授乳期間中の疲れを改善するためには?
母乳は成長に必要不可欠な栄養素がたっぷり入っているので、赤ちゃんにとっては非常に良いものです。ですがたくさんのエネルギーを必要とするので、お母さんはとても疲れてしまいます。授乳期間中の疲労感を撃退する方法がいくつかあるので、今回はそれをご紹介しましょう。
授乳中の女性の中には疲労感に圧倒され力が出ないという人が多くいます。ですがほとんどの場合は数週間で自然と改善されます。
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授乳期間中の疲労感と闘う方法
1.栄養の摂取
授乳期間中の疲労感と闘うには、適切な栄養素を摂ることが大切です。体にはエネルギーを生み出すための栄養素が不可欠です。
そのためにはタンパク質をしっかり摂りましょう。ほんの少し食事に気を遣うだけで、活力が沸き上がるのを感じるはずです。
赤身のお肉、魚、牛乳、チーズ、豆類などがおススメです。また繊維が多いものも良いです。ゆっくりと消化をするため、エネルギーをあまり消耗しません。
鉄分の多い食材も食べるようにしてください。鉄分が不足すると、疲労感が増します。
2.睡眠はたっぷり
赤ちゃんが生まれると睡眠不足になりがちです。赤ちゃんは夜中にお腹が空かせて目を覚ますので、お母さんも何度も起きなければならないからです。そのため疲れがなかなか取れず、どんどんたまってしまいます。
授乳期間中疲れが取れないと感じるなら、やはり睡眠が大事になります。赤ちゃんが夜中に泣いたりすると、たっぷりと睡眠を取るというのも難しいかもしれません。ですが、眠ることはエネルギーを生み出す大切な行動です。
出来る時は7~8時間寝るようにしましょう。また赤ちゃんと一緒にお昼寝するのも良いです。どうしても疲れがたまって辛い時は、家族に協力してもらいましょう。
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3.水分補給
授乳期間中、水分をしっかり摂ることもエネルギーを保つのに大切です。脱水状態になると疲れを感じやすくなり、1日を乗り切るのが難しくなります。
また、授乳中はお水を横に置いて、飲みながら授乳することをお勧めします。
常に水を近くに置いておくようにしてください。水分補給は体にとって重要なことです。
4.エクササイズ
まるで反対のことを言っているように思うかもしれませんが、エクササイズは疲れの撃退に効果的なのです。
運動をするとエンドルフィンが分泌され、エネルギッシュな気分になります。また血中の酸素レベルも上昇します。
ですが、まずは医師の許可が出てから始めるようにしましょう。完全に体が回復してから運動はするべきです。
妊娠前の体に戻る助けにもなります。
5.自分を大切に
自分の体にも気を使いましょう。定期的な検診を受け、必要な処置を施してもらうことも大切です。
疲れが酷いなら、医師に相談してみてください。貧血、甲状腺の問題、その他様々な病気の現れかもしれません。
また、精神的なケアも大切です。家族を信じ、また専門家のサポートも利用しましょう。母親になると、誰もが辛い時期を1度は乗り越えなければなりません。
ご紹介した事柄を試しても改善が見られないようなら、医師に相談しましょう。問題があれば治療し、症状を和らげてくれるはずです。エネルギッシュな生活が出来るようになるでしょう。
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