赤ちゃんのおすわり練習:実践ガイド

一人でおすわりができるようになるのは、赤ちゃんの筋肉と運動能力発達の表れです。
赤ちゃんのおすわり練習:実践ガイド
María José Roldán

によって書かれ、確認されています。 教育心理学者 María José Roldán.

最後の更新: 27 12月, 2022

赤ちゃんのおすわり練習をする時は、背骨に良くないなどという迷信は無視してください。

ベビーベッドで赤ちゃんが頭を上げたり、寝返りを打つのを手伝ってあげたように、ゆっくりと優しく、おすわり練習を応援してあげましょう。

無理に強制しないで、正しい練習をすれば、この新しい運動機能の発達段階も安全に習得できるはずです。

おすわり練習のための運動

子どもの成長発達は段階を踏んで達成されます。両親の助けを借りずに、一人でおすわりできるようになるのは、特に重要な成長段階と言えるでしょう。

この目標達成のために、赤ちゃんの運動と遊びを兼ねた、腰や肩の強化、そして座った姿勢でのバランス保持を小児科医は勧めています。

6ヵ月になると、赤ちゃんはうつ伏せで背中を持ち上げて、顔を横に向け、寝返りを打つことができるようになります。これができれば、おすわりの練習を始めても良い頃です。

あまり色々考えずに、おすわりのための運動を始めて、練習を実践してみましょう。

1.ひざに乗せてみる

できるだけ赤ちゃんをひざに乗せて、背中を寄りかからせるようにしましょう。赤ちゃんの手を取って安心させて、歌を歌ったりして心地よい状態にするのが良いでしょう。

赤ちゃんが正しい姿勢で座っているか確認するのが重要です。なるべく上半身がまっすぐになるように注意しましょう。

2.遊びにしてしまう

赤ちゃんの脇を押さえながら座って、一緒に遊びましょう。おすわりの姿勢の時は、いつもニコニコの笑い顔を見せます。

それを一時中止して、準備を整えます。そして赤ちゃんを寝かせます。次にまたおすわりの姿勢に戻しながら、ニコニコ顔を見せます。これで赤ちゃんは遊びの一部だと解釈して、この新しい姿勢に順応するようになります。

おすわり練習

3.努力させる

赤ちゃんの背を下にして寝せます。指で小さな丸の形を作ったり、手をたたいて、赤ちゃんの興味を引いて、注目させるようにします。

小さな手を取って、そっと引っ張ってみてから、ゆっくりと手を放すような動きをしてみます。その間赤ちゃんに声をかけて応援してあげましょう。子どもは楽しそうにして、ママの手をつかもうとします。

赤ちゃんがしっかりと握っているようであれば、ゆっくりと少しずつ引っ張って持ち上げてみて、起き上がる努力をしているかどうか見てみます。

この練習をする時、おすわりの姿勢まで届かなくても大丈夫です。頑張って赤ちゃんが努力を示すだけでも充分です。

4.おすわりと寝んねを何回かくりかえす

仰向けに寝せます。赤ちゃんの手を取って持ち上げて、おすわりの姿勢まで持っていきます。その状態で数秒待ってみてから、また寝る姿勢に戻してあげます。

これを歌いながら、10回続けてみましょう。またはおすわりの時点で「1、2」と数えて、姿勢を変えて寝んねの状態でまた2秒数える、というのを繰り返すのも良いでしょう。

赤ちゃんのおすわり練習

5.支えながらおすわりさせる

赤ちゃんを平らな表面に座らせ、少し前かがみの状態にして腕を前に持ってきて、手を床に置くようにします。腰のあたりを支えて、その姿勢で数秒待ってみます。

この運動は、それまでの練習をこなせた場合のみ実施するようにしましょう。この時点で赤ちゃんはもう慣れて、おすわりの姿勢を理解できるはずです。

おすわり練習

おすわりの習得をしている間、赤ちゃんが快適で、常に興味を持っているかどうか確認することが大切です。

おすわり練習は大事ですが、赤ちゃんが泣いたり、嫌がっているのに強制するのは良くありません。

おすわりはまた別の時間にして、お気に入りのおもちゃで遊ばせましょう。

運動機能の発達はどの段階でも、ゆっくりと順番に達成するべきで、しかも赤ちゃんの同意の上で練習させましょう。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。