妊娠中に脳に起こる変化とは?:ホルモンとの関係

2019年4月19日
妊娠中は、脳に重要な変化が起こります。お母さんになることについて不安を感じていたとしても、これらの変化が実はあなたを導いてくれるのです。

女性はホルモンの影響で一生を通して様々な変化や気持ちを経験します。最もよく起こる変化の一つが、妊娠中の脳の変化です。

この変化が、女性の集中力の変化や女性が多少混乱することがある理由を説明してくれるかもしれません。今回は妊娠中に脳でどんな変化が起こるのか、そしてそれについてどのように考えたらいいのかについて見ていきましょう。

妊娠中は脳に重要な変化が起こります。お母さんになることについて不安を感じていたとしても、これらの変化が実はあなたを導いてくれるのです。

妊娠中の脳の重要な変化

女性の多くが、出産後は物忘れが激しくなり、友達の気持ちにより敏感になったと言います。こういった変化が起こるのは、女性がたった一つのことに集中するようになるからです。そのこととは、赤ちゃんです。

特定の問題についてはより集中できるようになるかもしれませんが、その他のことはおろそかにしてしまったりします。最も重要な変化として強調したいのは以下のようなものです:

灰白質の減退

灰白質は妊娠中に最も重要な変化を経験します。これはこの部分が減退したり縮んだりするため、神経の剪定として知られています。

このプロセスによって、苦しみに対してより敏感になります。これにより、赤ちゃんのケアをするという課題に対して女性が最適な感性を持てるようになるようです。

専門家の中には、他の人がどんな気持ちかを理解する母親の能力は、この脳の変化のせいだという人もいます。この共感力は特に子どもには特別にはたらくので、子どもが何を欲しているかがわかるのはお母さんだということも納得できますね。

ニューロンのサイズが大きくなる

妊娠中に脳が経験する変化は他にも、視床下部にある内側視索前野に起こります。このために、ニューロンのサイズが大きくなり、それによりニューロンがより敏感で活発になります。

その結果の一つが、においや味覚などの感覚が鋭くなることです。ですので、妊婦さんや出産したばかりの人はにおいに敏感でより多くの味を感じることができるのです。こういったにおいや味の多くは不快に思えることさえあります。

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その他の結果には、大きな幸福感もあります。この繊細さの為、お母さんはお腹の中に赤ちゃんを感じるだけで赤ちゃんを大好きになり、生まれてからはさらにそうなるのです。

同じように、生まれて最初の数か月にお母さんが赤ちゃんと離れると、体に不快感を感じるのも脳のこの変化のせいです。

脳偏桃体の減退

妊娠中は、脳にはホルモンの変化が起こり、妊娠や授乳によって出てくる物質が存在するようになります。その結果、扁桃体が小さくなります。この部位は恐怖や恐怖への反応としての意志決定を司っています。

このため、多くのお母さんが恐怖を感じにくい脳を持つようになります。この能力により、女性は子どもの命を守るために様々な行動がとれるようになるのです。

「妊娠中の最も重要な変化は、神経の剪定です。このプロセスにより苦しみに対してより敏感になります。」

海馬におけるシナプスの機能への影響

空間記憶と学習能力が向上することが、妊婦さんが忘れっぽくなることの原因となっています。

この変化は妊娠中に始まりますが、出産と共にさらにそうなります。それは、脳が家族の新しいメンバーを常に見守ることに適応するからです。そして、赤ちゃんのお世話をしつつ他のことを素早く終わらせられるようにならなければならないのです。

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妊娠脳:その可能性は?

妊娠中の脳は、主にオキシトシンやプロラクチンなどの異なるホルモンに反応します。驚くべきことに、これらは両方とも出産後最初の数カ月間にも変化を起こし続けるのです。

構造の中には、数年間残り続けるものさえあります。これらのいい変化によって、お母さんは子どもの最初の1年間に寝不足になってもやっていけるようになり、赤ちゃんの言葉を用いない言語を理解することができるのです。

結論として、妊娠中の脳は女性が幸せなお母さんになれるようにさまざまな変化を起こします。これらの変化は必要なものであり、母親としての美しい経験の一部でもあるのです。

ですので、子どもに対してどんな感情を抱くんだろうと不安を感じているなら、心配する必要はありません。あなたの心は準備ができているのです。