仕事も勉強もしたがらない若者とは?その原因と解決策

仕事にも勉強にも興味がない若者は危険です。何事にも挑戦する気がなく、成功するための努力は時間の無駄だと感じていると、どんどん自尊心がなくなるような行動に走ってしまいます。
仕事も勉強もしたがらない若者とは?その原因と解決策
María Alejandra Castro Arbeláez

によって書かれ、確認されています。 心理学者 María Alejandra Castro Arbeláez.

最後の更新: 06 2月, 2019

仕事も勉強もしたがらない子どもに悩む両親は共通して困っています。仕事も勉強も、何に対してもやる気がないのです。

若い人は色々悩んだり、世の中に幻滅する時期があるものです。大学進学や就職に対しても特に魅力を感じないのです。

裕福な環境で育つ若者は消極的になりがちで、それでも自然と親から権利を受け継ぐ立場にあるので危険です。

両親から物質的な援助を受ける子どもは、将来へのビジョンや自分の夢を現実にしようとするという意思に欠けてしまうのです。

子どもが仕事も勉強もしたがらないのはなぜ?

人生の展望に影響する程子どもにやる気がないのは2つの要因に基づいています。まず1つ目は過保護な家族が原因で、2つ目は社会全体の問題がもたらす結果です。

子どもが仕事も勉強もしたがらないと文句を言う親に限って、親本人がその状況の原因になっていることがあります。

子どもが生まれてから大人になるまでずっと甘やかしていればそうなるのも無理はありません。もちろん常に甘やかしていないかもしれませんが、過保護な両親が原因で子どもが無関心になってしまうことが多いのです。

 

このような子育てをしていると若い人は自分の行動に責任を持たなくなり、自分で問題解決が出来なくなります。

こちらの記事もお勧めです:過保護な子育てをしないようにする方法

大抵の場合、子どもは少しでも大変な状況に直面するだけで失敗を恐れてしまいます。これでは精神的な悪循環になり、努力をしないことでもっと自分の価値を感じられなくなって、人生に幻滅してしまうのです。

さらに両親が問題を解決してくれるのに慣れてしまって、過保護に育てられた子どもは挫折に耐えられない傾向があり、物事が計画通りにいかない時に子どもはどうしていいかわからなくなります。

仕事 も勉強もしたがらない子ども

社会的な側面

若い人が仕事も勉強も拒否する もう1つの原因は社会そのものです。この競争の激しい社会において、学校を中退した人に就職はとても難しいものです。

何年も学業を続けて大学を卒業したとしても、就職するのは簡単ではありません。若い人がそれを見て、大学に行って学位を取るために努力する価値があるのかと思うのです。

大学卒業していても就職難の状況で高卒となるとさらに大変でしょう。若い人は勝ち目がないと感じてしまうかもしれません。

若年無業者、いわゆるニートと呼ばれる人達は、仕事や勉強に対する努力は時間の無駄だと感じています。

成功したい、夢をかなえたいという気力がない若者は自分が拒絶する社会の被害者になっているのです。

また尊敬できるお手本となるような人が身近にいないと、ティーンエイジャーは周りに溶け込もうとします。 流行りのものに影響されてそれが正しいか健全かどうかなど気にしません。周りいる仲間のまねをして、友達がすることは何でもするようになるでしょう。

適切な指導がないとどうなるかというと、若い人は生きる意志をなくして 自分が信じる価値観を全うできなくなってしまいます。

「若年無業者、いわゆるニートと呼ばれる人達は、仕事や勉強に対する努力は時間の無駄だと感じています。」

仕事も勉強もしたがらない子どもはニート?

ニートに当たる人口はまだ少数派に留まっています。それでも多くの両親が仕事も勉強もしたがらない子どものことを心配しています。

そのような若者をどのように救うことができるのでしょうか?まずはどのようにして、その状況に陥ってしまったのかを理解しましょう。それには次のような方法があります。

自尊心を高める

子どもが良い意味で自分を好きになるように育てるのは親としての責任です。

子どもは自分の長所を認識してそれを磨いていき、そして短所もあることを認めてそれをコントロールするように努力するべきです。

仕事も勉強もしたがらない若者

価値観を強調する

物質的なもので悪い性格は補えません。両親が価値観や道徳を大切にすると子どもは責任ある大人に成長し、自分のいる場所で最大の努力をするようになるでしょう。

こちらも参考にして下さい:子供に覚えてもらいたいマナーや価値観

適切な限度を設定する

若い人は限度を設定することで、イライラを克服できますし、すべきことやしてはいけないことが理解できるようになります。

ですので、規則ははっきりと決めておく必要があります。子どもに期待し過ぎないようにして、でも子どもの能力を見くびるような真似はしないでください。

必要であれば、心理学者や児童カウンセラーに相談してよくありがちになってきたこの問題を解決していきましょう。

子どもが仕事や勉強をしたがらないで困っているとしたら、親のあなたがどんどん子どもに関わって、状況を変えていくようにしましょう。


引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。


  • Bania, E. V., Eckhoff, C. & Kvernmo, S. (2019). Not engaged in education, employment or training (NEET) in an Arctic sociocultural context: the NAAHS cohort study. BMJ open9(3), e023705. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6475364/
  • Duncan, G. J., Kalil, A. & Ziol-Guest, K. M. (2013). Early childhood poverty and adult achievement, employment and health. Family Matters, (93), 27-35. https://search.informit.org/doi/abs/10.3316/INFORMIT.768705784806255
  • Farber, M. J., Kim, M. J., Knodt, A. R. & Hariri, A. R. (2019). Maternal overprotection in childhood is associated with amygdala reactivity and structural connectivity in adulthood. Developmental cognitive neuroscience40, 1-8. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6961964/
  • García-Fuentes, J. & Martínez García, J. S. (2020). ” NEET” youth: A stigma that blurs the social problems of young people. Education Policy Analysis Archives28. https://epaa.asu.edu/index.php/epaa/article/view/4652
  • Gutiérrez-García, R. A., Benjet, C., Borges, G., et al. (2018). Emerging adults not in education, employment or training (NEET): socio-demographic characteristics, mental health and reasons for being NEET. BMC public health18(1), 1-11. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6202842/
  • Mitrou, F., Haynes, M., Perales, F., et al. (2021). Not in employment, education or training (NEET); more than a youth policy issue. International journal of population data science6(1), 1-13. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC8459345/
  • Van Ingen, D. J., Freiheit, S. R., Steinfeldt, J. A., et al. (2015). Helicopter parenting: The effect of an overbearing caregiving style on peer attachment and self‐efficacy. Journal of College Counseling18(1), 7-20. https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/j.2161-1882.2015.00065.x
  • Van Petegem, S., Sznitman, G., Darwiche, J. y Zimmermann, G. (2022). Poner la sobreprotección de los padres en un contexto de sistemas familiares: relaciones de la crianza sobreprotectora con la percepción de la coparentalidad y la ansiedad adolescente. Proceso de familia61 (2), 792–807. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34435656/
  • Vergara-López, C., Chaudoir, S., Bublitz, M., et al. (2016). La influencia del cuidado materno y la sobreprotección en la respuesta al estrés corticosuprarrenal juvenil: un análisis de curva de crecimiento multifásico. Stress (Ámsterdam, Países Bajos)19 (6), 567–575. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5292779/

このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。