子どもはどうして同じ映画を何度も観たがるのだろう

2019年4月6日
子どもはパターン認識によって学習していきます。あるパターンが繰り返されると、知識や理解が頭の中に定着していくのです。

子どもはどうして同じ映画を何度も観るのか、それは2つの理由に基づきます。

一つ目は学習プロセスに関するものであり、二つ目は子どもは映画を通して発見したことを楽しんでいるという事実です。

子どもはパターン認識によって学習していきます。あるパターンが繰り返されると、知識や理解が頭の中に定着していくのです。これが子ども達が本能的に活動を繰り返そうとする理由で、繰り返す度に何か新しいことを発見できるからなのです。

大人にとっても、パターン認識は同じ効果をもたらします。ただし、大人は既に頭の中にたくさんの情報や道具が入っているので、子どもよりも知識を習得する速度は速いのです。

実際、同じ映画を何度も観てみると、大人であっても観る度に新しい発見があることに気づくでしょう。

記憶:子どもが同じ映画を繰り返し観る理由

古くから行われてきた教育方法の一つに反復学習があります。学校で掛け算の表を繰り返し勉強させられますが、これは決して無駄にはなりません。

童謡でさえ、子どもが繰り返し歌うことで数や文字を覚えられるように構成されています。

「子どもが繰り返し同じ映画を観る理由の一つは、その映画を初めて見た時のこととして思い出される感情です。」

幼い子どもにおいては、遊びの中でもこのパターンが見られます。例えば子どもは、緑のボールが緑の穴を通り抜けるということを覚えるために、この行動を繰り返します。記憶が定着した後にも、この行動パターンを繰り返すでしょう。

映画の場合、子どもは、繰り返し観ることによって登場人物を覚え、あらすじを理解しようとしているのです。

子どもは同じ映画を観るたびにストーリーを少しずつ理解できるようになっていきます。これにより、初めて観た時にはわからなかった新しい感情がもたらされます。

子ども  同じ映画 何度も観る

もう一度お願い!

同じことの繰り返しは、それを受け入れているという証でもあります。子どもは、繰り返す行動の中で新しい出来事を見つけるたびにそれをもっと好きになります。

子どもの頭の中では、今や、パズルの欠片をどうやってくっつけられるか、なぞなぞをどうやって解くか理解することができました。だからこれを自分でももう一度テストしたいと思っているのです。

映画について言えば、大人なら先が読めるような展開であっても、子どもにとっては自分が既にわかっている些細な点が驚きで満たしてくれます。

子どもの場合、次に何が起きるかがわかると、感情と結びついて安心感をもたらしてくれるのです。

映画や物語を繰り返しても輝きを失わないのはこのような理由によります。

子どもにとってフレーズ、会話、行動を思い出すことは非常に楽しく、まるで魔法のような経験と感じることさえあるのです。なぜなら、主人公の未来や運命を予測することができるからです。

子どもはパターン認識によって学習をしていきます。パターンを繰り返すことで、知識や理解が頭の中に定着していくのです。

もうすぐ大好きなシーンだ!

子どもが映画を繰り返し観るもうひとつの理由は、その映画を初めて見た時の感情を覚えているからです。

子ども達の反応を観察してみると、映画を楽しんでいることがわかるでしょう。そして映画を楽しんだという経験もまた、子どもの記憶に蓄積されていくのです。

悪役が登場する前に目を塞ぐ子どももいます。面白いシーンが始まる前に笑い出す子どももいます。これは、そのシーンがすでに子どもにとって馴染みがあり、そのシーンによって生じる感情と結びついているから起こることです。

同じことは大人でも起こります。歌、映画、物語を繰り返すのは、感情と結びついているためです。その感情というのは歌や映画の内容によって生じる気持ちであったり、歌や映画に結びついた思い出であったりします。

子どもはどうして同じ映画を何度も観るのか

子どもの理解力を育てるには

どもの学習プロセスに両親が参加したいのであれば、一つの方法としては子どもと一緒に過ごすことです。

一緒に映画を見て子どもの小さなリアクションを楽しんだり、子どもが次に何が起きるかを教えてくれた時にびっくりして見せることができます。

子どもに映画やストーリーについて質問してみるのも、子どもの理解を手助けできる良い方法です。

「次にどうなると思う?」、「このキャラクターはどうしてこんなことをしたと思う?」と、このように質問することで、子どものをテストしたり、子どもがストーリーを理解できているか確かめられます。

中には、ストーリーが難解で子どもが誤解してしまうような映画もあります。ですから、ストーリーについて質問することで、子どもが分からなかったことを明らかにしてあげることもできるでしょう。