子どもが何でも噛む理由と対処法

14 10月, 2018
小さい子どもはすぐに何でも噛むので親を困らせます。今回は噛む理由を探し出し、やめさせる方法をご紹介します。

子どもはなぜ何でも噛んでしまうのだろうと、親として心配になることもあるでしょう。1~3歳児の子供には噛む癖がありますが、その理由は様々です。

赤ちゃんと幼児は口を使って、探索、学習、そして自分の周囲にある世界と関わっていこうとします。身体の中でも口の感覚はかなり早い時期に発達するのです。

さらに歯が生え始めて、歯がゆいときには歯ぐきの違和感を和らげようとします。大人の監視がないと、すぐに何かを口に運んで、何でも噛むようになるでしょう。

また、1~3歳児の子供は他の人と関わり始める際に噛むという行動をとります。大抵の場合、自分に注目して欲しい、またはおもちゃをつかみたいなどの理由が挙げられます。

他にも緊張したり、不満があるときにも子どもは噛むという行動をとります。例えば、生活が大きく変化した時などに見られますが、子どもが保育園や託児所に通い始めて、コミュニケーションの方法を身に付けると、噛む習慣が減っていきます。

もちろん心理的な問題など、もっと深刻な理由で子どもが噛む場合もあります。親が子供の様子を良く観察して、噛む行動の原因を見極めなければいけません。

では、子どもが噛む主な理由をさらに詳しく見ていきましょう。

子どもが噛む理由

子どもが噛む5つの理由

全米幼児教育学会 (NAEYC) の研究によると、幼児が噛むときは主に5つの理由があります。

噛むことで探索

赤ちゃんは、幼少期から自然に周囲にあるものに興味を持ち、噛む習慣を覚えてしまいます。上記で述べたように、これは早い時期に赤ちゃんの口が発達するからです。

赤ちゃんや幼児は全ての感覚を使って、身近な世界について学びます。それで他の子どもに噛みついてしまうこともあるのです。その時は単に、もう2度と噛まないように教えることで十分です。

注目

大人や周りの子供に注目して欲しいから噛むという理由もあります。この場合は、他の人が痛がるので噛んではいけないと、きちんと説明することが重要です。

しっかりとそれを伝えて、もう噛まないようにさせましょう。噛んで誰かを傷付けるのではなく、言葉を使って気持ちを表現することを教えてあげるのです。

自己防衛

不慣れな場所で、他の子と交流し始める時、子どもが噛みつくことがあります。

そういう時は、他の子に対する自己防衛のつもりで、相手を噛んでいるかもしれません。安全な場所にいるから大丈夫だということを子どもに伝えて、他の子を傷付けないように、落ち着かせて安心させましょう。

支配

子どもなりに自分が支配して、その場を仕切りたいと思う子がいます。周りの子どもを噛むことで、自分は強くてパワーがあると感じているのかもしれません。

この態度を直すには、おもちゃを貸してあげたり、「ありがとう」と言ったり、優しくするなどの、良い行動を子どもに教えましょう。暴力を使わずに、周りから尊敬される方法があることを知る必要があります。

変化

子どもが噛む理由として、子どもの生活に大きな変化があり、感情面での問題が根底にある場合もあります。家族が増えて、弟や妹が生まれた時など、心理的な理由で噛むことがあるのです。

その他にも、引っ越しや、新しい保育園や託児所に行き始めるなど、子どもの生活の変化が影響します。自分に注目して欲しい時や、新たな状況に対して自分の気持ちを表現したい時に、子どもが噛み癖を始める傾向があります。

噛むという行動にどう対応するか

ただ子どもに何かしてはいけないと言っても、物事が正しいか、間違っているのかを理解できるとは限りません。成長と共に、子どもは周りにいる人の行動を真似しているものなのです。

そこで両親が良いお手本となることが、非常に重要になってきます。人と関わる方法について、実際に子どもに示してあげるのが一番です。

問題があったら言葉を使って解決し、順番にものを使う、おもちゃを貸す、ハグをする、人に優しくする、人を尊敬する、などの態度や行動は、大人がお手本として見せることが可能です。

子どもが良い行動をしたときは、誉めてあげて、良い行いをしたことを理解させましょう。友達と仲良く遊べた時は、それをしっかり認めて、よくできたねと子どもに伝えるとより効果的です。

暴力的な行動に対して、暴力で返すことを絶対にしてはいけません。誰かに噛まれたからといって、噛み返すようなことはしないように、きちんと子どもに教えましょう。

子どもが噛むのはなぜか?

噛むことをやめさせる方法

まずは子どもを観察して、なぜ噛むのかという理由を探しましょう。一晩で直るような行動ではないので、辛抱強く、子どもを理解する努力を重ねて、時間をかけて解決するものです。

では噛むことをやめさせる方法とは?

  • いつ、どういう時にに子どもが噛むのかを考えてみる。
  • 他の子どもといる時は、親が目を離さないようにする。監視していれば意識するかもしれません。
  • 他の子に噛みついたら、まずは落ち着くようにする。噛むことは間違っていると子どもに説明する。他の子を噛まないようにさせる。口に入れるのは食べ物だけと教える。
  • 他の親たちが使っている、子どもの噛み癖に対する対処法を教えてもらう。参考にしてみる。
  • 子どもに対して怒鳴ったり、罰することはけしてしない。とにかく理解させるようにする。

子どもは学ぶことで成長するので、悪い習慣があったら、それを直してあげるのも親の役目です。大事なのは、子どもが噛む行動をする理由を理解してあげることです。

常に子どもを助けて応援してあげましょう。もし親としてどうしていいか分からなくなったら、他の親たちに協力を求めてみるのも良いでしょう。自分では気付かなかったような、良い方法を教えてくれるかもしれません。