添い寝のための安全ガイドについて見てみよう

赤ちゃんと添い寝をすることを選ぶ親はたくさんいます。しかし、専門家が何を推奨しているかを覚えておくことが大切です。そうすることで、健康上のリスクに直面することなく、赤ちゃんと一緒に安全に寝ることができるようになるでしょう。
海外では、赤ちゃんと添い寝をすることが健康的か、そうではないかという議論が常にあります。しかし、情緒的なつながりを赤ちゃんと持つことができることは事実です。さらに、添い寝は授乳を容易にします。
その一方で、多くの人が添い寝は乳幼児突然死症候群と関連があると信じています。このため、専門家たちは話し合いを持つことにし、添い寝が推奨されるべきか否かを議論しました。
添い寝を安全に
スペインの小児科協会の、授乳に関する委員会と乳幼児突然死症候群の研究グループは、私たちが考慮すべきガイドラインをいくつも提供しています。安全に添い寝をするために役立つものですので、ご紹介します。
- 固めの素材の上で、赤ちゃんが寝るようにすること。
- 枕やブランケット、ぬいぐるみなどを赤ちゃんの周りに置かないこと。窒息の可能性を下げるためです。
- 常に、仰向けに寝かせること。うつ伏せや横向きに寝かせることはやめましょう。
- 枕の上や、ウォーターベッドに赤ちゃんを寝かせることはやめましょう。
- マットレスと壁の間に隙間を作らない。赤ちゃんが隙間に落ちたり、窒息しないようにするためです。同じことがベビーベッドにも言えます。
- ソファやいすで赤ちゃんを寝かせないようにしましょう。間にはまって、赤ちゃんが抜け出せなくなるような隙間がたくさんあります。
- 腕の中に赤ちゃんを抱えて一緒に眠らないようにしましょう。赤ちゃんを落としてしまいます。
- 赤ちゃんの頭の部分には、何も敷かないようにしましょう。呼吸の妨げとなることがあります。
- 赤ちゃんが厚着をしすぎていないか、部屋の温度が暑すぎないかに気をつけましょう。
- 生後数週間は赤ちゃんはベビーベッドで寝るか、母親と壁の間で寝るべきです。父親は、赤ちゃんの存在になれるまで時間がかかりますので、突然の動きに赤ちゃんを押しつぶしてしまう可能性があります。しばらくすれば、父親も意識できるようになりますので、そうなったら両親の間で赤ちゃんが寝ることもできます。
- 妊娠中や産後の喫煙は、乳幼児突然死症候群のリスクを高めます。喫煙といっても、母親の話だけではありません。もし両親のどちらかが喫煙するのであれば、その人は赤ちゃんと一緒に寝るべきではありません。タバコを吸う人は、別の部屋で寝るようにしましょう。
- 同様に、薬や睡眠薬、薬物、アルコールなどを摂取した後の添い寝も良くありません。赤ちゃんの存在に意識ができない場合があるからです。
- 専門家は、赤ちゃんが肥満の人と添い寝をすることを推奨していません。体の重みでマットレスが沈むため、その溝が赤ちゃんにとって安全ではないからです。
- まだ幼い兄弟・姉妹と一緒に寝かせることも、専門家は推奨していません。子供もまた、赤ちゃんの寝ている際の動きや存在に慣れていないからです。
添い寝の練習方法
添い寝と聞くと、大きなベッドにみんなが一緒に寝ているのを想像します。確かにそれが一般的ではありますが、別の方法もあります。
サイドカークリブというものが売られています。ベビーベッドの横の壁が取り外しできるようになっており、ベッドの横につけることができるものです。赤ちゃんを近くに寝かせつつ、あなたにももう少しスペースができ、赤ちゃんには赤ちゃんのためのスペースが確保できます。
固めの素材の上で赤ちゃんは眠らなければなりません。枕やブランケット、ぬいぐるみを赤ちゃんの周りに置いてはいけません。窒息の可能性を下げるためです。
また、通常のベビーベッドを自分のベッドのすぐ横に置いて、添い寝とすることが良いと言う人たちもいます。大きくなるにつれて、両親のためのスペースが少なくなるからでしょう。
家族としての一体感を持つことが鍵です。自分たちにやりやすい方法で、赤ちゃんを安全に保ちながら添い寝をしましょう。
はじめの数ヶ月は、特に母親にとっては難しいかもしれません。ですから、添い寝をすることに決めたのであれば、今回ご紹介したガイドラインを参考にしてください。そして安全な添い寝をするようにしましょう。
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