妊娠中のトキソプラズマ症と気をつけるべき食品について

2019年3月25日
感染症の中には、母親だけでなくその胎児にまで影響を与えてしまうものがあります。トキソプラズマ症もその一つで、食品が原因となって引き起こされるものです。

感染症の中には母体に悪影響を及ぼすものがあります。さらにその中のいくつかは母親だけでなく胎児にまで悪影響を及ぼします。この記事ではトキソプラズマ症を紹介します。加えて、妊娠中に避けるべき食品を紹介しますので参考にしてみてください。

トキソプラズマ症は食品を媒介とする感染症です。その原因となるのがトキソプラズマと呼ばれる寄生虫です。この寄生虫に寄生されること自体は珍しいことではなく、深刻な症状が現れることも滅多にありません。しかし、寄生虫が胎盤に辿り着いてしまうと、赤ちゃんに危険が及ぶ可能性があります。

だからこそ、妊娠中には食事に気を使うことが大切です。では、胎児にどういった影響を及ぼすのかを見ていきましょう。

 

トキソプラズマ症が胎児、新生児に及ぼす影響

トキソプラズマ症は早産や、低体重を引き起こす可能性があります。また、網膜を傷をつけたり、肌に黄疸を残す可能性があります。黄疸は皮膚が黄色く変色するので、見た目にもわかりやすいかと思います。しかし、これらは軽度の問題に過ぎません。

トキソプラズマ症に伴う症状の中には、もっと深刻なものがあります。その一つが水頭症です。水頭症は、赤ちゃんの脳内に水分が溜まる病気です。これにより、頭部が正常より大きくなったり、頭痛を引き起こします。また、視力低下の危険性がある、脈絡網膜炎を引き起こす恐れもあります。

最悪のケースでは、赤芽球症と呼ばれる非常に危険な病気を引き起こします。これは、母親の体内に胎児の赤血球を攻撃する抗体が生成されてしまう病気です。結果として、出生前に胎児が死亡してしまう可能性もあります。

妊娠初期に最も感染リスクが高くなり、症状も赤ちゃんにとって重大なものになる可能性が高いです。

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トキソプラズマ症の原因と避けるべき食品:特にお肉には注意!

トキソプラズマは猫の糞を媒介とします。つまり、猫の糞に触れた草を食べた動物にも寄生されている危険性があるのです。また、寄生された動物の肉を食べずとも、生肉に触れるだけで感染のリスクがあります。料理中に、生肉を扱う際には、注意を怠らないようにしましょう。

リスク回避のためにも、お肉は塩漬けのものを食べることをお勧めします。また、専門家の多くが寄生虫の繁殖を防ぐためにお肉やソーセージを一度冷凍させることを勧めています。あらゆる動物の中でも、とりわけ豚肉、豚肉製品は感染リスクが高いとされています。

感染の危険性があるのは何もお肉だけではありません。果物や野菜にも注意を怠ってはいけません。よく洗うことを忘れないでください。生野菜を食べる際には特に気をつけてください。

他にも、貝類や魚、チーズ、低温殺菌されていない牛乳、そしてコーヒーにも注意が必要です。魚介類はよく洗ってから、調理するようにしましょう。

「トキソプラズマ症は食品を媒介とする感染症です。その原因はトキソプラズマと呼ばれる寄生虫です。感染を防ぐためには、食品を適切に処理することが大切です。」

トキソプラズマ症から身を守るには

妊娠初期の数ヶ月はお寿司を我慢することをお勧めします。魚を食べる際には内臓を避け、身の部分を食べるようにしてください。また、ソーセージを食べないことも良い選択かと思います。どうしても食べたい場合には一度冷凍しましょう。

生肉を食べずとも、触れることにも感染のリスクがあります。生肉を扱う前、そして後にはしっかりと手を洗いましょう。

土、芝生との接触にも感染リスクがあります。妊娠初期には、こまめに隅々まで手を洗い、清潔に保ちましょう。抗菌石鹸を使用することをお勧めします。

ご家庭で猫を飼っていらっしゃる場合には、獣医師に相談し、ペットの猫がキャリアではないことを確認してください。一般的に、ドライフードや缶詰を食べる、室内飼いの猫が感染していることはありません。

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妊娠中に感染の有無を知りたい場合は健康診断を受けてください。トキソテストと呼ばれる血液検査が一般的です。トキソテストざ検査項目にある産婦人科医も多くあります。

考えられる結果は3つです。IgG、IgMが陰性であれば、それは現在感染していない事だけでなく、一度も感染したことがないことを表します。また、IgG が陽性で、IgM が陰性の場合には過去に感染したことがあり、既に免疫ができていることを表します。

最後に、IgG、IgM の双方が陽性の場合です。この結果は現在感染していることを表します。この場合は病院で追加の検査を受け、感染期間や、感染の度合いを確認することになるかと思います。