家で起こりうる4つの事故:起こる前に予防しましょう!

家での事故はよくあることで、小さな子どもが起こすものは特にたくさんあります。しかし、家の中をより安全にし、お子さんを害から守るためにあなたにもできることがあります。
家で起こりうる4つの事故:起こる前に予防しましょう!
Marisol Rendón Manrique

によって書かれ、確認されています。 未就学児童教育 Marisol Rendón Manrique.

最後の更新: 27 12月, 2022

家での事故は、全年齢の子どもに様々な重軽傷を負わせる原因となります。より深刻なケースでは死に至ることさえあるのです。

ですので、子どもにとって安全な空間を確保するための方法を親が知っておくことがとても重要になってきます。起こる可能性のある災難すべてを防ぐことはできませんが、防げるものもたくさんあります。

「最近、先進国における事故が病気や死の主な原因の一つになっています。これは今世紀の「流行り病」の一つであり公衆衛生上の懸念だと考えられるべきなのです。多くの命が失われ、身体的及び精神的に苦しんでいる人がたくさんいることに加え、社会経済的な怪我に関する影響についても考えることが大切です。」

-FACUAアンダルシア・ガイド(スペイン)-

家は家族にとって安全で平和な場所でなければならないということを心に留めておきましょう。ですので、脅威となる可能性のあるものを特定し排除することは、大人の大きな責任なのです。

また、リスクが起こりやすい年齢(5歳以下の子ども、シニア世代、専業主婦)の人々が、家の中で起こる可能性のある危険に対して対応することも重要です。

最もよくある家での事故を防ぐために

家で最もよく起こる事故4つと、その防止法を以下でご紹介します。

1.転倒

これは子どもの運動技能が成熟していないために最も起こりやすい家での事故です。つまり、子どもが歩いたりバランスをとったりするのがまだ難しいときに起こります。

また、床におもちゃなどのものが落ちていることや、大人の監督がなかったことなどでも起こりえます。家での転倒を防ぐためには、以下のような手段をお勧めします:

  • 廊下におもちゃなどのものを置かないこと
  • 床を乾いた状態に保ち、こぼしたものや濡れた足跡などはすぐに拭くようにすること。
  • 赤ちゃんが中にいる時はベビーベッドやプレイサークルの柵を上げておくこと。
  • ドアや窓をロックし、椅子や階段などに子どもを近づかせないこと。
家 事故

2.窒息

これは子どもが異物を飲み込んだり、寝る時に枕や布団で顔を覆ってしまった時などに起こる悲劇です。窒息を避けるためにとれる予防策を以下に挙げました:

  • 子どもの年齢にあっていて安全なおもちゃで、窒息の恐れのないものを選ぶこと。
  • ビニール袋やコード、ひもなどを子どもの手の届くところに置かないこと。
  • 食べ物が喉に詰まらないように、食事中はじっと座っておくよう教えること。
  • 子どもの布団が重すぎず、顔に絶対にかからないように気を付けること。
  • お風呂や水の近くにいるときに、それがどんなに浅い水だったとしても子どもを一人にしないこと。

3.やけど

火や熱いお湯、台所用品などは、誰にでも深刻なやけどを負わせてしまう恐れがあります。子どもについては特にそうです。家でのやけどに関しては、皮膚の表面だけですむものだけとは限りません。

すぐに病院に連れていかなければならないやけどができてしまう事故もたくさんあるのです。ですので、以下のような予防策をとることをお勧めします:

  • 赤ちゃんを抱っこしているときに熱い飲み物を手に持たないこと。また、お子さんの手の届く場所に熱い飲み物を置かないこと。
  • 子どもに与える前に、その食べ物や飲み物が安全な温度かどうかを確かめること。
  • キッチンの入り口にゲートや柵を設置し、熱いものに子どもが近づかないようにすること。
  • お子さんをバスタブに入れる前にその温度を確認すること。
  • マッチやライター、アイロンなどには子どもを近づかせないこと。

4.中毒

子どもは薬や清掃用品、殺虫剤やその他の家にある製品を飲み込んで有毒な物質にさらされてしまうことがあります。多くのケースでは、食べ物の食べすぎのせいで起こる中毒もあります。

それが起こらないようにするには、以下のようなことを実施しましょう:

家 事故

家での事故を防ぐために

実際に事故が起きてしまった場合は落ち着いて緊急の医療支援をすぐに呼びましょう。しかし予防策を最優先とすることで、家での事故であなたもあなたの家族も苦しむことがないようにしましょう。

不幸な出来事すべてを避けることはできませんが、家での安全性を高めるためにできることはあります。そうすることで、家での子どもに事故が起こる可能性を大きく減らすことができるのです。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。