オンライン・グルーミングとその防止方法について

· 2019年4月18日
オンライン・グルーミングとは子どもに性的興味を持つ精神異常者の行動の1つです。このようなインターネット上での新たな児童虐待は、保護者の間で不安の種となっています。この記事ではオンライン・グルーミングについて、そしてその防止法をご紹介します。

オンライン・グルーミングとは、インターネット上で子どもに近付き信頼を得ようする性的搾取行為で、加害者の最終的な目標は性的虐待へと子どもを導くことです。

この種類の児童虐待は、特にソーシャルメディアなど2人以上の間でコミュニケーションをとることができる、デジタルメディアを通して起こります。

性的虐待者は巧妙な方法で、最初はいかにも仲良く優しい人のようにふるまいます。インターネットを通して子どもに接触してきて、性的なコンテンツのやり取りへと発展していきます。

場合によっては、子どもが実際に虐待者と直接会うようなことにもなり兼ねません。これは子どもが性的虐待や身体的暴力を受ける危険にさらされます。

しかし保護者や子ども達自身が、このオンライン・グルーミングを事前に防ぐために注意すべき兆候があります。犯罪の手口にはそれなりの準備段階が含まれます。これらは、子どもが経験する新しい種類の性的犯罪に対する危険信号です。

オンライン・グルーミングとは

まず初めにオンライン・グルーミングは、子どもがインターネットを通じてコミュニケーションを取るという特徴が主な要因となっています。虐待者は、未成年者との感情的なつながりを作り上げるという手法を使うのです。

大抵の場合、犯人は子どもの信頼を確立しようとします。例えば気持ちを打ち明けたり、お互いの間で秘密を作ったりする方法を取ることがあります。そのような親しい関係を築き上げてから、強制と虐待の段階へと移っていきます。

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一般的に暴力者は、子どもが自分にとって特別な存在だという考えを植え付けようとするでしょう。そして子どもの信頼を得るために、ある種の愛情を示すようなことも試みるでしょう。

場合によっては、子どもが早く信頼してくれるように、自分も子どもだと嘘をつくこともあります。これら全ての手法は子どもの性的虐待のコンテンツを手に入れ、それをインターネットに掲載することが最終的な目的です。

オンライン・グルーミングを防止するためには、基本的となる特徴を踏まえておくことです。

  • 子どもは誰でもオンライン・グルーミングの被害者になり得ます。
  • オンライン・グルーミングは友達関係から始まります。
  • 虐待者は信頼関係を築くために、親切にして約束事やプレゼントなどで子どもを操ります。
  • 犯罪者はいずれインターネットを通して、子どもの画像やビデオを入手します。
  • オンライン・グルーミングには必ず秘密があります。
  • インターネット使用を制限することがオンライン・グルーミング防止につながります。子どもとのコミュニケーションをうまく保つことも重要です。
オンライン・グルーミング

オンライン・グルーミングの段階とは?

以下、小児性愛者(ペドフィリア)による、グルーミングの被害者となってしまう様子を順番にご紹介します。

1.被害者に連絡する

犯人は子どもに話しかけて不安定さを評価します。これはソーシャルメディアを通して行われ、その関係を防止するためのフィルターはありません。

2.被害者の信頼を得る

次に犯人は、じっくり観察しながら子どもの情報を次々と集めていき、子どもの信頼を獲得します。侵略者は子どもが何を必要としているかを理解して、なんとか直接会う方法を探し出します。

ある意味、虐待者は責任ある信頼できる人のようにさえ見えます。子どもが自分は特別だと感じるように、温かさを持って注目してくれると思わせる力があるのです。

子どもが黙り込んだり怒りっぽい、親が部屋に入るとパソコンを閉じたりモニターを消す、ソーシャルメディアを使っている時の様子がおかしい。これらはオンライン・グルーミングの可能性があるという兆しかもしれません。

3.心の空白を埋める

性的虐待者が子どもが必要とする部分を満たしてあげると、未成年者にとって自分が大事な人だと思わせます。子どもが贈り物をもらったり注目されているような時は、心配すべきであり、より警戒した方が良いでしょう。

オンライン・グルーミング とは

4.性的な関係に発展する

虐待者が充分に信頼されて感情的に頼られるようになると、子どもを性的に利用しようと試みます。子どもの弱みにつけこんで、性的な画像やビデオを強制し、結局それが記録として残ってしまうのです。

5.強制関係を続ける

画像交換など、一度性的な関係になると、虐待者はその子どもをコントロールし続けるでしょう。2人の間の秘密を作り、約束を破る罪意識につけこんで、子どもが黙って関係を続けることになるのです。

性的コンテンツのファイルを送信すると、子どもが関係を打ち切る理由になることも犯人は分かっているのです。

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一度虐待が起こると、犯人は何としてもそのパワーを使い続けようとします。被害者の内緒話、恥ずかしい事などを利用して子どもを操って、2人の関係について誰かに話さないように脅迫することもあるでしょう。

子どもが黙り込んだり怒りっぽい、親が部屋に入るとパソコンを閉じたりモニターを消す、ソーシャルメディアを使っている時の様子がおかしい、などの行動が見られることがあるでしょう。

これらはオンライン・グルーミングの可能性があるという兆しかもしれません。この新しい形の性的虐待を阻止するためには、子どもとのコミュニケーションを絶やさないようにするしかありません。