赤ちゃんが眠らないときに試してほしい5つのこと

大前提として、赤ちゃんが両親の生活リズムに適応することは難しいということを覚えておいてください。
赤ちゃんが眠らないときに試してほしい5つのこと

最後の更新: 28 10月, 2018

この記事では、 赤ちゃんが眠らないとき に試みるべきことを専門家の意見を参考にして紹介したいと思います。

もちろん睡眠に全く問題を抱えていない赤ちゃんもいます。そういった場合であれば、ベッドでなくともウトウトと眠り始めるでしょう。しかし、物事は全てがそううまくいくわけではありません。必要な睡眠を得るのが難しい赤ちゃんもいるのです。

世話をする側も、赤ちゃんがあまりに眠らなければ、イライラしたり、疲れることもあるでしょう。赤ちゃんが眠れない理由は一つとは限りません。

一つ確かなことは、赤ちゃんが眠りたくないわけではないということです。赤ちゃんが眠らないのは、眠ることができないからに過ぎません。赤ちゃんも私たちと同じように疲れを感じるのです。

睡眠の欠如は新生児を持つ家庭でよく見られることです。赤ちゃんが夜中に何度も目を覚ますことだけに限らず、育児には問題が山積みです。両親は休むのもままなりません。

大前提として、赤ちゃんが両親の生活リズムに適応することは難しいということを覚えておいてください。

赤ちゃんが眠らないとき :どうすべきか?

書籍「ジェントル・スリープ・ソリューションズ」の著者アンドレア・グレースは、睡眠は赤ちゃんに教えることのできるものであるといいます。

また、グレースさんはこの問題に関していくつかアドバイスしています。

赤ちゃんの睡眠が私たちのそれとは違うのだと理解する

泣いている子ども 赤ちゃんが眠らないとき

成長するにつれ、赤ちゃんは私たちの生活リズムに馴染んでいきます。しかし、生まれてからの数日間は、睡眠事態や、眠りにつく方法は大人のそれとはまったく異なります。

例えば、成人では通常、日中に昼寝をして夜、眠れないという事態を避けます。しかし、赤ちゃんの場合、そうはいきません。

昼寝は、赤ちゃんや幼い子供にとって非常に有益なものです。グレースさんは、むしろ子供の年齢に応じて、1日に数時間、昼寝させることが必要だと述べています。また、これは夜眠ることにも役立つとしています。

しかし、こういったルーティーンを取り入れる前に、ご自身の赤ちゃんをよく知ることが賢明です。言うまでもなく全ての子供は異なっており、習慣は年々変化していくものです。

昼寝を取り入れることが、夜の睡眠に貢献することもありますが、そうでない場合もあるということです。

こういった事態を防ぐためにも、午前中または午後の早い時間に昼寝を取り入れるようにすることです。就寝時には、ある程度疲れているべきですが、疲れきっていてはいけません。

もちろん、昼寝から目を覚ましたばかりで、夜の睡眠は難しいでしょう。

ベビーベッドに寝かせる

全ての方がこの点に同意するとは思いませんが、赤ちゃんはベビーベッドで寝かせるようにしましょう。勘違いして欲しくないのですが、これは赤ちゃんを別の部屋で寝かせるということではありません。あくまで、赤ちゃん用のベッドを使うべきであるということです。

人によっては、無情だと感じるかもしれませんが、ベビーベッドは安全です。そもそも赤ちゃんを寝かせるためにベビーベッドを購入されたのだと思います。子供を腕に抱いて眠るようなことは避けてください。

“子供が親の腕の中で眠りに落ち、別の場所で目を覚ます、これでは、子供を不安にさせるだけ。”

-アンドレア・グレース

子供が夜間に突然目を覚ましてしまうという事態を避けるためにも、衝撃や振動に注意しましょう。自分の横に子供を寝かせ、眠っている間に故意かどうかに関わらず衝撃を与えてしまえば、子供は目を覚まし、不安になってしまいます。

夜間に数回目を覚ますことは赤ちゃんや幼い子供によくあることですが、ストレスのかかるような要因は良くありません。

ある専門家は、歌を歌うことや本を読み聞かせることが、むしろ子供が眠りにつくことを妨げる場合があると言及しています。そういった活動をする際には子供の様子を見て、逆に目が冴えてしまっていないかを確認しましょう。

お話や歌を歌うという取り組みは効果のない子供には単なる睡眠の妨害にしかなり得ないのです。

泣いていたら、駆けつけること

寝ている赤ちゃん 赤ちゃんが眠らないとき

最近ではあまり一般的ではありませんが、それでも一部では、赤ちゃんが泣いていても放っておけばそのうち眠ってしまうと考える方もいるようです。グレースさんは、それは無意味な行いであり、単に両親が胸を痛めるだけだと述べています。

赤ちゃんが泣くのは、何かが原因があるためです。決して、一人で放置するようなことがあってはいけません。ぐずる程度であれば大きな問題はないのかもしれませんが、激しく泣いている場合は、赤ちゃんのもとまで駆けつけてください。あなたを確認するだけでも、赤ちゃんは落ち着くものです。

当然子供が苦しむことを望んでいる親などいません。だからこそ、睡眠が苦痛を伴う習慣に変わることは避けなければなりません。何かあれば、赤ちゃんのもとまで行きましょう。しかし、よっぽどの事態でない限りは、赤ちゃんが自分自身で落ち着くのを待ちましょう。

一緒に寝ることが効果的かを見極める

赤ちゃんを母親、父親のベッドで寝かせるかどうかは、結局のところ個人的な決断に委ねられます。しかし、その決断が我が子の睡眠に良い影響を与えているのかを見極めなくてはなりません。

一緒に寝るのであれば、父母の生活リズムが赤ちゃんに影響を与えることになります。例えば、どちらかが早起きする必要があるとして、赤ちゃんが父親、母親を欠いたまま眠り続けることができるでしょうか?

ヘビーベッドに寝かせた子供を起きてしまったからといって自分のベッドに再び寝かすことを薦めていません。これは、赤ちゃんが再び目を覚ましてしまう可能性が高いからです。子供に関することは、何でも一貫していることが重要です。

赤ちゃんが眠らないときに、両親に最も求められることは忍耐です。愛をもって、しっかりと対策を実践しましょう。少しずつ変更を加え、何が効果的かを見極めること、そして専門家や経験者の助けを求めることをオススメします。

あきらめる必要はありません。少しの努力で、赤ちゃんは快適な眠りを享受することでしょう。


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