子どもの良いお手本になるのは家庭が一番!

生まれてからずっと、両親が子どものお手本となります。子どもが言う事も、する事なす事全てが、家庭で親から学んだことに基づいているのです。
子どもの良いお手本になるのは家庭が一番!
María Alejandra Castro Arbeláez

によって書かれ、確認されています。 心理学者 María Alejandra Castro Arbeláez.

最後の更新: 13 1月, 2019

子どもは大人の行動を見て聞いて、それをお手本として自然と観察しています。興味深い目をきょろきょろさせて、大人が何をしているか見ているのです。子どもにとって良い鏡として映し出されるよう、お手本となってあげましょう。

正に『百閒は一見にしかず』なので、私たち大人が良いお手本にならなければいけません。小さな子どもは、大人がする事を全部見ています。その行動を判断して、子どもなりの結論を出しているのです。

普段から子どもは両親が大好きでとても尊敬しているので、子どもは親と同じようになりたいと思っているのです。

もし親が悲しんでいたら、子どもも悲しくなります。あなたの感情の動き、自分に対する自信、意識していない行動までもが、子どもに伝わってしまうのです。

両親が言っている事とやっている事は同じ?

両親がいつもお説教していることを、いつも実践している訳ではない、ということに子どもはすぐ気づきます。例えば、「ママに怒鳴らないの!って言われるけど、どうしてその後ママが怒鳴ってるのかなぁ?」とか、「水道の水を出しっぱなしはダメよ、と私には言うのに、調理中にママは水を出しっぱなしにしているよ。」と批判的に見て不信感を持つのです。

親の手落ちに対して、子どもが責めてきたら、それを無理に押さえつけてはいけません。むしろその逆で、親だって間違いや不得意な所があって、それを直そうとしている所を示しましょう。

子どもは親の愛情、優しさ、支え、理解と指導を必要としています。もちろん子どもの言い分も聞いてあげなければいけないし、特に子どもは良いお手本に従うことで成長するのです。

そのためにも、親のしつけと実際の行動が一貫していなければいけないのです。すると親から教わって学んだことを、自分のものとして取り入れることができるようになります。

子どもに良い お手本 を示す

幼児は分からないことに対する答えを見つけることによって、この世の中との関わりと持ち、その子らしさが形成されていきます。もし子どもにきれいにしなさいと言うなら、大人もきれいにしていることを行動で示さなければいけません。

そして、子どもに言葉使いが悪いと注意するなら、大人も悪い言葉を使ってはいけないはずです。価値観というのは、説明して教えるだけでなく、両親のお手本と実践で強化されて初めて意味あるものになります。

こちらの記事もお勧めです:子供に覚えてもらいたいマナーや価値観

両親の行動を通して、子どもは何が楽しいと思えるのか、そして常識とは何かを学ぶでしょう。子どもが自己統制できるようになって、その他にも様々なことを習得していきます。

さらに追加しておきたいことは、子どもの子育てや行動に影響するのは両親だけではありません。家族の中で 祖父母、叔父、叔母、いとこや友達も、毎日の生活の中で、子どもの行動に直接影響を与えます。

家庭で子どもに良いお手本を示すためのアドバイス

しつけは家庭で勉強は学校で、というのがよくある考え方ですが、実際子育ては子どもに関わる全ての人によってなされます。

家庭で子どもに良いお手本を示していると自信を持って言えるように、ご両親にぜひ以下のアドバイスをご紹介します。

  • 話をする時、子どもに叫んでほしくなかったら、子どもに怒鳴るのをやめましょう。そして子どもに読書を勧めたいのであれば、一緒に本を読み、読み聞かせるようにしてください。大人が読書している所を見せてあげましょう。
  • 子どもが誰かを脅迫したり、強制したりしないためにも、どのような状況でも子どもを恐喝するようなことがあってはなりません。

子どもは両親が大好きでとても尊敬しているので、子どもは親と同じようになりたいと思っているのです。

  • お子さんに正直な人になってほしいですか? どんな理由でも嘘をつかないようにしましょう。
  • 子どもが食事を楽しみ、多種類の食べ物を試してほしかったら、大人が食べたいからと言ってそれを強制しないで、子どものペースで食べさせましょう。
  • 子どもに自分の個性を持ってほしいのであれば、親の好みを強制してはいけません。
  • 他の人に対して子どもが偏見を持たないようにするには、子どもの考えを勝手に判断することを避けましょう。
子どもに良い お手本 を家庭で示す
  • 子どもが親でも誰でも叩くのはどうでしょう? 子どもに対して暴力的な態度を取らないでください。
  • どんな状況であっても、子どもに信じてもらいたいですか? それなら子どもを信頼している、ということを行動で示しましょう。
  • いつでも子どもが怖がっているなら、不安や恐怖をもたらすような子育てはやめましょう。

とにかく大人が言うこと、すること全てが、子どもに行動に影響するということをしっかり覚えておいて下さい。大人の行動を、子どもがそのまま真似することになります。子どもに良いお手本を示すのは家庭が一番ということを忘れずに。

 


引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。


  • Bowlby, J. (1986). Vínculos afectivos: formación, desarrollo y pérdida. Madrid: Morata.
  • Bowlby, J. (1995). Teoría del apego. Lebovici, Weil-HalpernF.
  • Garrido-Rojas, L. (2006). Apego, emoción y regulación emocional. Implicaciones para la salud. Revista latinoamericana de psicología, 38(3), 493-507. https://www.redalyc.org/pdf/805/80538304.pdf
  • Marrone, M., Diamond, N., Juri, L., & Bleichmar, H. (2001). La teoría del apego: un enfoque actual. Madrid: Psimática.
  • Moneta, M. (2003). El Apego. Aspectos clínicos y psicobiológicos de la díada madre-hijo. Santiago: Cuatro Vientos.

このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。