妊娠中に肌がかゆくなるのはなぜ?

2019年1月25日
肌に関して言うと、過度に異常な症状であったり、大きなリスクを引き起こすものでない限り、そのような変化や症状は至って一般的なことですので病院に行く必要はないでしょう。

妊娠中は体重の増加、こむら返り、肌の色の変化、そして肌のかゆみなど体にさまざまな変化が起こるので、心の準備をしておかなければなりません。それでも、こういった変化は普通のことなのだろうか、と疑問に思う方もいるでしょう。

妊娠中は段階ごとにそういった特定の症状が存在しますが、産科医の勧めに従っていれば妊娠中の肌の変化が大きな問題になることはないでしょう。

妊娠中の皮膚疾患

肌に関して言うと、過度に異常な症状であったり、大きなリスクを引き起こすものでない限り、そのような変化や症状は至って一般的なことですので病院に行く必要はないでしょう。

では、妊娠中に肌がかゆくなる原因となる最もよくあるコンディションについて説明します。

妊娠性ヘルペス

その発生率は人によって大きく異なりますが、複数の子どもを持つ女性に最も起こりやすいです。また、白人女性に多くの割合(70%)で起こります。

これはイライラするようなかゆみから始まり、最終的には水膨れになります。たいていはおへその近くのお腹にできます。

妊娠性ヘルペスの治療

この症状は自己免疫に関係があり、副腎皮質ホルモン抗ヒスタミン薬を使用して治療します。出産後でも水膨れは数週間残るかもしれませんし、治療も引き続き行われることもあるでしょう。

妊娠中の肌のかゆみ

多形発疹

これはおそらく妊娠中に最もよく起こる肌の異常で、第一子を妊娠中の方や双子を妊娠中の方にかなり起こりやすいものです。体重が重い方もこの肌荒れが起こる可能性が高まります。

肌に大きな病変を起こし、耐えられないような激しいかゆみが特徴です。患部は手触りが明らかに変わり、色も赤っぽく変化します。おしりやおなか、腕、脚などに現れ、その原因は妊娠中に肌が伸びることです。

多形発疹の治療

原因は肌の不全角化で、自然な角質を変えてしまう肌の中の細胞に起こり、肌が過熱しかゆみを引き起こします。治療としては局所に強力な副腎皮質ステロイド薬を1日一回使用することで改善されるでしょう。

毛包炎

この症状はにきびが出て、肌がとてもかゆくなります。さらに、毛包炎は体の多くの部分に現れるかもしれません。妊娠中期に目立つようになり、出産後は消えていきます。原因はにきびとホルモンの反応です。

毛包炎の治療

副腎皮質ステロイド薬を妊娠中肌に塗ります。過酸化ベンゾイルや紫外線B療法もまたお勧めです。

痒疹

痒疹(ようしん)は妊娠初期に出やすくなります。この症状は明らかで、患部の表面が盛り上がり、こぶのようになります。腕や脚に出やすく、激しいかゆみを伴います。

痒疹の治療

副腎皮質ステロイド薬を使用しても、胎児に直接の影響はないので治療には最も効果的です。抗ヒスタミン薬も、かゆみが耐えられなくなった時には使用されることもあります。

妊娠性胆汁うっ滞

この激しい肌のかゆみは特徴的で、かきむしりすぎて自分を傷つけてしまうほどに激しいかゆみを引き起こします。つまり、肌へのダメージがかゆみ自体から起こるのではなく、かゆみを和らげようとして爪でひっかくことで起こるのです。さらに、このかゆみは手にも広がる恐れがあります。

肌がある程度黄色くなるというケースもあります。これは黄疸として知られているものです。その原因はある特定の臭素を分泌している肝臓です。また、妊娠中にエストロゲンが増えることも要因の一つと考えられます。

胆汁うっ滞の治療

血液検査の後、アルカリホスファターゼ、トランスアミナーゼ、ビリルビンの増加があることがわかるでしょう。ですので、治療は天然のコレスチラミンやかゆみ止め、ウルソデオキシコール酸を基本として行います。

ほとんどのケースで予後は良好です。妊娠中に肌に後が残るかもしれませんが、病気自体からくるものというよりは、肌をひっかいたことによるものです。

 

様々な 妊娠中 肌のかゆみ

妊娠中の肌のかゆみの予防

妊娠中に自分にベストなケアをしてあげることが大切ですので、大きな不快感を感じることは避けるようにしましょう。

例えば、以下のようなことに気を付けましょう。

  • 体をしっかりきれいにしましょう
  • 水を十分飲んで、水分をしっかりとりましょう
  • うるおいを与えるクリームを塗って、保湿しましょう
  • 日光から肌を守りましょう
  • 涼しい服を着ましょう
  • 油分の多い食べ物は避けましょう
  • 匂いのきついものや、アルコールの入ったローションは控えましょう

最後に、妊娠中に肌が変化することは普通のことだと考えてください。お腹が大きくなることで、肌の細胞がゆるみ、妊娠線が出ることもよくあります。

暑さと汗も肌を刺激し、かゆみをさらにひどくしてしまいます。ほとんどは産後に消えてしまい、肌を再生化するためのクリームなどを使うこともできるということを覚えておいてくださいね。