼう

最後の更新: 08 12月, 2018

この記事では、赤ちゃんのパラシュート反射の発達について説明します。

赤ちゃんの反射は、特定の刺激に対する運動反応です。反射は神経系の発達の主な特徴でもあります。

赤ちゃんにおけるこういった反応は、たいていの場合生後1か月頃に始まり、脳が成熟した時に消えます。

最も良く知られた反射には、吸入反射、足踏み反射などがあり、あまりよく知られていないですが同じくらい重要なものとして、パラシュート反射があります。

パラシュート反射とは?

まずパラシュート反射とは、生後5か月ごろから始まる、身を守るための反射です。

これは赤ちゃんが脇の下を抱えられてまっすぐ抱っこされているときに、地面に放り投げられたかのようにパッとうつ伏せにさせられたときにのみ起こります。

この運動反応は、衝撃を和らげるように腕を伸ばすというものです。この反射は生涯を通して持ち続けるものです。

なぜ赤ちゃんにはパラシュート反射が備わっているのでしょうか?

パラシュート反射は、原始反射の一つです。これは中枢神経系でコントロールされており、生まれて最初の一年を生き抜くためのものです。

原始反射はお腹の中から始まり、各年齢の典型的な動きと共に発達していきます。ですので、これらの反射は外界からの刺激により引き起こされます。

そして時間と共に消えていく不随意の動きなのです。

原始反射の一つ、パラシュート反射

お子さんにパラシュート反射があるかを確かめるには

お子さんの反射の発達を調べるのにベストな方法は、毎月かかりつけの小児科で相談することです。

しかし、以下の反応があるかどうかで、お子さんにパラシュート反射があるかどうかをチェックすることができます:

  • 赤ちゃんの足と体がつくところまで体を下げます。それに対して赤ちゃんが脚を伸ばし、脚を少し外旋させるのを確認しましょう。生後5か月までに、すぐに見てわかるようになります。
  • 横からのパラシュート反射を見るためには、脚がぶらぶらするところに子どもを座らせます。どちらかに赤ちゃんを優しく押したときに、赤ちゃんが腕をさっとあげて落ちないようにするかどうかを見ます。これは生後6か月までに見られる反射です。
  • 前面の反応は、子どもを前に押したときに、ダメージを受けないようにすぐに腕を広げるかどうかでわかります。このレベルのパラシュート反射は生後7~9か月の間に見られます。
  • 自分の身を守るための反射には、後ろ向きに押されたときにも起こります。腕と手首が伸び、肩が後ろに回転します。

これらの反射があるかどうかを定期的にチェックすると、お子さんの運動技能や神経系がどれくらい発達しているかがわかります。

お子さんの反射の発達を調べるのにベストな方法は、毎月かかりつけの小児科で相談することです。

赤ちゃんに反射がないとき

赤ちゃんに多くの反射が見られないということが、神経のダメージや運動技能の弱さのために起こることがあります。

こういった病気は以下の特徴を持って現れます:

  • いつも寝ていて、まっすぐ座れない子。
  • 筋肉の正常な緊張が少なく、それが体の連動が上手くいかないことや、転んでしまったり横向きになってしまうことなどから明らかなとき。
  • テレビを観ているときなどに、焦点を合わせることが難しいとき。この症状があると、お子さんが学校に行くころになると、学習障害が出るかもしれません。
  • トイレトレーニングができないこと。
  • 運動機能がうまく発達できないこと。手を動かすことや、食べることさえできません。
  • 神経質で、おびえていたり、親に頼りきりな子。
反射のない子の問題 パラシュート反射

こういった症状を適切な時期に発見すれば、これらの反射やその子に適切なスキルを発達させることを促すセラピーなどを取り入れることになるかもしれません。

また、ゲームなどを通して不随意の運動反応を自然に刺激するのも素晴らしい方法です。

まとめると、反射の存在は、神経系や運動技能の適切な発達を保障してくれるということです。

反射が適切な時期に現れ、消えるということを認識しておくと、子どもの健康のために大いに役立ちます。

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