出産にベストな体勢とはどんなもの?

· 2018年12月29日
典型的な出産体勢はあまり勧められていないということをご存知ですか?今日はベストな体勢をご紹介しますので、それぞれのいい点と可能性のある合併症について詳しく見ていきましょう。

出産の体勢は歴史と共に変化してきました。近年最もよく行われるものは砕石位と呼ばれ、フランソワ・モリソー医師によって1668年に実施されました。

しかし、この体勢が出産には望ましくないという数多くの意見が様々な理由と共に専門家によって提示されています。

では、出産にベストな体勢とはどんなものなのでしょうか?

今日アメリカでは、多くの学者や産婦人科の専門家が、最も多く行われている出産の体勢に非常に多くの反対を唱えています。

これは母親が仰向けになって寝る体勢です。そして脚は動かないように固定されます。

砕石位を使う背景には二つの理由があります。

まず、この体勢は赤ちゃんの心拍数を常にコントロールすることができます。しかし、世界保健機関は、こういった介入は多くの場合不必要であると言っています。

この体勢がよく選ばれるもう一つの理由は、不思議に思えるかもしれませんが、医療スタッフがやりやすいからというものです。

お母さんが動き回り体勢を変えてしまうと、それをケアするのは大変なので、この出産方法がとられることが多いのです。

言い換えれば、砕石位は患者のニーズではなく、医者にとって快適な方法に基づいているということです。

仰向けで出産する際のリスク

この体勢で出産を行うことのリスクも強調しておく必要があるでしょう:

  • 赤ちゃんへの危険性。この体勢は赤ちゃんに酸素の入った血を送るための血管を圧迫してしまうからです。
  • お母さんの痛みの増加。
  • 出産のプロセスの中で、この体勢は重力の力の補助を受けられません。
  • お母さんは動けないので、子宮口の開きが遅れたり、出産が長引いたりします。
  • 会陰の損傷が激しくなるリスクがあります。
  • 出産に医者が介入しすぎることがあり、それは必ずしも必要ではありません。

出産のベストな体勢

以上の情報を頭に入れた上で、ベストな出産の体勢についての詳細をお伝えしていこうと思います。

個人の好みやお母さん一人一人のニーズによって選択してください。

出産のベストな体勢

1.上半身を起こす体勢

これは立ったまま、あるいは膝をついて行います。まず最初の利点は、赤ちゃんが下りてくる際に重力を使うことができる点です。

さらに、胎児と骨盤が正しく並んだ状態になります。

また、この体勢は血管に圧がかかることもありません。その結果、母子ともに動脈性高血圧になるリスクがありません。

したがって、陣痛がより激しく効果的になり、同時に痛みも減るのです。

この体勢のマイナス面は、いきみをコントロールできないことです。ですので、赤ちゃんが出てくるのが速すぎてしまうと、出口が裂けてしまう可能性があります。

この体勢は、出産のプロセスをアシストする人にとってはやりにくい体勢でもあります。

2.座った体勢

ベッドや床、ボール、イスに反対向きに座るなどして行います。この体勢は重力や、胎児と骨盤の並びについては、上半身を起こした体勢と似たような利点があります。

赤ちゃんの頭が出てきたら、お母さんは体勢を変えて赤ちゃんが出てこられるようにしなければなりません。

しかし、この体勢はモニターすることができ、無痛分娩もできます。さらに、お母さんも休憩することができます。

「今日アメリカでは、多くの学者や産婦人科の専門家が、最も多く行われている出産の体勢に非常に多くの反対を唱えています。」

3.体の片側を下にする体勢

体の片側を下にして横になると、腰をリラックスさせることができ、脚の血液循環が効率的になります。

この体勢はお母さんの血管を圧迫しないので、高血圧・低血圧の場合は特に効果的です。

また、陣痛は長くなりますが、より効果的になります。

この体勢は、お母さんが休憩でき、出口が避けてしまうリスクを大きく減らすことから、最も効果的な体勢の一つであると考えられています。

4.膝をついた体勢

一般的に、ベッドの上で膝をつき、体重が踵の上に乗るように座ります。

同時に、膝をできるだけ大きく開いて足先は触れた状態にしておきます。この体勢が陣痛を促すのです。

さまざまな 出産の体勢

この体勢は出産のプロセスを少し長引かせますが、重力が手伝ってくれます。

さらに、こうやって座ることで酸素を最大限に取り入れ、お母さんの背中から重荷を取ってくれます。

この体勢は長時間の出産の場合疲れるかもしれませんが、上半身を出産ボールの上などで少しの間休めてもいいかもしれません。この体勢だと、心地いい背中のマッサージを受けることもできます。

最後に、理想の体勢はこれ!というものは存在しないということを指摘しておきます。

大切なのは、どんな場合でも、お母さんが自由に動くことができ、どんな時でも体が必要とする体勢を選ぶことです。

しかし、病院での出産ではこれを行うのはほとんど不可能なので、そうするのは困難です。

ですので、お母さんが開放感を感じることができ、かつ補助も受けられるという中間地点を探すのがベストです。

別の出産の体勢を選ばせてくれる病院も増えてきていますよ。